入院一日目の夜は、一晩中嘔吐に苦しめられた
4月29日(塞栓術後1日目)
昨日までの下腹部の痛みは嘘のように消えている。
朝食が運ばれるが、食欲は全くわかず。 デザートのフルーツ缶を一口食べるが、途端に嘔吐
やはり食事は無理だ。
抜針と炎症止めの点滴。(これはこの後、朝晩2回、3日目の朝まで続く)、血圧と体温測定。37度5分の微熱
尿の管を抜かれ、自力でトイレに行く許可が出る。
トイレで初めて出血しているいることに気付くが、問題ないらしい。
今日までは、モルヒネの副作用で、吐き気と発熱が続くでしょう、
と主治医に告げられる。
ゆうべ暑くて眠れなかったのは発熱のせいだった。
看護士さんが持ってた蒸しタオルで体を拭き、少しさっぱりする。
昼食が運ばれるが、匂いを嗅いだ瞬間に嘔吐。(出るのは液体だけ)
午後、やっと自分の病室に戻り、友人から届いていた応援や激励のメールにベットから返信する。
昼過ぎ、兄夫婦と母が見舞いに訪れる。この時にはかなり吐き気も治まり、ベットに腰掛けて話す。
そして、夕食。
やっと起きて食べれるまでに回復。初めて病院食を味わう。
空腹を感じていたので美味しく食べれるかと思ったら、ご飯を飲み込んだ時、のどの痛みに気づく。それもかなり痛い。空気が乾燥しているせいか?。マメなうがいが必要。
4月30日(塞栓術後2日目)
昨夜はなかなか寝付けず、何度も寝返りをうってしまった。
朝起きると、のどの痛みは昨日よりマシになっている。体調も普段と変わらないほどまでに回復している。
朝、同室の二人が一度に退院した。
聞けば二人とも抗がん剤治療中で、今後も入退院を繰り返すことになるという。心から回復を願ってしまう。
入れ替わるように、また二人の患者が入院してきた。何とそのうちの一人は、このあとUAEを受けるという。 九州中央病院で年間10例ほどのUAE。
短期間に続けて行われるのは珍しいとの事。
血液造影室に向かうその患者さんに
「大丈夫ですよ。今日と明日は辛いと思いますが、二日目には今の私のようにぴんぴんしてますよ」
と、応援の言葉をかける。
この日は昼食の後、洗髪をしてもらい、少しさっぱり。
午後、K美ちゃんがお見舞いに来てくれた。
久々に楽しいガールズトーク
思い起こせばK美ちゃん、約ふた月前の3月、同じ病院、同じ病棟に入院し、同じく子宮筋腫の手術を受けていた。
彼女は私と違って大きな筋腫が1個。ホルモン注射で筋腫を小さくした後、開腹して筋腫のみを切除。
元気に病院を歩き回る私にひとこと、
「手術したばかりでこんな元気な人、始めて見ました」
K美ちゃんの入院期間は約10日、退院後も不調が続いたため、社会復帰までひと月を要した。
お腹を切るというのはそれほど負担が大きいということだ。
さて、普段の体調に戻った身としては病院はあまり長居するところではない。 この日初めてテレビカードを購入し、備え付けのテレビを観て夜を過ごす。「旭山動物園物語」を丁度半分見終わったとき、消灯時間。
午後10時!
今どき、小学生でももっと夜更かししてるのではなかろうか・・・
入院3日目の夜も長いものとなりました・・・
⑤に続く(次こそ最終)
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