稲取小学校・中学校の同窓会出席のためです。
これまでも、地元に在住の仲間達が幹事になって、5年ごとに同窓会を開催してきたようです。
ところが、前期高齢者の仲間入りをしたので、幹事さんも同窓会のお世話が大変になったのでしょう。
全体に呼びかけての同窓会はこれが最後の由。
ということは、人生最後の同窓会ということになります。
これまで、ほとんど参加していなかったので、幹事さんの慰労とお礼も意味からも、最後の同窓会に出席することにしました。
写真は、今日の朝食。
東京駅八重洲中央改札口の近くにある「ほんのり屋」さんのおにぎり。
稲取に帰る時は、いつもこちらの(おにぎり)を買って、車中で朝食をいただきます。
内容は、大阪大学総長・鷲田清一さんの“哲学カフェ”に関する記事の紹介です。
鷲田さんの“哲学カフェ”は10年になるそうですが、わが【くりのみ会】でも鷲田さんの考えと同様の思想で、18年目を迎える勉強会を展開しているところであります。
皆さん、ぜひ、【くりのみ会】を覗いてください。
応援のクリック→
先日、知り合いから『13人の刺客』の入場券をいただいたので、午後出かけてきました。
ストリーは、いたって簡単。
暴君・明石藩主・松平斉昭(稲垣吾郎)を殺戮するお目付役島田新左衛門(役所宏治)と大義のために戦う刺客達の物語。
昭和38年、島田新左衛門を片岡知恵蔵が演じた、リメーク作品であるそうだ。
偶然ではあるが、昨日、小津安二郎監督の『東京物語』を見ての今日であったので、二作品の振幅の激しさに戸惑ってしまった。
『13人の刺客』は、何でもあり。
ドンパチ大好きなハリウッド映画の時代劇版との印象。
殺陣好き、役所広司を筆頭にした、稲垣吾郎、松方弘樹、市村正親、松本幸四郎ら豪華キャストの男臭さ好きの方にはお勧めだが、マア、私的には5段階評価でいうと「2」位かな!
応援のクリック→
ロッテが、シリーズ3位から初の日本シリーズ進出を決めました。
崖っぷちからの粘り強いロッテ。
采配ミスと打線の不振のソフトバンク。
ということでしょうか!
今年は、ソフトバンク優勢と思って思っていましたが、ロッテに「大天晴れ!」でしょう。
我が《くりのみ会》講師のtenjin先生は、大のロッテファン。
おめでとうございます。
手早く、ブログに喜びの更新をしておりました。
http://blog.goo.ne.jp/tenjin95/e/4ef512aaf201ea5877f25f8f6ee70b7b
応援のクリック→
区立図書館で予約した、小津安二郎監督の『東京物語』を借りてきました。
小津監督の紀子三部作『晩春』『麦秋』『東京物語』の一本。
『東京物語』は、昭和28年度芸術祭参加作品の由。
この頃は、まだ伊豆の田舎で小学生だったので、小津作品をはじめ映画を見る機会はほどんどなかった。
年に1~2度、文部省選定映画があると、小学校から映画館へ全校で引率されて並んで出かけたことを覚えています。
当時、伊豆の稲取にも2軒の映画館がありました。(現在はありません)
中央劇場とオリオン座だったかな?
前者が邦画。後者が洋画を上映していました。
テレビのない時代。映画が娯楽だったんですね。
このところ、河合史夫関連の読書から、小津作品を見はじめているのだが、戦後の懐かしい風景・人情・会話が新鮮であります。
枝葉の話題で恐縮ですが、タバコと団扇の効果的な演出を懐かしいですな。
「時代の流れ…」を感じます。
これからの映画では、見られなくなるのでしょう。
小津作品は、平凡な生活のスケッチの中から、日本人の情愛を描いてみせてくれます。
『東京物語』では、尾道に住む老夫婦が、長男・長女・戦死した次男の嫁を東京に訪ねます。帰路、老婦が車中で具合が悪くなり、大阪に住む三男のところに立ち寄ります。
尾道に戻ると、老婦が危篤・葬儀。子ども達と次男の嫁が駆けつけます。
葬儀が終わると、すぐに東京・大阪に帰る自分の子ども達。
暫く尾道に残り、老父に寄り添う戦死した次男の嫁。
小津監督は、最後に一人残った老父・平山周吉(笠智衆)に語らせます。
「自分が育てた子供より いわば他人のあんたのほうが よっぽどわしらによくしてくれた いやァ ありがとう」
「一人になると 急に 日がなごうなるますわ」
ちょっとだけ、補足説明。
昨日(16日)、国交省主催の東京国際空港(羽田空港)再拡張事情併用記念式典が開催されたそうですね。
桟橋方式のD滑走路が完成し、羽田から国際線が飛ぶようになり、成田とともに首都圏のハブ空港になるということらしいです。
まあ、おめでたいということでしょう。
戦争に負けてから、日本はアメリカ型民主主義にどっぷりとつかりました。
確かに、モノ的な幸せは享受できました。
一方、地方の疲弊は目に余るものがあります。
それと人心の荒廃。
たぶん、このアメリカ型市場原理・グローバル化の波に乗って、日本国も突き進むのでしょう。(この流れは止められないでしょうね)
その結果、十年後・二十年後・半世紀後、日本はどうなるのでしょうか?
私は、悲観論者です。
何故なら、日本人が日本人でなくなってしまうからです。
身近な事例をあげます。
先日、大沢親分の葬儀が行われました。
その時の参列者のコメント。
「天国に行って…」云々。
会場は、浄土宗大本山増上寺光攝殿でした。
「天国」でなくて、「西方浄土」でしょう。
もう一つ。
まもなやってくるハロウィン。
不思議なことに、何の抵抗もなく(私にそう感じられます)公立学校のイベントで取り組んでいる現場に遭遇しています。
一つには、英語教師が公立学校に入るようになったこらでしょう。
で、言いたいことは、顔は日本人だが中味は西洋人のような不思議な国になるような気がするのです。
そうそう。「鎖国」は極端ですが、「日本文化をもって大事にしましょう!」とのメッセージ。
「士・農・工・商」
昨日読んだ『江戸の知恵』によりますと、江戸時代初期武士は当時の人口で約7㌫。その後人口増で5㌫に減ったそうです。
治安も、お上は大枠の法律は作りますが、あとは「よきにはからえ」で民衆の知恵で回していたようです。
一言で言えば、農業振興をすれば環境に良いことは説明がいりません。
但し、農業では余剰の富が流動し大きくなることは期待できませんので、皆が貧乏生活です。
この頃の国政選挙は、約束が守られないマニフェスト選挙ですが、私は次の提案をしたいともいます。
A案:アメリカ型市場原理支持(モノは豊かです。でも、勝ち組と負け組に分かれ、富はお金持ちに流れます。負け組は、お上からのセーフティネットで支えてもらう依存型社会)
B案:日本型(日本の情緒を大事にする。官僚は少ない。皆が貧乏だが明るい。協同・自立型社会)
さて、あなたはどちらに投票しますか?