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深窓の令嬢

2013年06月15日 09時11分34秒 | 日乗

高田文夫の文芸ノート
『笑味期限はいつ切れる?』
発行:星雲社
2007年7月9日  初版発行

高田文夫さん、面白いですね!

上記の本から拾いました。

日本画家の大家、伊東深水の娘さん、元祖お嬢様女優の浅丘雪路。
子どもの頃から、ばあややお手伝いがすべて身の回りの世話。
築地生まれだから泰明小学校まで人力車で銀座を走った。
銀座のどこの店へ行ってもほしい物があれば手に取りひと言、
「伊東です」
といえば手に入った。
お金なんか使ったことがない。
何だって、
「伊東です」
ひと言で用が足りる。
大きくなって初めて自動販売機というものを見て、
ジュースが飲みたくなり、オレンジジュースを指差して販売機に向かって、
「伊東です」

ゆったりとした時間が流れる、良き時代の風景ですね。


(しんそうの令嬢)でなくて、(しんすいの令嬢)の話でした。

 

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コメント (2)
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