フツーの見方

フツーの論理で考えれば当然だと思うことが、なぜかマスコミでは出てこない。そんな意見を書き残しておきたいと考えてます。

科学は生活の役に立つ (3)

2023-11-26 | Weblog

 今回はキッチン周りの清掃を考察。現状、全ての汚れを食器用洗剤とスポンジで洗う不合理な方法が広まっている。科学的には明らかに間違ってると思うのだが洗剤メーカーがCMを流して洗脳してきた成果なのだろう。学校の勉強を実生活に活かそうという思考がないと簡単に騙される。
 昔は私も何も考えず食器洗剤で洗っていたが、冬場にひび割れを起こしかなり痛い目にあったのと、その頃メラミンスポンジが出てきて食器洗剤を使わなくても十分キレイにできる事が分かったので食器用洗剤は完全に廃止した。

 汚れを落とす際には汚れ物質のサイズ(主に厚み)を区別する事が重要である。敵を知り~という格言もあるし、対象のサイズに合わせて道具を変えるのは科学的に当然の事と思うが、メディア等でそういう指摘を見たことがない。
 私の提案する区分は、
①ミリオーダーの汚れ厚さ数mm~0.1mm。目で見て厚みや形状、凹凸が判別できる物。いわゆる食べ残しや凝集した物。細菌の繁殖を招くし見栄えが悪いので誰でも落とすべきと考える汚れ。
②ミクロンオーダーの汚れ厚さ数十μm~1μm程度。目で見えるが厚みは判別できない物。油やソースの残渣が主だろう。概ね細菌サイズに相当するのでここまでは絶対落とした方が良い汚れ。
③サブミクロン(ナノ)オーダーの汚れ厚さ1μm未満~数十nm。可視光波長(0.4~0.8μm)以下になると目では検知できないが、擦った時に抵抗の変化で感じられるというレベルの汚れ。ごく薄い油膜等、表面に残留した汚れ。このサイズの汚れは直接害になる事は少ないが、ここを手掛かりにミクロンオーダーの汚れに成長する可能性があるので予防的に落とした方がよい汚れ。
 10nm以下の汚れは検知困難だし量的に微少すぎて人体への影響は通常考えられないので無視して良いと思う。
 なお上記の数値も厳密ではなく、あくまで目安。油膜等は1μm以上の厚さでも透明だと見えにくいと思われる。まあ厳密な分類したって計測する手段もない実生活で意味はない。

 人の視点だとどれも小さな汚れ物質だが、オーダーで考えれば0.1mmと1μmでは100倍もサイズが違う。これらを同じ方法で落とそうというのは、1mの岩と1cmの小石を同じ道具で動かそうというのと同じ事だから無謀な話だと解るだろう。
物理の授業で物の大きさの概念や、物を動かすには同サイズの物をブツケルのが一番効率が良いことは習ってきたはずだ。サイズに適した道具を使わなければ、汚れが落ちないか非常に効率が悪い作業になる。

 洗浄の原理は洗濯機の時と同じで、汚れ物質を何らかの手段で対象から浮かせ、エントロピーの差で洗浄道具や水に移動させる事である。
汚れを浮かすのに一番有効なのは化学反応より物理的な力だ。どんな汚れにも有効だし、人間の力に対抗できるのはミリオーダーで化学的に結合した汚れぐらいだ。油分が凝固したような汚れは洗剤や熱水等で柔らかくする必要があるが、そもそも固くなる前に洗えば洗剤は不要だ。

 洗浄関係で私が一番有害と思うのが食器用洗剤。ハンドソープや室内掃除用洗剤と比べ油成分を強力に落とすように成分調整されている結果、手肌の自然保護成分も除去してしまうため肌荒れを引き起こす危険な薬品だ。
その物質自体の経口毒性は低くても体の防御バリヤを破壊するのであれば、劇物に等しい。皮膚バリヤがなければ常在菌も身体を攻撃する事は十分実証されてるから、吹雪の中に人を裸にして放り出せば自分の手で殺さなくても殺人になるのと同じ事だ。

常在菌|健康な肌に存在する細菌の話 - ドクターズオーガニック
https://www.doctors-organic.com/jyozaikin/

手のひらにいる「黄金の細菌」 80年代のツケ、日本だけ特異な割合(染方史郎)
https://www.asahi.com/articles/ASQ287QW2Q24ULBJ008.html
 朝日新聞の連載記事らしい。一部しか読んでないけど結構ためになりそうにみえた。
油脂を落とし過ぎるのも抗菌剤を日常使いするのも実は身体に悪いという事は確実だろう。

 確かに食器に残る汚れでは油成分が多いから、そこを狙って強烈に落とす薬品は有効だが、敵も味方も区別なく攻撃する兵器はマトモな司令官なら使わない。同時に水切れの良さをセールスする洗剤が多いのは、残留成分が体に良くないと自白してるに等しい。体に入れないためには使わないのが一番だ。
 スポンジも汚れを落とす道具として見ると極めて中途半端。柔らかすぎて硬めの汚れは擦り落とせないし、組織が粗いから③サブミクロンオーダーの汚れはきれいに拭き取れない。機能としては洗剤を泡立てる事に特化してるのだろうが、洗剤を止めてしまうなら役立たずになる。

 洗剤の代りは水だけでok。食品成分は必ず少しは水に溶ける。なぜなら体内で消化分解する過程では水を溶媒にしてるから、水に全く溶けない物は消化吸収されない=食用にはならないからだ。さらに水道水は一般人が入手できる最も低エントロピーの液体でもある。エントロピー差で汚れは容易に水に移行する。
但し、汚れを放置して乾燥が進むと凝固して水に溶けにくくなるので、食後できるだけ早く洗うか最低限水に浸けておく事が肝要だ。そうすれば洗剤を使わなくても水で擦ればほとんどの汚れは落とせる。

 洗浄工程としては当然ながら大きな汚れから順次落とす。大きな食べ残しやベットリ溜まっている油汚れは洗浄の前段階としてキッチンペーパーや古新聞紙で拭き取っておく。
 洗浄の始めは、①ミリオーダーの汚れを物理的に擦り落とす。この際使う道具は指かナイロンネットが良い。柔らかい汚れなら水に付けながら指で擦り落とせば食器に傷が付くリスクも低い。細かい部分に対応しやすいし、触覚でザラツキやヌルヌルする所を重点的に擦ると汚れを落としやすい。洗剤を使っていないので肌荒れのリスクは低く安心だ(傷があったり既に肌が傷んでいる場合は要注意だが)。
皿のように平坦で面積が広い物にはナイロンネットの利用を勧める。スポンジより強度が高く力が掛けやすい。さらにネット自体に汚れが溜まりにくいので有利と考える。
ただし絶対的ではなく、貰い物のスポンジがあれば、使える物を捨てる方が絶対悪なので使う。ミクロンオーダーの汚れには力不足でもサブミリオーダーの汚れなら十分落とせる。
指も含めて手持ちの道具の特性を掴んだ上で、対象の汚れ状態に合わせてその場で使い分けるのが肝要。日々やってればそれほど難しい話ではない。
 この工程で目に見える汚れが無くなれば、ミクロンオーダーの汚れまでは大体落とせた事になる。
 注意点としては、汚れはエントロピー差で清掃道具や水に移動するのであって消滅する訳ではない。エントロピーが同レベルになった時点で汚れは平衡する。だから水や洗い桶・洗浄道具が汚れてきたと感じたら水を変え道具も清掃して低エントロピー状態を保たないと食器がキレイにならない。実際、食器より桶や洗浄具を洗う回数の方が多い。
この辺りの加減は実際色々試してみて一番効率的にキレイにできる条件を求めるしかない。
 最後に、指やナイロンでは取り切れなかったサブミクロンオーダーの汚れに対してメラミンスポンジを使う。メラミン樹脂はスポンジとしては硬く微細な構造なので、軽く擦ると表面の油膜も含めた薄い汚れを擦り取ってくれる。
ここは仕上げ洗浄なので水道水を細く流し掛けながら、力を入れずに抵抗変化がなくなるまで表面を撫でる感じで洗う。ミクロン以下の汚れの付着力は弱いので力は要らない。言葉で説明するのは難しいが、実際やってみれば感触の変化が感じられると思う。ヌルヌルやザラザラがツルツルになる感触だ。人間の触覚は変化に対しては最上級センサー級に鋭敏である。

 柔らかい木やプラスチックの食器類はメラミンで強く擦ると細かい傷が付いてしまう恐れがある。高級な漆器であればメラミンは使わず、手か柔らかいマイクロファイバー布巾で拭くべき。細かい傷が付くとそこに入りこんだ汚れは擦っても取れなくなるので、メラミンは決して力を入れて擦ってはいけない。普通のスポンジの代用とは違う仕上専用道具だ。

メラミンスポンジとは?正しい使い方と注意点を徹底解説 (LIMIA)
https://limia.jp/article/337954/

 私は3cm角位にカットされたメラミンスポンジを主に使っている。これを転がすようにして常に面を替えながら食器の油分を落とす。同じ面ばかり使ってるとエントロピーが飽和して汚れが落ちにくいからだ。あと大きな一枚板の物も買って、手が入らないグラスの底を洗う用に長細い形にカットして使っている。
なお一見同じようなメラミンスポンジも触ってみるとメーカーによって弾力がかなり違ってて、使ってみた所、硬めの物の方が長持ちするので店頭に何種類かあったら硬めの物を選んだ方が良いと思う。
 使っていると徐々に小さく黒くなってくるので、汚れた物を順番に汚れの酷い物用に回し、新しい物を食器の仕上げ用として使う。対象に合わせて何段階か使い分けると長く使える。最後には金属等の錆や手強い油汚れを取るのに使って捨てる。何と言ってもゴミを減らす事が一番のエコだ。エコと宣伝する新製品を次々買うのは逆方向。無論その機能を有効活用できてるなら悪くないが。

 食器洗剤CMが除菌効果をうたうのもゴマカシで、食器類はシッカリ乾燥させれば、常在菌やカビは通常害のないレベルに減少するから殺菌剤は必要ない。殺菌剤で洗ったって、空気中にも雑菌やカビが漂っているので放置すればすぐ付着するから無駄。CMではこれを使うと食器の菌が 0になったと宣伝してるが、それを一般家庭で 1時間放置後に再測定したらどうなるかを聞いてみたいものだ。そもそも表面に付いた菌は胃酸で死ぬから心配ない。体内に入り込んで悪さをするには食物の内部で大量繁殖して腸まで届く必要がある。一般家庭では菌の初期値を減らすより菌が繁殖する温度での放置時間を与えない事、調理では食材内部まで熱を通し殺菌する事の方が有効だろう。

 さて、以上の洗浄工程で食器は十分キレイになるはずだ。食器用洗剤は全く必要ない。
洗濯機で問題になった静電気はどうかと考えると、衣類の繊維に入り込んだ汚れと違い、食器類は基本的に表面平坦なので静電気よりはるかに強い人間の力で擦れば簡単に落ちる。
手や洗浄道具は普段は水で揉み洗いし、汚れが酷くなった場合にはハンドソープを掛けて揉み洗いする。スポンジや布巾、手の皺に入り込んだ汚れでは静電気が問題になるので界面活性剤が必要になる。ハンドソープなら手の脂を取りすぎないように調整されているので手荒れのリスクは少ない。それでも洗いすぎは避けるべきだが。
これもネット情報が元だが、手は塩や砂糖を少し掛けてもみ洗いして水で流せば油のヌルヌル感が落とせる。安全性はさらに高い。
塩や砂糖の表面で油を吸着する効果か、塩/砂糖+油/タンパクで弱いながら乳化が起きて水と油が混じりやすくなる効果だろうと推測(証明なし)している。まぁ自分で実験して有効かどうか確認してほしい。
なお、改めてこの効果についてネット検索したらスピリチュアル系のサイトが上位に出てきて面食らった。絶対関係ないという証明は不可能だが、さすがにお清め効果で油汚れが落ちる事はないと思う。

手についた油汚れを簡単に落とす裏技!家にある“もの”でスッキリ落とせる方法を実践してみた (Kurashiru)
https://www.kurashiru.com/articles/b52d0a84-d6d6-49e1-a56a-3ea28f75a0ca

 食器用洗剤+スポンジと違い、段階を分ける事が必要なのは面倒と思うかも知れないが、水洗いしてそのまま乾燥させれば良い(すすぎ不要)ので慣れると寧ろ楽だと感じる。残留洗剤の心配もないし。有害な界面活性剤排水を減らせるので環境にも優しい。

 食器以外の台所用品、キッチン周りはマイクロファイバー布巾を水で絞って拭き掃除する。ここでも基本的には洗剤は使わない。マイクロファイバーといっても色々種類があるが、安物でも通常の布より繊維は細いので掃除には有利だ。シンクの汚れ落としだけはスチールたわしを使ってる。金属同士なので大きな傷が付くことはないが、光沢まで求めるなら使わない方が良いかも。でもしつこい汚れには手っ取り早い。

 布で拭く場合、水を付けないと繊維と汚れがぶつかる所はミクロ的には点接触となり力が伝わらない。水は表面張力で繊維に絡み付きながら変形して汚れと面接触するので力の伝達が良くなる。ついでに水はほとんどの汚れを軟化させる効果もある。さらに剥がれた汚れは水の表面張力によって繊維側に吸着されやすくなる。だから汚れ落ちが断然良くなる。以上私の推定。こういう科学的論文は見つからなかった。日常問題って意外に盲点のようだ。
 ただしサボっていて完全に凝固してしまったミリサイズの汚れは水だけでは力不足なので、大きな塊はスクレイパーやマイナスドライバーを使って削り落とす。塊が小さくなったら、掃除用洗剤等を少し付けて柔らかくしてから拭けば取れてくるだろう。
 最初に大きな汚れを取って、後は毎日拭き掃除していれば、ミリオーダーになる事はないはず。ミクロンオーダー以下の汚れは水拭きで十分落とせる。

 調理で食材類にエネルギーを加えれば、拡散して周辺は必ず汚れが付着する。コンロ周りの壁は一見汚れが見えなくても水で絞った布巾で拭いてみれば場所による抵抗変化を感じられると思う。抵抗が一様になるまで拭けばミクロン以下の汚れが取れてるはずだ。人間の触覚はサブミクロンの変化を検知できるのだ。こういう微小な汚れを放置しておくとそこを手掛かりに汚れが集まって簡単には取れないミリオーダーの汚れに成長していく。ミクロンオーダーの内なら水布巾で簡単に落とせる。
 毎日掃除するのは面倒だが、布巾を水で絞って拭くだけなら手早くできるので慣れると苦にならなくなると思う。布巾をキッチン傍に置いて気づいた時に即実行がポイントだ。
 なお水拭きの場合の絞り具合を表現するのに「固く絞って」とか書いても全く基準にならない。私の推奨する絞り具合は「拭いた跡は湿っているが水滴は残らない程度」だ。ただし二度拭き前提で初回は水で汚れを緩める狙いなら少し水滴が残る程度が適正となる。
何でも数値で表現するのが必ずしも科学的とは言えない。一般生活では状況に合わせて臨機応変が必要。

 一旦キレイになると小さな汚れが目に付くようになる。それをキレイにしないと気になる様に成れば意識改革の成功だ。常に増えていくエントロピーに対抗するには軽い汚れ、あるいは一見汚れているように見えないナノオーダーの内に清掃するのがベスト。毎日少しずつ清掃する習慣を身につける方がトータルでの手間は少ないと思う。

 メラミンスポンジの応用として、食器だけでなく包丁も錆が無い段階であれば(目に見える錆は要砥石)、表面をメラミンで擦れば切れ味が落ちるのを防げる。当然危険なので手を切らないよう十分注意してやる事。背の方から刃先に向けて直角の向きで擦り、上へ大きく回避してまた背から繰り返し擦る。ここでも決して力を込めずにゆっくり撫でる感じで擦る事が大事だ。斜め方向に擦るとうっかり手が刃に当たった時の切れ味が増すので危険。
裏表とも数回擦れば油膜や目に見えない薄い錆(鋼包丁の場合)が落とせる。ここでも抵抗の変化で感覚的に判るはず。数回で落とせない場合はそれ以上頑張らないで、砥石で研磨すべき。
砥石で研ぐのは結構テクが要る。日々メラミンで手入れしていれば、刃が欠けでもしない限り、素人レベルで砥石は必要無いだろう。

 水垢等の化学結合した汚れは酸やアルカリ(クエン酸や重曹)を使い分けた方がよく落ちると情報サイトで紹介されているが、正直使い分けるのも面倒なので、大体水で擦るだけにしてる。一回では完全に落ちないが毎日拭いていると徐々にキレイになってくるものだ。焦って研磨剤を使うと傷をつける恐れがある。汚れが簡単に落ちない=拡散しにくいという事なので健康影響は小さいと推測できるから焦る必要は無い。
どうしてもピカピカにしたいなら薬品を使うのも良いが、色んな薬品を買っても多分使い切れず余らしてしまうとエコに反する。掃除用洗剤として汎用品を1種類備えておけば十分と思う。

 明らかにミクロンオーダーの汚れなのにいくら擦っても落ちない場合は汚れが布巾の繊維が入らない様な狭い傷に入り込んでいて力が届いていないと推定できる。マイクロファイバーの繊維が細いと言ってもせいぜい数十ミクロン程度なのでそれ以下の溝には入らない。だからいくら力を入れて擦っても無駄である。
何度も擦ったり研磨剤を使ったりで、たまに落ちるとしたらベース材料が変形して傷が広がったという事なので、そこには今後さらに汚れが付きやすくなるので好ましいことではない。逆に言えばその程度の汚れなら量は極微少なので健康影響はほとんど無いと割り切って諦めた方が楽。
 金属や陶器なら酸・アルカリ、クレンザー等で落とせる可能性もあるが、傷を増やすリスクが大きいので無理する程ではない。一度付いた傷にはまた汚れが溜まるので、日頃食器類には傷を付けないように注意して洗うことが一番の予防策だ。メラミンも力を掛けず撫でるだけならプラスチックでもそうそう傷が付くことは無いと思う。

 各家庭によって色々条件は違うと思うので、自分で試してみて日常的にやりやすい方法を選ぶ参考にしてほしい。少なくとも汚れのサイズを考えながら洗浄する習慣は絶対有効だろう。

 清掃以前にゴミを減らす工夫をする事が一番良い対策だ。捨てればゴミ、食べれば栄養。例えば、皿に付いたカレーやシチューの残りは洗浄が面倒な汚れだが、食事の最後にパンでぬぐって食べてしまえばそれ自体美味しいし、洗浄は非常に楽になる。ハンバーグやスパゲッティ等のソースも同じ。
 なお外食の場合、大衆店では問題ないが高級料理店ではソースも具材との組合せで調整されてるからマナー違反となるようだ。しかし家庭内なら全く問題ないし、大幅に資源節約できるので考えてみよう。
 カレーは鍋の方も最後は水で薄めてスープにしてしまうと鍋洗いも非常に楽になる。香味野菜やコンソメ等を追加して煮込めば立派な一品になる。

大人検定365 皿に残っているソースを、パンにつけて食べるのはOK?NG?(家庭画報.com)
https://www.kateigaho.com/article/detail/24325

洋食のコースでソースをパンにつけて食べるのはマナー。シェフが料理の命であるソースまできれいに食べたと喜んでくれると教えられました。ソースをパンにつけて食べるのはいつからマナー違反になったのでしょうか?(Quora)
https://jp.quora.com/%E6%B4%8B%E9%A3%9F%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%A7%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%92%E3%83%91%E3%83%B3%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%91%E3%81%A6%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%83%9E
 回答は正統派。関連するQ&Aが発散的に広がってて読むと面白い。

 マナーには科学的意味も一部あるが、多くは人の感じ方・見た目の問題だろう。なので時代や場の雰囲気次第で正解もあってないようなもののはず。欧米人も本気でSDGsを唱えるなら現代風エコを重視したマナーに変えるべきではないだろうか。
 まあEUの唱えるお題目なんて所詮は自分達の利益を生む事が狙いだから、クレームしても無駄だろうな。ISO等、自分達に都合の良い勝手なEU基準を編み出して世界に押し付け、その承認プロセスだけで利権化できることを歴史的に証明してきた。CO2悪玉論もその成果だ。否定する証拠も無いが確実な因果関係を示す証拠は見つかっていないという状況で、今や疑う事も許されない雰囲気が醸成されてしまった。この手腕は見事というしかない。100年後には真偽が解るが責任を取る者はいないだろう。
 西欧人は何事においても自分達が勝てないのはルールが公正でないからだと考える文化だ。高梨沙羅選手の活躍に対しレギュレーション変更しまくって勝ちにくくした例が西欧中心主義の典型。
日本のマスゴミも欧米に実質支配されてるから、我々としては一歩下がって、彼らの言い分は本当に科学的に正当なのかを考えてみる意識が必要だ。

(オマケ)
 水道からポタポタ水漏れが止まらない場合の対応策。

水栓の種類としくみ (TOTO)
https://jp.toto.com/support/repair/groom/faucetbasics/

 水道栓の構造は色々あるが、一番シンプルな単水栓の場合、ゴム製のコマをハンドル回転で上下させ金属の弁座の部分に押し付けて密着させることで水を止めたり流したりする構造になっている。水がポタポタ漏れる時はハンドルを捻った時にこのコマが傾いて一部が弁座と密着せず隙間ができている状態だと推定できる。
 この状態でさらに力を掛けてコマを押し付けるとゴムが変形して隙間が変化するが、傾いてると簡単には隙間は無くならない。何とか閉じたとしてもコマに強い力が掛かって永久変形してしまう危険性が高い。
 従って、漏れてる時は増し締めするのでなく、一旦ハンドルを緩めてコマの傾きを戻した後、ハンドル軸が傾かないようにできるだけ軽い力で閉める事を試してみるべき。コマが接触して抵抗が増えた所でユックリ力を掛けて水が止まるかを確認する。2回以上試しても止まらないなら既にコマが永久変形しているかも知れない。
コマ自体は安い物だが水道栓分解用の工具を所持してる家は少ないだろうから、水道屋を呼んで交換させると結構高い工賃を取られる結果になる。まず水道栓をキュッと素早く強く閉めるのは逆効果だと覚えておこう。本来弱い力でも閉まるように設計されているから強い力を掛けてはいけないのだ。
 最近は角度がズレにくいレバー式の方が増えているのでポタポタ漏れは減っていると思うが、内部構造を頭の隅に置いて、中のゴムが変形しないような丁寧な使い方を心がければ水道栓はかなり長持ちする。
 ネジ構造を持ってる物は皆同じで、閉める時勢いをつけて回すと角度が歪み一か所に力が集中してネジ部が変形するため開かなくなる原因になる。ネジ全体に平均して力が掛かる事が正常設計である事を理解し、ネジ部の汚れを紙で拭いた後、傾かないよう指先で軽く回して、最後にゆっくり力を掛けて閉める事を習慣化すれば開ける時に苦労しなくなる筈だ。とにかく閉める時は力を抜いてユックリだ。

 


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