トドマツ（モミ）の葉で・・・♪

２日前の釧路新聞に「釧路の森から新商品」と言う見出しで、「エステーがアロマ加湿器」…との文字。



釧路市の森林資源（トドマツ）の葉の抽出液を原料として、加湿リキッドを開発、それを利用した電気を使わない加湿器が売り出されているらしい。　　　知りませんでした(^_^;)



トドマツの葉は、二酸化窒素除去効果が突出して大きいこと、また木を切り出す際に、現地に取り残され森の荒廃原因ともされた葉の利用によって、森林環境整備の効果もあるとの事。
エステーHPより(マイクロ波減圧コントロール抽出装置)


エステーのHPによると、トドマツの葉は「マイクロ波減圧コントロール抽出装置」にて、精油と精水（芳香蒸留水）を抽出するが、既存の水蒸気蒸留法に比べ、抽出時間を大幅に減少して、省エネにつなげ、さらに高温による精油、精水の変質も防ぐとの事。



芳香蒸留水は、通常の水蒸気蒸留の場合と違って、植物体のみの水分なので、通常私達が知る芳香蒸留水よりはるかに、濃いものなだと想像します。



釧白工業団地にこの工場があるとの事なので、見学させてはくれないだろうか…と思っています。



エステー担当者は、「釧路の森をアピールするイベントを全国で出来たら」…と話しているそうです。



ホームセンターで買ってきました。‘モイストペット’…「澄みきった森の香り」



この他に、「ふんわりローズの香り」と、「きらめく水辺の香り」があります。



この時点で、少し残念な気持ちに…（ええ、当然、合成香料よね）



他の２種と違って、「森の香り」は、蒸留成分を８０％も入れているとの事です。　（少し期待…）



本体の蓋を開けて、水を入れ、そしてこの液体芳香リキッドをキャップ１杯入れ、この可愛らしい紙の付いている蓋を閉めると、紙が水分を含み自然と周りが加湿される…と言うことらしい。



このトドマツ抽出成分80％の液体リキッド…少しドキドキしながらキャップを開けました…



どぼ～ん(T ^ T)　　残念ながら20％の科学的な成分が圧勝している香りです。昔の男性化粧品「エロイカ」？ってあったような…あの香りにも似ている…



鼻を付けたまま、更にかぎ続けると、確かに居ます、居ます、トドマツさんが。



が、違うし…　　森のトドマツさんは、こんなじゃない（泣）



と言うことで、確認終了。 （成分:天然樹木抽出水、エタノール、界面活性剤、香料、防腐剤）



この「香料」…どんな合成香料が入っているんだろうか。



大企業エステーさん、環境や人の事を考えた素晴らしい考えと、研究で、我が釧路市の資源トドマツを利用して下さったのは感謝すべきですが、天然樹木抽出水のみならず、そこに「香料」を入れる目的は何だったのでしょうか…　（きっと化学的な事を理解出来ない私にはわからない理由があるのだと思います）



釧路の森がこの商品の香り…と想像されるのは、アロマセラピストとして、森が大好きな釧路市民として、とても不本意です。



「アロマが香る」…と謳う商品が溢れ、香りと共に化学物質を、表面積の広い呼吸器粘膜から吸収し、血液に取り入れられる事を想像すると…ついつい熱くなってしまいます。



お部屋の乾燥が進むこれからの季節、各部屋に１つずつ置いてあって、この香りがおうちの中に満ち溢れている...(ーー;)　　私は、100％ピュアな精油使います。



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