里村専精師の「浄土真宗にようこそ」No106をお届けします。
「先生の言葉は従如来生である。
人間から起こっているのではない。
如来から起こっている。
具体的に言えば本願から生起している」
と、安田理深先生は書き残しています。
その安田先生の学びも、私たちには驚くべきものでした。
ここには、清沢満之以来の学問追及の足跡があります。
とは言え、それは理性の学ではありません。
人間存在を成就しようという、学仏道の学びなのです。
如来は釈尊も如来です。
が、一切諸仏と等同です。
釈尊は一切諸仏を代表して、如来本願の生起を示されました。
如来本願に覚めたなら、
一切衆生が一切諸仏等同の意味を持つのです。
仏教は、ブッダと衆生を区別していますが、
その存在の重さは平等だと教えます。
覚めて仏道、覚めなければ流転です。
流転する群生が、諸仏如来の課題です。
諸仏如来は、真如を衆生に開示して止まないのです。
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