本日午後、Gさんとお会いしました。
Gさんは、少し前になりますが、ご主人を癌で見送られました。
大学生の息子さんとお嬢さんがいます。
お嬢さんの適応障害のことでの話でしたが、
ご主人のことや家族の様子を聞かせていただきました。
適応障害のお嬢さん・母親のGさんには、ご苦労の毎日ですが、
お話を聞かせてもらっての私の印象は、本当に素敵な家族でした。
お亡くなりになったお父さんは、魅力的な自由人です。
若い頃、ワーキングビザでアメリカに渡って、10年弱を過ごされたそうです。
帰国して、Gさんと出会って結婚。
お二人の子どもにも恵まれました。
只、自由人でお独り生活が大好きなご主人は、結婚後も世界各地を放浪するような方であったようです。
そして、勉強好きで仏教も熱心に深められていました。
癌が分かってからは、病院ではなく、ご自宅での命終を選択しました。
Gさんとお二人の子どもたちが交代で看護にあたり、お父さんは安心して旅立たれました。
世界各地を放浪し、仏教の勉強を深められたお父さん。
Gさんや二人の子どもに、
此岸から彼岸に渡られご自身の姿を示し、人間として一番大事な教えを示されました。
Gさんは、そう話してくれました。
お二人の息子さんや娘さんは、寂しさもあり今もまだ、不安定な気分の時もあるのようです。
しかし、真面目なお二人。
必ず、お父さんの教へを受けとめて、それぞれの道を歩んでくれると感得をさせてもらいました。
帰命尽十方無碍光如来
南無阿弥陀仏