今朝のフジTV「ボクらの時代」に出演の、
タレントの西村知美さんのコメント。
不妊で悩んでいた時、相田みつおさんの言葉に支えられた由。
「しあわせは いつもじぶんのこころがきめる」
反対の、
「ふしあわせは いつもじぶんのこころがきめる」
ということでもありますネ。
『歎異抄 第二章』には、
「地獄は一定(イチジョウ)すみかぞかし」
の言葉があります。
また、『観無常寿経』には、次の言葉。
「諸仏如来はこれ法界の身なり。一切衆生の心想の中に入りたまえり。
このゆえに汝等心に仏を想う時、この心すなわちこれ三十二相・八十随形好なり。
この心、作仏す。この心これ仏なり。諸仏正遍知海は心想より生ず」
人間の心の中に、仏が入りこんでくれます。
要(カナメ)は、「仏を想う時」です。
「南無阿弥陀仏」がこぼれる時でしょうか!
昔話です。
相田みつお美術館が数寄屋橋の阪急デパートに開館したときのこと。
相田さんの書き込みいっぱいの、
岩波文庫の『正法眼蔵』と『教行信証』が展示されていました。
で、その表示が反対であったのを見つけて、
学芸員の方にお知らせしたことがありました。
それはそれとして、
相田さんの言葉も書も素敵ですが、
相田さんの仏教の学びをもっと紹介してもらいたいと思うものであります。
具体的には、相田さんがぎっしりと書き込みをされた岩波文庫『正法眼蔵』『教行信証』。
ぜひ、これを出版してもらいたいと切に念じます。