ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

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お気に召したらうれしい限り。

瀬尾まいこ 『天国はまだ遠く』 読了

2018年02月20日 23時43分20秒 | 読書
こんばんは、ジニーです。


瀬尾まいこさんの「天国はまだ遠く」読みました。

随分前に買って読んだ本を、ふと思い立って再び読んだ感じです。
うっすら覚えていた内容でしたが、意外と忘れているところも多く
なんか新鮮な気持ちになりました。

さて、読んでみての感想ですが。
なんか爽やかな気持ちになりました。

仕事も人間関係もうまくいかない主人公の千鶴は、あてもなくたどり着いた
山奥の民宿で死ぬつもりでした

が、死にきれず、そのまま居座り、のんびりとした田舎の暮らしに
身を委ねます。

何もないということが平凡に過ぎていく田舎の時間。
千鶴はその緩やかな時間の中で、自分を取り戻していきます。



少し前に読んだ村山由佳さんの「すべての雲は銀の・・・」と似ている
いわゆる再生の物語です。

再生というと大層ですが、こういうことが再生というのかもしれません。
非現実ともいえるような、平凡な時間のなかで徐々に気づいていくという感覚。


田舎という言葉を使うのは、偏見のようで心苦しいですが
「ない」ものが「ある」環境に身を置くことで、人は忘れかけた自分と向き合えるのかも
しれません。

ちなみに、この小説の舞台は木屋谷だそうです。
どんなところなんでしょうか?
行ったことないので、興味津々です。
いつか行く機会があればと思います。


そういえばこの小説映画化もしてるようです。
ちょっと気になるので、探してみよう。


「映画」天国はまだ遠く




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