「この世ででいちばん”徳”をする人」
環境や諸外国との共生が問われる
今日、大切なことは仏教でいう
「慈悲喜捨」の四無量心だと思い
ます。
「慈」を修めると貧りの心を断ち、
「悲」を修めると怒りの心を断ち、
「喜」は苦しみを断ち、
「捨」は恩と怨みのいずれに対し
ても差別をみないようになる。
慈しみ合い、人と悲しみを分かち
合い、一緒に喜び、過分な欲望を
捨て、持てるエネルギーを人々の
ために尽くそうという教えです。
ある人が、「他人様のお役に立つ
ことは、人生を2倍生きること
だ」と言いました。
ただ一回きりのたかが八十年そこ
そこの限られた人生ですが、それ
を人間の本性のままに
「自分ほど可愛い者はいない」
「自分が幸せになりたい」と、
己だけを慈しみ、自分の欲望だけ
を高めていくのでは寂しくもあり、
哀れでさえもあります。
徳島市で、
盲導犬と飼い主がトラックにひか
れ死亡しました。バックの際に警報
を鳴らすのがうるさいという要因で。
エゴの魂のような人間ですが、
「他者を労わる心」を併せ持つ
のも人間です。
これに徹することが、「永遠の
命の火」をともすことになるの
ではないでしょうか?