こんにちは、ジニーです。
今日はハロウィンですね。
いま、うちでは近所3家族分の子供たちが集まってお化け屋敷を
作っています。
年に1回のお楽しみ。
密には気を付けて、楽しんでもらえたらと、思います。
10月は結構本を読みました。
読む方を優先して、全然読書感想文をかけていませんでした。
たまりにたまっております。
今日紹介する「猫のお告げは樹の下で」は、たぶん10月の
だいぶ頭の方で読了していたかと思います。
僕の読書は大きく、2つの軸があります。
一つは「ミステリー」。
もともとミステリー好きなので、基本的にはその系統の読書が中心です。
でもずっと読み続けていると、疲れてきちゃうんですよね。
そこで、出てくるのがもう一つの「ほっこり系」。
ミステリで緊張した心をほぐしてくれる「ほっこり」した感じの
内容の本を読んで、心の浄化を図る感じですw
今回はその「ほっこり系」の読書です。
青山美智子さんの「猫のお告げは樹の下で」。
これは完全にタイトル買いです。
猫好きとしては、呼ばれた気がしました。
簡単に内容の紹介を。
街中のひっそりとした路地を抜けるととある神社にたどり着きます。
そこには大きなタラヨウの木と、一匹の猫がいます。
この猫は誰にも姿を見せるわけではありません。
悩みを抱える人の前に、ふと現れる神様のような猫です。
全体的に黒い毛並みの猫。
額から鼻にかけて八の字を描くように白く、お尻の左川には白い星のマーク。
ステッキのような鍵尻尾。
そんな風貌の猫ですが、悩める人にタラヨウの木を通してお告げをくれます。
お告げはだいたいカタカナ4文字。
それが何を意味するかは、そのあと徐々にわかってくる。
神社を訪れるのは毎回いろんな悩みを抱えた人たちです。
本作では7人の主人公が、まるで神社と猫に誘われるかのように
訪れます。
さて、それぞれの主人公にはいったいどんなお告げが届くのか。
本作ではタラヨウの木が一つのキーワードになっています。
僕はこの本を読むまで知らなかったのですが、タラヨウの木の葉は、
圧力を加えると、そのあとが残る特徴があるそうで、実際にはがきとしても
使用することができるようです。
前述の猫は、このタラヨウの葉を通してお告げを伝えてきます。
こういう言い方はよくないかもしれないのですが、7人の主人公が
抱える悩みはそこまで重大なものではありません。
もちろんそれで本気で悩んでいるので、軽いモノとは言えないのですけれど。
読み手側が共感しやすい悩みが多いんですよね。
そして客観的にこの物語に触れることで、なんだか自分自身の心の中も
覗き込んでいるような気持ちにもなります。
主人公は少年からおじいさん、男女問わず様々です。
みんなそれぞれのタイミングで抱えている悩みがある。
なんとなく、読んでいるうちに、生きることは悩みとともにあるものだな
ということを感じたりもしましたが、その悩みとどう付き合っていくのか
が本作で言いたかったテーマのようなものでもあると思いました。
物事は事象として起こることで、事実は変わらないんですよね。
だけど、視点を変えるといろんな見え方がしてくる。
お告げというのは、すぐに救われる万能の言葉ではありません。
その時、その瞬間になって意味が分かるような気づきに近いモノだと思います。
7人の主人公がどんな形で悩みと付き合いながら、
新しい気付きを得ていくのか、その過程にある成長に、元気をもらえる作品です。
少し、疲れたな、良いことないな、なんて思いを持っている方は、
ちょっとした時間に本書を読んでみてほしいです。
きっと、誰かの主人公がえたお告げに、何かがリンクするかもしれません。
いろいろと忙しい時代だからこそ、こういった「ほっこり」とした
心の余裕が必要なのかもしれませんね。
今日はハロウィンですね。
いま、うちでは近所3家族分の子供たちが集まってお化け屋敷を
作っています。
年に1回のお楽しみ。
密には気を付けて、楽しんでもらえたらと、思います。
10月は結構本を読みました。
読む方を優先して、全然読書感想文をかけていませんでした。
たまりにたまっております。
今日紹介する「猫のお告げは樹の下で」は、たぶん10月の
だいぶ頭の方で読了していたかと思います。
僕の読書は大きく、2つの軸があります。
一つは「ミステリー」。
もともとミステリー好きなので、基本的にはその系統の読書が中心です。
でもずっと読み続けていると、疲れてきちゃうんですよね。
そこで、出てくるのがもう一つの「ほっこり系」。
ミステリで緊張した心をほぐしてくれる「ほっこり」した感じの
内容の本を読んで、心の浄化を図る感じですw
今回はその「ほっこり系」の読書です。
青山美智子さんの「猫のお告げは樹の下で」。
これは完全にタイトル買いです。
猫好きとしては、呼ばれた気がしました。
簡単に内容の紹介を。
街中のひっそりとした路地を抜けるととある神社にたどり着きます。
そこには大きなタラヨウの木と、一匹の猫がいます。
この猫は誰にも姿を見せるわけではありません。
悩みを抱える人の前に、ふと現れる神様のような猫です。
全体的に黒い毛並みの猫。
額から鼻にかけて八の字を描くように白く、お尻の左川には白い星のマーク。
ステッキのような鍵尻尾。
そんな風貌の猫ですが、悩める人にタラヨウの木を通してお告げをくれます。
お告げはだいたいカタカナ4文字。
それが何を意味するかは、そのあと徐々にわかってくる。
神社を訪れるのは毎回いろんな悩みを抱えた人たちです。
本作では7人の主人公が、まるで神社と猫に誘われるかのように
訪れます。
さて、それぞれの主人公にはいったいどんなお告げが届くのか。
本作ではタラヨウの木が一つのキーワードになっています。
僕はこの本を読むまで知らなかったのですが、タラヨウの木の葉は、
圧力を加えると、そのあとが残る特徴があるそうで、実際にはがきとしても
使用することができるようです。
前述の猫は、このタラヨウの葉を通してお告げを伝えてきます。
こういう言い方はよくないかもしれないのですが、7人の主人公が
抱える悩みはそこまで重大なものではありません。
もちろんそれで本気で悩んでいるので、軽いモノとは言えないのですけれど。
読み手側が共感しやすい悩みが多いんですよね。
そして客観的にこの物語に触れることで、なんだか自分自身の心の中も
覗き込んでいるような気持ちにもなります。
主人公は少年からおじいさん、男女問わず様々です。
みんなそれぞれのタイミングで抱えている悩みがある。
なんとなく、読んでいるうちに、生きることは悩みとともにあるものだな
ということを感じたりもしましたが、その悩みとどう付き合っていくのか
が本作で言いたかったテーマのようなものでもあると思いました。
物事は事象として起こることで、事実は変わらないんですよね。
だけど、視点を変えるといろんな見え方がしてくる。
お告げというのは、すぐに救われる万能の言葉ではありません。
その時、その瞬間になって意味が分かるような気づきに近いモノだと思います。
7人の主人公がどんな形で悩みと付き合いながら、
新しい気付きを得ていくのか、その過程にある成長に、元気をもらえる作品です。
少し、疲れたな、良いことないな、なんて思いを持っている方は、
ちょっとした時間に本書を読んでみてほしいです。
きっと、誰かの主人公がえたお告げに、何かがリンクするかもしれません。
いろいろと忙しい時代だからこそ、こういった「ほっこり」とした
心の余裕が必要なのかもしれませんね。