7月中旬に友達がくるので、その時にカンチャナブリに旅行しようと思ってて、カオサンにあるツアー会社に行った。
アキオさんという人がやっているツアー会社のプログラムはとても安くておすすめ。
10ヶ月前に旅行でチェンマイにトレッキングに行ったときもアキオさんのツアーを利用した。
2泊3日の宿泊とアクティビティー込みで1700B。
バス代は片道たったの300B。
ローカルのバス利用していくよりもはるかに安い!しかもツアー内容もかなりサバイバルでめっちゃ楽しかった~。
なので、今回もアキオさんのツアーにしようと思った。
ちなみに、カンチャナブリ1泊2日移動食事宿泊込みで900B。やすっ。
ゲストハウスだろうし、食事もいい食事ではないと思うけど、全然いいっ。
鉄道あり、象あり、列車あり、戦場にかける橋あり。盛りだくさんで楽しそう!
よーし!申し込みのため、レッツカオサーン!雨降ってるけど、頑張って行きまっしょい!
ところで、アパートからだと、どうやっていけばいいんだろ…とバスマップをとりだす。
前回カオサンに行った時は、サイアムからカオサン行きのバスに乗ったけど、
うちのアパートの近くの停留所からのカオサン行きのバスがよくわからなかったので、とりあえず近づければいいや!
とチャルンクルン通りを北上するバスへ乗り込んだ。
ワットプラケーオまで行くみたいだから、そっから歩くっていう試み。
ワットプラケーオに着き、バスを降りて、さて、こっからどっちへ歩けばいいかな?
ド方向音痴の私が、どの方向に向かえばいいのかしら?と地図をくるくるまわしながら首をひねってると
とトゥクトゥクのおっちゃんがどこへ行くんだ?と話しかけてきた。
「カオサン通りだ、こっから歩くのだ」と答えると、こっからだと3キロはかかる!トゥクトゥクにのるべきだ!
とモーションをかけてきた。
うっそだ~、そんなにかからんだろ!ちなみにおいくら?と聞くと、
旅行者は100Bだけど、お前はタイ語が喋れるのでローカル料金の60Bにしてやると言ってきた。
え~~~、アパートからここまでバスで7バーツできたのに、こっからトゥクトゥクで60B払うのって悔しい~
と思いつつも、止みかけた雨がまた降り出しそうだったし道もわからなくてめんどくさかったので50Bに値切って乗車。
おっちゃん、可愛くっていいやつだった。
カオサンにつくも、アキオさんのツアー会社の場所がかなりわかりづらく、またも地図を片手に行ったりきたり。
そしたら、うしろから女の子が超でっかい声で
「どこいきたいのっ?!」
って話しかけてきた。
えーと、ここ、ここ。と地図を見せたら、
「あなた日本人?!アタシ、日本人とタイ人のハーフだよ!ナマエ、ハルちゃんだよ!!アハハハ!!」
と、いきなりハイテンショントーク。
「ハルちゃん、つれてってアゲル!アハハ!!」と無理やり連行される。
ハ、ハルちゃん・・・。
青いカラコンとつけまつげをしてはやりのレンズのはいってないおしゃれメガネをかけている、
見た目は可愛いギャルのハルちゃん。
でもどうやら顔は洗ってないみたい。お風呂もはいってるのかな?なんかちょっと、く、臭いぞ…。
職業は?と聞くと、
「歌手ー♪アハハハ~♪」
あやしい…。
しかも、通り過ぎるアジア人に、
「ハルちゃん、なに人かスグわかるよ!あ!カンコクジンだ!アンニョンハセヨー!!!」と
みんなが振り向くほどの大声であいさつしまくる。
「あ!あれは日本人!コンニチワーーー!!!!!!」
お、おい、ハルちゃん、やめなされ!と袖をひっぱるが、ハルちゃんのバカでかい叫び声に
日本人の男の子二人組みが振り向いたので、ハルちゃん大喜び。ブンブン手を振ってアピール。
彼らは、フアラムプポーン駅までタクシーで行こうとしていて、カオサンからいくらくらいでいけますか?と話しかけてきた。
イケメンだったのでテンションがさらにアガッたハルちゃんは、
「ハルちゃんに任せて!ハルちゃんが、タクシーと話すよ!」とやる気満々。
「あ、マリはもういいや!たぶんそっちの道まっすぐいったらいいとオモウヨ」
と私はほっぽりだされる。
た、助かった。イケメンにクレイジーガールをバトンタッチして逃げるように路地裏へ。
去り際にイケメンくんたちが、「あの子は日本語ペラペラなんだね…」と言ってたのが聞こえた。日本人ですわっ!
路地に入ってしばらく歩いてたら、アキオさんのお店、みーつけた!
相当わかりづれえ…。
方向音痴な私、もう一度来れるかな。
でも、具体的な日にちがまだ決まっていなかったので、ツアーのメニューとか見せてもらって
もう一度予約しに来ることに。
目的地にたどり着いて満足したので、ハルちゃんに再会しないことを祈りながらカオサン通りの真ん中にあるバーでひとり祝杯。
バックパッカーの聖地と呼ばれるカオサン通りは、いろんな国からいろんな人が集まってみてて飽きない。
酒を飲みながら、右から左へ、左から右へ通り過ぎていく人々をぼんやり眺める。
ああ、私、こんな休日が好きだ~~。
チャーンを一本のみ終わって、カオサン通りのもう1本となりのランブトリ通りをあるく。
日本食屋台を発見。天丼、カツ丼、カレーうどん、鮭塩焼き。ああ懐かしい。
別に、日本食が恋しいわけではなかったけど、安いし、どんな日本食がでてくるのか興味アリ。
そして、アサヒスーパードライの小瓶が65Bというのにも惹かれ、立ち寄ることに。
天丼オーダー。
どんなもんかと、どきどきしてたら、味噌汁もついてきて、見た目全然天丼!味も美味い!米も日本米っぽいし!
うめえうめえとガツガツ食ってる私の隣で、タイ人男性と日本人女性が飲んでてその周りをちっちゃい女の子がちょこまかと飛んだり跳ねたりしていた。
家族かな~、いいな~、子供可愛い~と思ってニヤニヤしてたらフレンドリーに話しかけてくれた。
日本人の女性は、その屋台のオーナーさんで、しのぶさんといい、ちょこまか飛び跳ねていた可愛い3歳の娘さんいづみちゃんの
お母さんでもある。旦那さんはタイ人とのことだったが、一緒に座っているのはだんなさんのお友達で名前はケンさん。
天丼も、ビールも美味しかったし、ごちそうさまでした~ってお金を払って立とうとすると
こっちの席で飲みなよ~となり、え?そうですか~?じゃあ1杯だけ~♪とグラスを持って移動。
その1杯が、次から次へと注ぎ足され、なかなか1杯が終わらない。
そのうちに、しのぶさんの旦那さんがやってきて、旦那さんのお母さんの家でパーティーがあるので
そこで飲もう!となる。
は??まじですか?さっき知り合ったばかりなのに、そんなん行っちゃっていいんですか?
と聞くと、しのぶさん曰く
「タイ人ってそんなもんよ」
そしてなぜか車に乗っている私。
今日はじめて会った人のお母さんの家でなぜかビールを飲んでる私。
旦那さんのお母さんと、お母さんの再婚相手のおうちなんだけど、まあ立派だわ。広いしキレイ。金持ちやないの。
素性もわからないこんな怪しい娘に対して、みんな暖かすぎるくらい歓迎してくれた。
お母さんとお母さんの旦那さんは、もうお仕事を引退しているんだけど、人を家に呼ぶのが大好きとのこと。
いつでも来ていいのよ。なんだったら、部屋空いてるわよと暖かいお言葉を頂く。ありがたいことです。
日本にいると人と壁をつくってしまいがちな私にとって、タイ人の垣根のなさは本当に救われる。
人間が好きって思える。
結局、11時くらいまで、飲んで騒いで、いづみちゃんが眠くて不機嫌になってぐずりだしたのでおいとますることに。
帰りの車の中で、いづみちゃんは「帰りたくな~~い~~!!」って大号泣。
運転しながらパパはいづみちゃんを胸に抱きヨシヨシとなだめ、
お母さんのしのぶさんは助手席で、飲みすぎたーって言って寝てた。
子供育てるのは、大変だな~って思ったけど、その様子を見ててちょっといいかもとも思った。
次の日旦那さんにそのことを言ったら、
「僕は絶対育てらんない!もし僕たちに子供ができたらマリちゃんのお姉ちゃんに育ててもらうんだ!」
ときっぱり言い放った。
というわけです。えりちゃんよろしく。