しなやかによりしなやかに美しく

ディスポ医療機器 京中貿易(1992年設立)を主題に会社のこと、
製品のことを。小田個人の太極拳も併せて。

2009年1月24日(土)デザート サファリ

2009-01-24 16:48:45 | Weblog
タクシーが来た、と部屋に電話があり下に降りるが見当たらない。
ホテルに引き返して、「いないよ」、と言うと、あそこ、と指さす先は
長髪の白人男性がケータイで話している。
車は?これです。 中にはターバンを頭に巻いた50ぐらいの男性、
サリーの女性、若い女性と男性の計4人。
乗合のツアーバスの予想とはあまりにかけ離れている。

「どこのホテルに泊っているのですか」、とさり気なく探りを入れる。
そりゃそうだわね。どこに行くのかも分からず何か事があったら大変だ。
「xxホテル。どの地区か分からない」、と若い女性が答える。
観光客らしく少々安心した。

「私たち、どこ行くの?」 「砂漠よ。バリーの」 これも若い女性が答える。
そうやら砂漠見学に行くらしい。

途中、20から30台も石油を積んだローリー車が列をなして
さすが石油の国だわ、と納得。ラクダが4,5頭道路脇の砂漠にいた。

Desert Saffari、とは後で知ったのだが、急なスロープの砂漠を急降下して
急上昇し、思わず、「わ~っ!」と声を上げてしまうがいい気分だ。

小さな西瓜が所々にかたまってなっている。
あじさいの様な花もある。ヒースのような灌木もある。
砂漠の緑は白っぽくて、白っぽい緑が所々にかたまっているのだ。



車はトヨタの、「ランド クルーザー」
ドライバーは何やら、プシューッ、と空気を抜いている。




同乗のインド人の家族

一休みのあと、今度は斜めに急降下を始めた。大した腕前だ。
しかし、観光ガイドのような説明は一言もなく、これがこの国のスタイルらしい。

この頃には、この車とこの人達で大丈夫かという不安は吹っ飛び、すっかり
他の観光客の人たちと溶け込んで、互いに写真の写しあいっこをしていた。
「観光で来たの?」 「Medical showです。台湾から」 「私もそうです」
名刺を交換して友達になった。

Saffariが一段落したところで、何やら遊園地風な所で車が止まった。
ここでもドライバーからは説明は一言もなし。

中には、アラブ風の座布団やテーブルがあり露店風な店かなあ、が
ポツポツと並び、お土産らしきものが並んでいる。

入口でお茶のサービスがあり奥ではバーベキューらしくパンの用意を
している。「こっち来て」、と火を燃やしている釜を見せてくれる。
どうやらこの釜でパンを焼くらしい。
パン職人と話していると、男性が二人寄ってきて、「どこから?」
「パキスタン」 「私たちもパキスタンから」
「このパンは何て言うの?」 「アタ」
この国はいろんな国の人が集まっている。



一回りして車が出るかと思うと、ドライバーは水タバコをくわえて
顔見知りと話している。ふ~ん、ここで食事か。それならば、と腰をすえて
ラクダを見に行ったり、水タバコを吸ってこの国の時間を過ごす。



水たばこ

同乗のインド人の家族は、砂漠では車からは出てこなかったお母さんも
出てきて、テーブルを前にくつろいでいる。ターバンの男性はご主人で
息子夫婦との組み合わせだった。

ふと足元を見ると、小さなタカが止り木に止まってこちらを見ている。
何と愛らしい目だ。
しかし足は紐でつながれ哀れなことで、タカの傍にいてやった。
「この鳥は日本語で何と言うの」 「タカ」 「パキスタンにはこの鳥はとても
稀だ。しかしここはJailだね。Openの」 何時の間にかやってきた先ほどの
パキスタンの男性が言う。 「He should be in the mountain」

ワシ(タカか)はこの国の国鳥らしくお札にも印刷されているが、野生の
生き物に対する認識はまだこの程度だ。



このDesert Saffariは私営?国営?とドライバーに聞いた。
国営だそうで、政府にこの鳥について手紙を書こうかしらん。

間もなく夕食が出来、列の後についてチキン、豆、野菜、カレー等々を
次々によそってもらう。あのアタはおいしかった。
寒いので焚き火の前で食事をしていると、先ほど友達になった台湾人が
「そっちがいいよ」 煙が回ってくるからだ。 場所を移動すると、「よかった」
という風にうなづいている。一人だとこんな風に友達になれて面白い。


砂漠の宵の金星

パキスタンの二人と、「何の仕事?」 「モバイル」
「この水タバコは普通のタバコよりきつくて肺をやられるよ」、等々だべって
いるうちに、ベリーダンスが始まった。 こ刻みに腰を震わせセクシーだなあ。
数曲のダンスの後は皆でダンスをしてお開きとなる。


ベリーダンス

ラクダはつまらなそうだった。

降りしなにドライバーに、20dhaあげるととても喜んでいた。

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