その入口の左側に、石の基壇の上に大きな石の亀がいる。
通路側に頭を向け、耳をぴんと立て、口を開けて上を睨んでいる。
あるとき、松平大和守家の家臣が、城主の使いで喜多院へ来た。
正面の玄関に駕籠を横づけし、格式の高い寺に対する無礼をとがめられた。
その家臣は責任を感じ、駕籠の中で切腹してしまった。
この石の亀は、純心な家臣の霊を弔ったものと言われている。
●川越の民話と伝説・石の亀
※楽天ブログにこれを載せておいたら、通りがかりの人が、
「これは、「亀扶」という石碑の台座のデザインです。 中国では結構ポピュラーな形式ですよ。」
と教えてくれた。
さらに、もとは上に墓碑が立っていたのではとも推定した。
たしかに、亀の背中の窪みを見ると、そうかも知れないと思える。
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