着物で文化人気取り

諸事情により最近は着物を着る機会が減り、
ネタも様変わり
日々感じたこと、本、映画など
思うままに書き綴っています

マリと子犬の物語

2008-01-26 12:11:10 | 映画
いわゆる映画評論家や、文化人・知識人が好む映画ではありません。

各種映画賞にノミネートされる映画でもありません。

そういう意味ではいわゆる「名画」の部類に入る映画でもありません。

子供からお年寄り、誰が見ても解るような
ストレートな作り方です。

大人の描き方などは少々わざとらしさを感じる部分もありました。

それでも、
号泣します。

あらすじ(YAHOO映画より)
ある日、新潟県山古志村で暮らす石川家に生まれたばかりの子犬がやって来る。
役場に勤める父の優一(船越英一郎)は、幼いころに母を亡くした亮太(広田亮平)と彩(佐々木麻緒)の兄妹がその子犬を“マリ”と名付け、一生懸命面倒をみる姿を見守っていた。
やがてマリは成長し、3匹の子犬を生むが、そんな幸せな一家を大きな地震が襲う。
(シネマトゥデイ)


子供と動物に演技されると
もうダメですね。特に犬好きはアウト
これでもかっ、これでもかって位、大量の涙が止まりません。

また、子役の二人の演技の上手い事

瓦礫の下敷きになった彩と祖父が自衛隊の隊員に救出される際、
彩が隊員に訴えるシーン
「マリはマリも一緒だよね、一緒に助けてくれるんだよね

目に涙をいっぱい溜めて、泣き叫びつづける姿は
観客の涙も誘います。
もしも私(の犬)に、同じ運命が訪れたなら、と
犬を飼ったことのある人なら誰でも他人事とは思えないでしょう。

(犬猫に)興味の無い人には想像できないかもしれないけど、
彼らは家族です。
ある意味において、家族以上の存在になりうる事もあります。


残念ながら「たかが犬」と、考える人が周りにも多くいるのですが・・・


そしてもう一つ、
この映画に描かれるあの新潟地震の記憶。
今もまだ不自由な生活を続ける旧山古志村の人々への
応援の映画でもあるような気がしました。



のどもと過ぎれば熱さを忘れてしまいそうに、すぐ私たちはなるのだけど、
日本は地震列島。
山古志村の人々が経験した事は
いつ私たちが経験してもおかしくないのだということを
もう一度思い出させてくれた映画でもありました。
(事実、この後福岡市民である私も、西方沖地震で、とんでもない揺れを経験しましたから)

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ゆみゆみ)
2008-01-27 22:36:38
このお話はまぎれもない事実・・。たかが犬、で片付けるのはどうかと思いますが・・
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いやはや… (はち)
2008-01-28 13:17:41
もう絶対的な存在ですわな

子供が観に行ったのですが
「お母さん、DVDが出てからにしたら
予告編で号泣してるんやから本編は…きついぞ」との忠告があり
DVD待ちなワタシ…ノンを無理から抱きしめながら観る、予定になっております
…ってか、普段お留守番させてるんで
土日くらいはよっぽどの用事がない限り一緒にいたい…だけなんですがね
超過保護な飼い主です
返信する
ゆみゆみさん (くりくり)
2008-01-29 22:25:22
犬にまつわる感動的な実話は
本当にたくさん存在しますね。

マリと子犬たちの深い愛情と生き抜くたくましさは、
多くの人に勇気を与えると思います 

たった一匹の犬の力はすごいです
返信する
はちさん (くりくり)
2008-01-29 22:37:18
予告編で号泣、よく解ります 
泣きどころばかりをうまく編集してますからね~

本編の方でも、私しょっぱなから泣いてました。
可愛くて愛しくて、本当にかけがえのない
誰にも代わりは出来ない存在、それが犬ですよね。

ぜひぜひDVDが出たら、死ぬほど号泣してやってください

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