★★★★ 大好き「夏目友人帳」の原点ともいえる緑川ゆき様ならではの切なほっこり作品。
44分と短いけど第66回映画賞のアニメーション映画賞受賞したそうです。
この賞って『千と千尋の神隠し』や『サマーウォーズ』も受賞しているんだとか。
凄すぎる~~!!
人ならぬものと知りながら夏ごとにギンを訪ねる蛍---
でも彼は人に触れると消えてしまう運命--。
しだいに惹かれあう中で・・・
触れたくても 触れられない・・2人の思いが
優しく・・切なく描かれています。
--人の子よギンに触れないでおくれ
触れれば消えてしまう----
そこには夏目同様 ギンを心配するやさしい妖の姿もいてほっこりです。
夏ごとに 出会いと別れを繰り返す二人
---蛍、忘れてもいいんだよ----
ギンはとってもイケメンそしてとってもやさしい---。
自分だけが成長していることを不安に思う---
蛍の気持ちもせつないです----
画面に広がる夏色に輝く森の美しさや
どこか懐かしい香りのする風景は ジブリと並ぶくらい素晴らしい--
私にに絶対に触れないでね---
そう涙する蛍の頭をみつめるギン・・
蛍からもらったマフラーを巻き 降る雪を見つめるギン
お面をかぶったギンの表情が
変わることはないけれど--わかる-
触れたい。。会いたいと願うギンの思い------
こうしたいくつもの切ない描写にヤられるんですよね~。秀悦です・・(涙)
ギンは蛍を妖怪たちのお祭りに誘います。
はぐれないように・・互いの手首をひもでつなぐ2人・・
デートみたい♪ デートなんですねぇ♪
そんな二人のかわいらしいこと・・・
妖怪たちのお祭り模様も楽しげで美しいです
蛍は俺が守るから---
そんなこと言われたら抱きつきたくなる~。
抱きつけばいい・・本望だ-------。
あああ、数少ない・・セリフにだってヤられちゃいます・・
透明感ある声はやっぱ夏目(神谷)ににて錯覚しそうだし♪
音楽もやはり キますよね~。
蛍 俺もう夏を待てないよ
離れていると・・・人込みをかき分けてでも
蛍に あいにいきたくなる---
お面越しに 蛍にKISS----。
あふれだす激しくも静かで優しい思い++
けれど別れは突然2人を襲う・・・
転びかけた子供の手を取った瞬間
ギンの体は 消え始めてしまったのです--
その子は迷いこんだ人間だったよう(涙)
呆然とするギン--- でも次の瞬間彼は叫ぶ
--来い!蛍! やっとお前に 触れられる---
画面いっぱいに2人の笑顔----
美しい光の中で 抱きしめあう2人
----でも 涙で見えません。。。、
蛍(人)に抱きしめられ逝ったギンを・・よかったと涙する妖怪たち---
緑川さんの描く妖たちは
本当になんて優しいんでしょうか----(涙)
ギンはこの森に捨てられた、人に愛されなかった子供・・・
山神はそんなギンを救った。
妖たちが触れないでくれ--と願ったのは
ギンが 自ら触れたい(愛したい)と願い消えてほしいと
願っていたからなのかもしれませんよね。
妖怪として生きるよりも、人として成仏してほしかった・・
ギンはみんなに愛されていたんですよね・・・
ああ・・また泣けてきたわ。
どんなに思ってもかなわぬものはある--
でも一瞬の感動を 一生の幸せに変えて生きていけたら---
それはまた素晴らしいことですよね。
ラストで前を向いた蛍ちゃんには そういう強さを感じました。
原作は短編ですが ぐっと心にクる展開はサスガというほかない。
今回劇場版で 膨らませた分
--あっさり感はぬぐえなかったけれど
だからこそ命のはかなさに涙なのかもしれません
切ないのに 心が温かくなる不思議な作品。
夏目友人帳同様----お勧めしたいです。
*緑川ゆき作品レビュー(蛍火の社・夏目友人帳)---コチラへ♪
「夏目友人帳」アニメ-レビューコチラへ♪
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二人の触れ合うシーンが…短すぎる!!(涙)
号泣でしたわ。ご紹介ありがとうございました。
触れ合えた時それが別れの時----。
本当に短い・・・。切ないです。
画面にあふれる笑顔がまた涙を違う者に変えてくれますよね。
緑川さんのこの「せつなほっこり」にもはや病みつき。
イイですよね~