広場中央の足場にそって上を見上げると、横幅全面に絵が描いてある。
それは右側の柱に続いていたが、反対側には柱がない。
ちょうどL字を回転させたような形になっている。

上部の左側は、祭りの山車描かれている。
川越まつりの様子だろうか。

反対側には獅子が舞っていて、これも祭りの様子のようだ。

中央部にはオレンジ色の川のようなものがある。

この中央部は、4日後に見るとスミで「東武東上線 川越駅」の文字が追加されていた。

右手の柱には、上に青い川があり、下には時の鐘の絵がある。
なぜか、この前に立ってスマホをいじる人が多く、これを撮るのに少し時間がかかった。


この門の裏面にも絵が描かれている。

時の鐘の裏には、紅葉と塔と川の絵がある。

塔は喜多院の多宝塔か?

上部の左手には、やはり祭りの絵が描いてある。

反対側の横長の建物は、本丸御殿のようだ。

広場の中央には天上まで届く足場があるが、その上の天窓の側面にも絵がみえる。
以前からこの足場が気になっていたが、どうやらこのためだったようだ。

改札脇の事務所の上部の壁面にも絵が描いてある。

多くの魚が全面に躍動し、犬や鳥も混ざっている。

足場が取れると、どんな姿になるのか楽しみである。
これらの絵は、川越の風景を画いているようだが、何のためだろうと考えてながら、踏切で電車の通過を待っていた。
近づいてくる電車を見ると、見たような絵が描いてある。
通過する車両の側面を見ていると、やはり駅で見た絵と同じだった。
写真を撮ろうか迷っているうちに、電車は駅に入ってしまった。
家に帰ってから調べると、2019年2月12日から運行している「池袋・川越アートトレイン」というものだった。
もうすでに、1年半近く前から走っているとは知らなかった。
絵は日本画家の古家野雄紀さんという方の作品で、「生命」をテーマに、川越の四季や風景を描いているとのことである。
その後、踏切では注意しているが、この絵がラッピングされた電車を見ていない。
でも、川越駅に行けば、ゆっくりこの絵を楽しむことができる。
しかし、さすがに川越駅も人の数が増えてきたので、ぼーっと見ていると危ない。