法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

「おおらかに念仏を申す」

2021年11月11日 23時40分40秒 | 日乗

葛飾区中央図書館から借りてきました。

藤本淨彦(キヨヒコ)著
法然 日本人のこころの言葉
創元社 2010年1月10日 第1版第1刷発行

「明遍僧都との問答」より

散れども名を称すれば、

仏願力に乗じて往生すべしとこそ心えて候え、
ただ栓するところ、
おおらかに念仏を申候が第一にて候なり。(略)
散心ながら念仏申すものが往生すればこそ、
めでたき本願にてはあれ。

【現代語訳】
心が散り乱れても、
阿弥陀仏の名前を称えれば、
仏の願力に乗って往生できるのだと心得なさい。
結局のところ、声におおらかに念仏を申すことが何よりも大事です。(略)
散り乱れる心のままに念仏を申す者が往生するというのですから、
ほれぼれとするほどに頼もしく素晴らしい本願ではありませんか。

平生の「おおらかな念仏」が大事ですネ。

南无阿彌陀佛


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