ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

気負わず、気取らず、ありのまま。
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お気に召したらうれしい限り。

ASKA 「Be Free」 勝手に歌詞考察

2014年04月26日 06時56分47秒 | 歌詞を考える
おはようございます、ジニーです。



きのうYahoo!のトップニュースにASKAの新曲デモのニュースが
上がってきてましたね。
今更感もあり、内容もなんだかなというものでしたが
ASKAの文字が目にできるだけでも嬉しくなってしまうのは僕だけでしょうか?

さて、このニュースにも触れられていた新曲デモ「Be Free」。
僕もウォークマンに取り込んでヘビロテ中です。

ずっとずっと聴いているうちにいろいろと感じたことがあったので
「勝手に考察」と仰々しく題して書いてみようと思いました。



ただ、あくまでも一ファンが個人的に感じたことです。
見る人によっては「何言ってるんだ!?」となるかもしれません。
でもそこはひとつ暖かな目をもって、言わせてやってください。
どうぞよろしく。

ではでは・・・。



まず、たぶん多くの人が聴いて一番インパクトがあったと思われる
『自由になりなさい 楽になりなさい』という歌詞。
ここだけを抜粋するとASKAが誰かにかけている言葉のように
取れてしまうのですが、その次の歌詞をちゃんと聴くと
『誰かにそんな風に 言ってもらいたい』と続きます。

つまり、
『「自由になりなさい 楽になりなさい」
 誰かにそんな風に 言ってもらいたい』
というASKA自身が投げかけてもらいたい言葉なのかなって
そう感じることができます。


これが僕にはちょっと新鮮でした。
長年チャゲアスのファンをやってきているけど、
ASKAがここまで自分の弱みを見せるような歌詞を書いたことは
なかった気がしたからです。

過去にも
「月が近づけば少しはましだろう」や
「NO PAIN NO GAIN」、「帰宅」のような
痛みや悩みと向き合った歌詞はあるのですが、
僕の印象としては、これまでのASKAはそういったものと
真っ向に対峙して、常にファイティングポーズを
とってきている姿があったのです。

だから、こんなふうに誰かに救いを求めるような歌詞が
とても新鮮にうつりました。


ただ、それが悪いと僕は思いません。
むしろ良いことだと感じています。


やっぱり人間は一人じゃ生きていけないですもん。
今回の一連の報道に関してASKAも相当いろいろなことを考えたと思います。
思いもしない病気に心が折れそうになったかもしれません。
そういう時に寄りかかる存在を受け入れる強さが時には必要だと思うんです。

今回それが家族や周りのスタッフ、そしてファンだったのだと思います。
だからこその誰かに寄りかかってみせるような歌詞が
素直に出てきたのではないかと感じました。
今までのASKAだったら、最終的に仕上げる歌詞には残さなかったと思うし・・・。

なんだかASKAから歩み寄ってきてくれたという感じがしてならないのです。
それが嬉しい。
こういう曲をまずファンに送ってくれたことが嬉しい。


そしてその言葉を受けて
『強く強く抱きしめたい そんな人がいる』
とASKAは歌います。
弱い部分を見せた後でこの言葉が出てくると
ことさらに人間味溢れる強さを感じますよね。

生きていることは誰かと関わるということで、
「誰か」というフィルターを通して自分を再認識します。
「Sons and Daughters~それより僕が伝えたいのは~」にある
『君を抱きながら 僕を抱いている いつか来た道で』
と同じですよね。



長い時間ASKAの中で巡っていた葛藤に対する
ひとつの解がこの歌になったのかもしれません。

『言葉ばかりが回って 何一つ答えがない』
そんなことばかりですよ。
答えは人それぞれ、正解不正解も人それぞれ。
局面局面で正解は不正解になり、思いやりはおせっかいになり、
優しさは刃になります。
答えは必ずしも目に見えるものではありません。
針の消えた時計の文字を読むようなものです。

その時自分が精一杯考えて出した答えなら
それがきっとベストな答えなのだと思います。


ここから、ASKAがどんな歌を残してくれるのか楽しみです。
どんなことがあってもそばに居てくれるようなものであればなお嬉しいです。
早くASKAをとりまくすべての人と環境に春が訪れますように。
コメント (1)
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