フジテレビ系の生活情報番組「あるある大辞典2」で
先日納豆ダイエットの効果が放映され、スーパーの店頭から
納豆が消えるというニュースがあった。
従来から健康に良いとされ、一般に多量に出回っている
商品である納豆が飛ぶように売れた。そのことだけでも
異常だと思っていたが、今度はその番組の内容が
まるっきりのでっちあげであったということがニュースになった。
テレビの生活番組の健康や医療を扱った番組の
いかがわしさは前からの延長線上で、NHKでさえもそのような
いかがわしい番組作りをしょっちゅうしている。
しかし、今回の「あるある」の報道は、測定さえもしていない、
アメリカの大学教授の発言というのも、実際には発言していない
などという、今までのいかがわしさを究極にまで押し進めた
という点でむしろあっぱれであろう。
ここで本当に恐ろしいのはそんなことをする放送局ではなく、
それに反応して納豆を買う行動に出る「大衆」がいるということだ。
この「テレビ」と「大衆」の相互作用は今の日本で
予想以上に蔓延している。
安倍政権当初の内容にそぐわない支持率の高さも、
そして皮肉なことに、その後の支持率の下落も
「あるある」の納豆騒動と本質的には同じなのだと思う。
残念ながら、その他にも例をあげればきりがない。
日本人や日本という国の危うさを実感させる騒動だった。
先日納豆ダイエットの効果が放映され、スーパーの店頭から
納豆が消えるというニュースがあった。
従来から健康に良いとされ、一般に多量に出回っている
商品である納豆が飛ぶように売れた。そのことだけでも
異常だと思っていたが、今度はその番組の内容が
まるっきりのでっちあげであったということがニュースになった。
テレビの生活番組の健康や医療を扱った番組の
いかがわしさは前からの延長線上で、NHKでさえもそのような
いかがわしい番組作りをしょっちゅうしている。
しかし、今回の「あるある」の報道は、測定さえもしていない、
アメリカの大学教授の発言というのも、実際には発言していない
などという、今までのいかがわしさを究極にまで押し進めた
という点でむしろあっぱれであろう。
ここで本当に恐ろしいのはそんなことをする放送局ではなく、
それに反応して納豆を買う行動に出る「大衆」がいるということだ。
この「テレビ」と「大衆」の相互作用は今の日本で
予想以上に蔓延している。
安倍政権当初の内容にそぐわない支持率の高さも、
そして皮肉なことに、その後の支持率の下落も
「あるある」の納豆騒動と本質的には同じなのだと思う。
残念ながら、その他にも例をあげればきりがない。
日本人や日本という国の危うさを実感させる騒動だった。