パズル蔵

京都大学パズル同好会のブログです

2016

2016-01-02 00:17:22 | 数字系ペンシルパズル(その他)
元日に間に合わせようとする気は最初からございませんでしたが、明けましておめでとうございます。cubeです。

あんまり工夫をしていませんが、珍しくちゃんと2016年っぽいパズルです。

マッチ棒を2本動かして正しい等式を作ってください。



ただしマッチ棒を拡大、縮小、変形、分解、生産、消費するなどの行為はいずれも反則とします。マッチ棒以外の資源も使用不可とします。

一昔前のマッチ棒パズルより遥かに素直です。比較するのがおこがましいくらい。というか今回のは特別な発想を一切必要としない単なる計算問題です。ある程度整った見た目にできたから出題しただけ。


動かす本数が少ないので難しいかもしれませんが、前回同様、別解は随時受け付けます。
(面白いのが見つかったら、もう2本以上動かしていただいて構いません。)

一応、想定解はこれです。

短い記事でしたが、他にやるべきことがあるので勘弁してください。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

11111100000年1月


追記
やっぱりこれくらい汚いのを出題しないと気が済みませんでした。

マッチ棒を5本動かして正しい等式を作ってください。


一応ヒントですが、動かす5本のうち、4本は立てて使います。
そしてもとの式は2015になっていますが、答えは2016になります。何となくこちらのが新年っぽい感じがしませんか?

想定解はこれです。
別解探しゲームをするなら、5本も動かせるこちらの方が断然やりやすいかと。どうぞよろしくお願いします。

ちなみにこの追記を書いている時点で既に、素直な方の問題(2本移動、というか1本移動)の別解がコメントされておりました。身内によるコメントでしたが、これはこれで面白い。

問題とは関係ないのですが2016って、
2016 = 1+2+3+4+...+63
なので、三角数なんですよね。マッチ棒で扱いきれなかったので断念したのですが、誰か何か考えてくれませんかね?
あと良く考えたら平成28年の28も
28 = 1+2+3+4+5+6+7
という感じで同じく三角数か。
完全数というもっとすごい性質も持っていることに直ぐ気づけなかったのはちょっとした後悔。)

難問数独

2013-05-25 17:48:05 | 数字系ペンシルパズル(その他)

(投稿者 リモネン)

 先週末、角煮をつくってみました。ちょっと、豚バラのブロックが安かったので大量購入して、初挑戦。

簡単に作れそうと思ったらそうでもありませんでした。圧力鍋もないわけで、普通の鍋しかありませんし、下手すると肉が固くなってしまいます。あれこれネットで調べて、私でも作れそうな調理法でトライすることに。

ひたすらとろ火で煮ること4時間。やわらかくなり、味もおいしくなり、結構うまくできました。1時間くらいでは、肉が固くてひやひやしていたのですが、無駄な心配でした。

 しかし、煮ながら30分位ごとに少しずつつまんでいたせいか、4時間たったら、だいぶおなかいっぱいになってしまい…結局消費は友人に協力してもらいました。いやはやつまみ食いはよくないですね。

 

そんな風にじっくり時間をかけて作るパズル

 

難問数独!!

 

(強引な結び付け方ですね。)

入れたい手筋を決めた後は、盤面をにらみながら、一つずつ埋めていきます。ちょっと油断してあまり考えずに決めると、すぐに手筋が消えてしまいます。おそろしいったらありゃしない。やっと完成したとおもって解きなおしてみると、なぜか手筋が消えているなんてことはよくある話です(コンピュータにチェックさせると確実なのでコンピュータもよく用います。)。作るのに5,6時間かけることもあるほどです。

ここまで数字と数字の間に強い相互作用があるパズルはなかなかないでしょう。

そんな難問数独をいくらかブログにあげようと思います。なぜだかわかりませんが、会員の中で数独の好きな人はほとんどいないのですよね。不思議であります。

さて問題はこちら

 

カンペンで解きたい方はどうぞ

数独1

数独2

数独3

数独4

最後の問題は、運よくできたという感じです。

なお、難問といってもいろんな基準がありますが、私の中では、「一応ある列に1,2のどちらかしか入らなくて、同じ列の別のマスに1,2のどちらかしか入らない時には、その列のほかのマスには1,2が入らない」という手筋(二国同盟とか呼ばれています)以上の難易度の手筋が数回使っており、かつ手筋のみで解けるものとしておきます。

 


ヤジリン+カドカド

2012-01-22 12:00:00 | 数字系ペンシルパズル(その他)
(投稿者 そらん)

 どうも、お久しぶりです。
 今期から作られる役職「副会長」が、よくよく聞いてみると過去にも存在したという現実に打ちのめされているそらんです。

 前回の例会(1/20,第293回)では、今年初めてのヤジリン・ザ・ジャイアントを配ってみました。もちろん、「今年の抱負」の一つ、「ジャイアントをつくること」を達成するためです。もしも、「例会で配られたジャイアントを載せてほしい」なんてコメントを頂いたら、このブログに掲載するかもしれません。その方がブログ更新のネタ探しもしなくてもいい、とかいうのは内緒のこと。

 さて、今回の記事でも、オリジナルパズルを紹介したいと思います。マイリーさん作の、その名も、「ヤジリン+カドカド」!現在、名称募集中だそうです。
 これは、1/13の例会(第292回)で配布された、「ヤジリン+カドカド(名前募集中)Vol.1」で発表されました。ヤジリンに、マイリーさんが昨年に発表した「カドカド」というパズルを合体させたものです。カドカドの紹介は、また、機会やコメントがあれば。
 とりあえず、ルールはこちら。

ルール     (考案マイリーさん。一部、表記等を変更しました。)
1. 普通のヤジリンと同様。  ヤジリンのルール(webニコリ)
2. 黒マスの周囲8マスのうち、カドにあたる4マスでは、そのマスが白マスならば、必ず線は直角に曲がります。

 ルール2. は、このような感じです。


 黒マスのカドにあたる4マスのうち、白マスになっているマスに点線で○をつけました。これらのマスでは何があっても曲がらないといけません。曲がることができないと破綻です。また、この例では、黒マスのカドに黒マスがきています。この場合、そのカドに束縛条件はありません。白マスではなく黒マスですから。なお、これはあくまでも例であるので、実際の問題でこのように曲がるとは限りませんので、ご注意ください。

 マイリーさん作の問題はこちら。「ヤジリン+カドカド(名前募集中)Vol.1」の[4]です。

クリックすると大きな画像になります。
このパズル用のカンペンはありませんので、画像だけです。ご容赦ください。

[4]の他にも[5](expart)というのがありましたが、個人的には、[4]の方がスラスラ解けたので好みです。

 それで、そらん作の問題はこちら。

クリックすると大きな画像になります。

 今回のこだわりは、(点)対称配置にしようとしたことです。No.2が対称形です。残念ながらNo.1は、あの手筋を使ってしまったので対称配置は難しいと考え、諦めました。いや、あの手筋をすると、対称配置ではあの部分に数字が置けなくなるんですよ。解いて頂ければあの手筋がどの手筋なのかがわかると思います。

 解答はこちら。間違いを見つけたら、コメントくだされば幸いです。
マイリーさん作[4]
そらん作No.1
そらん作No.2

 マイリーさんは、解き方のヒント、というか見出しにくいであろう手筋を紹介しています。こちらです。
手筋もとい解き方のヒント

 最後の方になりましたが、マイリーさん、「ヤジリン+カドカド」を考案して頂き、ありがとうございました。

 ここまで、長文を読んでいただき、ありがとうございます。ところで、初回よりも文字数が多いのは、なぜでしょうか。(次回からは、今度こそ、もっと短くなりますよ、きっと。)

あけましておめでとうございます

2012-01-05 18:50:27 | 数字系ペンシルパズル(その他)

(投稿者 Caltan!!)
謹んで新年のお慶び申し上げます
本年も何卒よろしくお願いいたします

およそ1年ぶりの投稿となりますCaltan!!です
今年は3代目副会長のそらん君がパズル蔵の更新も頑張るとの事なので多少は協力しようかと
副会長の今年の抱負に記事にはできるだけパズルを載せるとありましたので
パズルを掲載しないわけにはいきませんね

という訳で今回のパズルはイラストロジックです
難易度はそこそこ(NFでパズル同好会が販売した冊子基準で★5)です

クリックすると大きな画像になります。

ルールがわからない方はWikipediaを参考にしてくださいお絵かきロジック(Wikipedia)


あけましておめでとうございます兼はじめまして

2012-01-01 03:28:04 | 数字系ペンシルパズル(その他)
 あけましておめでとうございます。

 はじめまして、京都大学パズル同好会副会長のそらんと申します。これから一年間、よろしくお願いします。
(副会長ってなんやねん、って方のために。副会長というのは、主に、「メーリスと同好会ブログの管理」を担当する役職らしいです。今回初めてこの役職が作られたので、初代副会長ってことになりますね。)

 さて、それはさておき、肝心の記事です。まずは、新年の抱負から。何せ、「同好会ブログの管理」なんて仕事の担当なのですから、目標・目的をはっきりさせておかないといけませんよね。(目標は目標、目的は目的なので、達成できるかどうかわかりませんが。)
 というわけで、初代副会長としての、今年の抱負です。

一、少なくとも年に十二度の更新を行うこと
一、記事にはできるだけパズルを載せること
一、ジャイアントをつくること

 この三つですかね。いや、改めて書いてみると少ない。頭の中で考えているうちは多いように感じるのですけどね。ともあれ、一つくらいは達成するようにしたいと思います。(…一番下の抱負だろうな、達成できるの。)


 目標の話はこれくらいにして、パズルの話をしたいと思います。記念すべき初投稿作品は、なんと、オリジナルパズルです。私が考案したのではありませんが。

クリックすると大きな画像になります。
(※challengeは大規模な仮定を必要とする問題に記載しております。他意はありません。)
このパズル用のカンペンはありませんので、画像だけです。ご容赦ください。

 これは、ちぇびしぇふさん考案の、「方向音痴やじりん」といいます。昨年のNF打ち上げの際に配布された問題「?ぱずる¿詰め合わせ」で発表されました。ルールは次の通り。


ルール     (考案ちぇびしぇふさん 一部、表記等を変更しました。)
1. 普通のヤジリンと同様  ヤジリンのルール(webニコリ)
2. ただし、矢印の方向が分からない(また、矢印の方向がわかったとしても、矢印をつける必要はない)


 矢印の方向がわからないヤジリンですね。解き方としては、盤面上の数字のうち、条件を満たしたものに丸を付ける等するのが個人的にはおすすめです。
 しかし、矢印の向きがわからないだけで、こうも難しくなるとは思いませんでした。解答者から見ると、普段のヤジリン以上に注意力を求められるパズルに見え、難しく感じる。制作者から見ると、制作中、かの波及効果なみに破綻するパズルに見え、やはり難しく感じる。このようなオリジナルパズルを考案してみたいものです。
 ええと、投稿問題について。No.1,2ともに、特にこだわりはなかったりします。(簡単な問題をつくろうと思った結果がこれだよ!)とりあえず、No.1を解いて頂き、No.2でちょっと悩みつつも解いてもらえれば、制作者冥利に尽きます。

 解答はこちら。間違いを見つけたら、コメントくだされば幸いです。なお、矢印の向きは一例です。
  No.1 No.2

 最後の方になりましたが、ちぇびしぇふさん、「方向音痴やじりん」を考案して頂きありがとうございました。



 ここまで、長文を読んでいただき、ありがとうございます。初回かつオリジナルパズル紹介だったので、ここまで長くなってしまいました。(次回からは、もっと短くなりますよ、きっと。)
 それでは、今後とも、よろしくお願いします。