会社で仲いい子ができた。
彼女の名前はなっちゃんといって、美人だけどイカつくてとにかく愛想がないので、
この人とは仲良くなれんだろうと思ってなるべくお近づきにならないようにしていた。
でも、この前の会社の飲み会で私はひどい酔っ払い風体をさらし、見初められた。
なっちゃんも飲む。飲む飲む。そしてひどい酔っ払いと化す。
私をみて、自分に続く奴がキタ!と安心したらしい。
仕事ではほとんどしゃべらなかったから、初めてちゃんと話したのがその飲み会だったんだけど
隣に座ってきてなにを言うかと思ったら、
「アンタ、オトコ、好きでしょ?アタシはオトコがすごい好き。」
いきなりのオトコ好き宣言。
後ほど聞いたら、覚えてないらしい。
なっちゃん、私と同じようにグダグダになってからんで記憶をぶっ飛ばす。
でも、酔っ払いは酔っ払いに甘い。
ふたりで、だってしょうがなくね?と開き直り傷をなめ合う。
きのう仕事帰りに会社の近くのしょうが焼き屋で
(店主は日本語が喋れないけど唯一しょうが焼きだけ通じるので、店の名前は通称しょうが焼き屋となっている)
反省会と称して飲んだ。(反省してねえ)
気づくと、テーブルにLIO瓶ズラーリ。
やべえよ!うちらふたりだとなにしでかすかわからないって!はやく誰か来い!
と手当たりしだい電話をかけて緊急収集。
ひとが集まり安心して飲む。
ふたりで記憶ぶっとばーし。
次の日デジカメに写った酔態を見てやっぱり反省。
グロッキーで出社するとなっちゃんも下腹部押さえて辛そう。
「アタシの胃腸が完全に仕事放棄してんだけど・・・」
「私のも・・・。完全ストライキ・・」
「こんなに辛いのになんでまた飲んじゃうんだろうね・・」
「終わってるよね・・」
ああ、水のようなうんこがとまりません。