着物で文化人気取り

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NHK杯男子ショート&フリー

2010-10-30 16:33:50 | フィギュアスケート

大ちゃん見事にやってくれました

女子が全体的にレベルが低かったのに対し、男子の方は見応え十分、初戦にしてはなかなの出来映えだったのとちゃいまっか?

私、恥ずかしながら3位となったフランスのアモディオ選手を今まで知りませんでした

その彼がショート&フリーともに見せてくれました。

特にM・ジャクソンのナンバーを持ってくるところが心憎い。

ユニークなプログラムも、彼のビジュアルにマッしている上に、キレが良くて力強い。コーチと振り付けがモロゾフ氏なのね

今後日本でも人気が出そうですな

私以前にオーサーとモロゾフは同じタイプだと書きましたが、激しく撤回します。

さすがかつてタラソワのもとにいただけのことはあって芸術的要素はモロゾフが遙かに勝っている。

オーサー(厳密に言えば振り付け師はウィルソンなんですが)は不用意に難易度を下げすぎ。

選手の個性を大事にする、その時のジャッジシステムを良く研究しているという点は共通しているかもしれない。

ヨナ選手のプロは判りやすくて会場を味方に付けやすいものではあるけど、とかく漕ぎが多すぎる、表現力が豊かと言われるけど、顔芸にごまかされている、上半身の動きに頼りすぎて、ステップが伴っていない、つなぎの演技が平板、やたらと選手を休ませている感じが否めない

その点モロゾフの構成はもっと緻密で難しい要素満載だ。荒川静香の時も良かったけど、ミキティやアモディオ君のプロを見て、改めて選手一人一人の容姿と曲のイメージを大切にしていることが判る。

振り付け師としての才能はピカ一だよ

そして惜しくも2位のアボットもすごかったね

特にショート。

彼ってあんな風貌だっけ?と思うほど、気合いのこもった演技で、会場の雰囲気を一気に盛り上げた。五輪では残念な結果だったけど、さすが全米選手権を制覇する実力の持ち主。ショートの演技直後なんて、「大ちゃん抜かれるかも・・」と思うほどだったよ。

予想に反して得点は伸び悩んだ感が・・・

シットスピンが腰高で採点されなかったという・・・

え~!?言うほどには悪く見えなかったぞ

スピンならヨナ選手の方がよっぽど腰高じゃん

と、またしても今回出場していない彼女とついつい比較してしまう。

で、やっぱり大ちゃん!!!!!

とにかく彼が登場した途端、会場の盛り上がり方半端ない

メダリストだからというだけではないだろう。そこにいるだけで激しいオーラを放っている。

もともと実力のある選手だったけど、ガラスのハートがが活躍のチャンスを奪っていた。それが選手生命の危機ともいえる大きな怪我を乗り越え、バンクーバーで念願のメダルを獲得したことが自信につながったのか、五輪の時よりもさらにさらに前進したように感じた。

今の大ちゃんは、例えジャンプを失敗しようとも、それを補って余りある表現力を身につけている。

「暑苦しい演技を」、と語っていた彼の思惑通り、S・Fそれぞれで使用したラテンの音楽は、彼独自の芸術性を高めるのに役だったように感じた。 後半、体力の消耗は見られたけど、世界一のステップは華麗で素晴らしかったし、もっと滑り込めばスタミナ面は改善されるだろう。 

演技後、「豊の部屋」(BShiのみで放送)に呼ばれた大ちゃんに、樋口豊氏が「かつて絶頂期のヤグディンプルシェンコ境地に入ったようだ」と、大絶賛していたけど、それって必ずしも過大評価ではない気がする。

大ちゃんは今まさに円熟期を迎えているのかもしれない。正直に言うと、男子シングルで今世界No1の実力者は大ちゃんではないかと思っている。

とにもかくにも他の追随を許さないほどの領域に入りつつあることは間違いない。

んで・・・

やっぱりここで忘れてはならないのが羽生君。

女子とは違いハイレベルで終えた大会での4位は、見事といっていいんじゃない。

4回転に果敢にチャレンジし、成功させるなんてビックリだよ

とにかく勢いがあるし、身体能力にも恵まれている

男子でありながらイナバウワーを取り入れる柔軟性はこれから表現力を高める上で大きな武器になるだろう。

もう少し指先まで神経が行き届くよう腕の動きを工夫したら良いかな~とか、

フリーの後半はかなりバテバテで今にも足を取られないかとヒヤヒヤしたとか・・・

改善の余地はたっくさんあるけど、それだけに伸び幅の大きさを感じるわ。

あとね、結構指摘する声が多かったんだけど受け答えが15歳と思えないくらいしっかりしているのに関心したわ~

客観的に自分の滑りを分析できて、ちゃんと言葉に表せて・・・

石川僚ばりだわ。

乙女チックな風貌からは想像できない知性と負けず嫌いな強気を感じちゃった。

ただ衣装がねぇ・・・

敬愛するジョニーにデザインしてもらったというあのヒラヒラ・・・

あの路線、この後も続けるのかな。

 ともあれグランプリシリーズ初戦、男女シングルだけでなく、日本が苦手とするペアで新星高橋&トラン組が表彰台に上れるなんて好調なスタートをきってるものね~

さて現在開催中のスケートカナダ!!

パパになった信成君の活躍に期待するぞぉ


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