ウミシダを子供にみせて喜ぶ小渕さん

2011-06-14 23:52:00 | 研究所を利用された方々

高知のウミシダを調べに研究所に来ていた、琉球大学の小渕さんが約一週間の日程を終え、沖縄に戻られました。

私も今、棘皮動物について勉強しており、標本をいろいろ集めていますが、ウミシダというのはいまいち採集欲の湧かない生き物です。ぱっと見て、種類がわかりにくいうえに、やたらと大きくてかさばる、腕や盤がすぐにとれてしまいばらばらになる、固定するときもなんかうまく形を整えてられない、液浸標本にするとアルコールを大量に必要とするなど、標本を集める気を失わせる要素を兼ね備えているからです。

でも、今回小渕さんにいろいろと教えてもらい、とても勉強になりましたし、ウミシダについても興味が湧きました。(何となく無駄のある生き物だなあという感はぬぐえませんが・・・)ウミユリ型の幼生であるペンタクリノイド幼生をぜひ、自分の眼で見てみたいものです。

一緒に採集にいったり、棘皮動物の話をいろいろしたり・・・。小渕さんが滞在した1週間はとても楽しい日々を過ごせました。今度は棘皮動物研究集会でお会いしましょう。ありがとうございました。S.N.

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小学生にウミシダを見せて喜ぶ小渕さん。
「顔にモザイクをかけてください」とのご本人からの要望でしたが、なおさらいかがわしい写真になりそうだったのでそのまま出しました。すみません。ウミシダはもう、ばらばらです。


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