こんなことをニュースにする価値があるのか?
そんなに医師の無資格診療は多いのか?
こんなことするなら厚労省の役人の処分歴も検索
できるようにすればよいのでは?
とにかくこの記事と厚労省のしていることは無駄だ。
「医師の処分、ネットで検索 厚労省が4月から新システム」
2007年03月31日07時01分 朝日新聞 . . . 本文を読む
「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」
(林 總 著、ダイヤモンド社 2006年9月)
会計の本だけど、全体に小説のようなストーリーがある。
(小説としては、かなりちゃちですけどね)
デザイナーとして働いていた由紀は勤務先である
父親のアパレル会社を急遽引き継ぐことになった。
経営にはずぶの素人の由紀が、会計学の専門家で
ユーモラスなキャラを持つ安曇氏に月毎に替わる
飲食店で教えを請いながら会社の経営に乗り出す。
(中略)
「社長のベンツはなぜ4ドアなのか」は部分的に読んで
放り投げてしまったが、この本は面白いと思う。 . . . 本文を読む
タミフル副作用について、昨日の続き。
製造元のロシュは因果関係を否定する声明を発表したが、
この記事をそのまま読むととても不可解なことがわかる。
昨日も書いた異常行動の発現率についてちょっと考えれば
小学生でもわかるようないい加減な内容だ。
記事の中で、アメリカでは患者10万人に4人(0.004 %!!)
の比率で異常行動、しかし日本では1219人対象に1.7 %であった
とのこと。最近、横浜市大の先生の厚労省の報告は、10 %
ぐらいとのことだから、調査によって、まったく「異常行動
発現率」が違う。誰が何を調査したのかもわからないような
報告を信じられるか? 異常行動とはなんぞやという定義から
して、きっちりする必要があるし、米国の調査のように
0.004 %なんていう頻度の異常行動であれば、昨日も書いたように
国内の3000人ぐらいの調査でなにがわかるだろう。
普通、そこまでの民族間の副作用の差はありえない。
同じような疑問をもって私よりもしっかりと分析されている
ブログがあったので、引用しておきたい。
http://ameblo.jp/nikuatsu/entry-10027085412.html
厚労省に批判が集中し、それもしかたがないが、このような
報道で国民・世論をミスリードするマスコミにもペナルティは
ないのだろうか?
「因果関係なしと製造元タミフル異常行動で反論 」 . . . 本文を読む
インフルエンザ治療薬「タミフル」と異常行動の因果関係が問題になっている。今朝の新聞で異常行動に関する調査で発生頻度が服薬していた人と服薬していなかった人、双方とも10%程度の頻度で変わりがないという報告が「因果関係はない」とする根拠であることを読んで驚いた。
発生頻度10%ということは昨年860万人の人が服用していたら86万人にもそのような副作用があったことになる。おそらく、問題となっている異常行動は発生頻度0.01%とかの頻度は非常に少ないが、死亡にいたる恐れの高い重篤な副作用ではないか。そうだとすると1万人に調査対象を広げても有効な結果は得られない。現在起こっていることの状況を丁寧にさぐることと過去にタミフルを使わずにそのようなことがあったかどうかということを調べるべきだろう。
とにかく、発生頻度10%というのは、今、問題となっている現象を見ているとは思えない。
既にこのような形で調査が進んでいることを期待する。 . . . 本文を読む
最近、華麗なる一族を見ていて気になる曲。
EaglesのDesperado(デスペラード)。
今日も、父親との裁判で行き詰る鉄平(キムタク)が
夜の工場であきらめずに新製品の開発を行う
一之瀬四々彦相手にしみじみと語り、さらに
銭高(西村雅彦)の背信行為を四々彦が責め立てる
シーンで、キムタクが銭高を擁護する発言を影で
銭高が聞いているときに流れ出した。 . . . 本文を読む
日本の新薬の治験が低調だという記事とそれに対して厚労省が人員を倍増して体制強化するというニュース。
記事に書いてあるとおりだとすると『国内』開発の薬剤の承認は国際的な認可スピードに合致している。『海外』で開発された薬の導入が遅い。これだけみても、厚労省の技官・役人の数だけの問題でないことはあきらか。何が本当に新薬承認のネックになっているか分析や情報公開・報道を行わないと単に公務員を増やしてしまうだけになるのではないか。
最も大きな要因の一つは、『厚労省』ではなく、『医療現場』での医師や治験コーディネーターの不足だと思う。世界的な水準の治療を実現するために最も大事なのはマスコミの筆の力ではないか。 . . . 本文を読む
三田誠広「空海」(2005.12)を読み終わった。
すごい本だと思った。
「僕って何」で芥川賞を取った作家だが
長い間忘れていた。最近になって、空海(弘法大師)の
ことが気になって、そういえばどこかの書評に空海を
テーマにした小説があったかと思い、検索して
とにかく一番手頃そうというだけで読むことにした。
しかし、しかし、この小説は、面白い。
「空海」も想像を絶するほどの偉人であるし、
それをこのような小説に仕立てた三田誠広もすごい。 . . . 本文を読む