着物で文化人気取り

諸事情により最近は着物を着る機会が減り、
ネタも様変わり
日々感じたこと、本、映画など
思うままに書き綴っています

もうひとつの奇跡

2009-12-31 01:05:29 | フィギュアスケート
奇跡は誰にでも起こり得る・・・・。

今年の女子フィギュアスケート全日本選手権フリーは、
まさに、それを感じさせてくれました

これまでにオリンピック出場権を獲得したのは安藤美姫一人。

残り2枚の切符をかけて、熾烈な女の戦いが始まりました

誰が勝っても不思議ではない、上位5人の最終組。
異様なまでの緊張感の中、
最初に滑った中野友加里・・・・

鬼気迫る見事な演技で195.73の高得点をマーク

やっぱりベテランの貫禄・・・
うまいなぁ

トリノの時も、わずかな差で出場を逃した中野
こつこつと頑張り続ける努力型の選手である彼女に
ぜひバンクーバーに行って欲しいと思いつつ・・・・

安藤、浅田とそれぞれが最高の演技を終えたその後に、滑った鈴木明子

ショート演技直後に会ったかえるが言っていました。

「中野より鈴木の演技に引き込まれます
ストーリーを感じる滑りをするんです。」
と・・・。

ショートは見逃していた私ですが、
グランプリシリーズ中国大会で、初優勝の場面は観ていました。

突然、彗星のごとく現れたニューヒロイン

でも、
本当はジュニア時代、素晴らしい成績を残し、将来を嘱望された選手だったそうです。
それが、摂食障害に陥り、一時スケートから離れた時期があったとのこと

そして、
挑んだ全日本・・・・

かえるの言うとおり・・・・

ものすごい表現力

彼女の世界にすべての観客が魅了されたのが伝わります。

ウエストサイドストーリーのマリアそのものが、
氷の上を楽しそうに踊っています



自然と沸き起こるスタンディングオベーション

そして、ジャッジ・・・・

195.90点

わずかな点差で、五輪の切符を獲得しました

いやいや、見事と言うしかありません
中野には気の毒だけど・・・
やはり今季は鈴木でしょう

多分、表現力では、ダントツだと思います。

どの選手よりも、楽しんで滑っていたのが鈴木明子ではないでしょうか。

辛い挫折を味わった者だからこそ、再び滑ることの喜びを
体中で表現できるのかも・・・

もうひとつ、
うれしい事が・・・・

憧れの先輩たちと同じ最終組で滑った村上佳菜子

屈託のない明るい笑顔がかわいい15歳、ジュニアの選手です。

同じ年のころの浅田真央と比べると、まだ少し見劣りするかもしれませんが、
堂々とした演技はこれからが楽しみです

来年は確実にシニアの部で活躍することが期待できます

将来、浅田真央を脅かす存在になることは間違いないでしょう

次世代がちゃんと育っている・・・
男女とも、日本フィギュアは本当に世界一層の厚さが
自慢できます

まだまだこれから先も私たちの目を楽しませてくれるでしょう





最新の画像もっと見る

コメントを投稿