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平山郁夫展…♪

2011年07月19日 | 芸術
先日、「平山郁夫展」へ行ってきました。



シルクロードの画家として有名な「平山郁夫」…



以前、砂漠を行くキャラバンの絵を見たとき、その深いブルーの美しさに感動し、いつか観てみたいと思っていました。



念願かない、ため息とともに「月下のシルクロードを行く」などを見て、そして目に飛び込んできた作品が…



大作「天堂苑樹」



お釈迦様が、森の中で菩薩に説法をされている絵画…



深い青と、深い緑を合わせたような幻想的な色合いが、独特の静けさを感じさせるのでしょうか…



思わず手を合わせたくなるような作品でした。



15歳の時に被爆し、その後被爆の後遺症に悩まされながらも、三蔵法師をテーマとする「仏教伝来」を描き上げ、それ以降、仏教をテーマとした作品を数多く残しています。



自分の使命を全うするかのような、エネルギッシュな取材旅行と作品つくり…



でも、その本人の姿は、目立たなく自然の中に隠れているかのよう。



そんな生きる姿勢が、あの深い青や、緑の作品に、静けさや、心洗われる感動を与えている気もしました。



いつも思いますが、超一流と言われるものを実際に目にしたとき、心の底からエネルギーがわいてくるような気がします。



今回の平山郁夫の作品展を見て、心のどこか深いところで癒され、元気をもらい、静かなパワーがわいてくる…そんな感じを覚えました。



また機会があったら見たいと思います。