昨日梅田で食事会があったのでついでに本屋に寄ったらやっぱり買ってしまいました、漫画本を・・
『阿房列車』原作:内田百 漫画:一條裕子
作家、内田百先生の有名な紀行文の漫画化です。
こんなのが出てたなんて知りませんでしたから、完全な衝動買いです・・
でも面白かったのでOKということで。
舞台は戦争の荒廃も復興しつつある昭和25年。「私」こと内田百は「なんにも用事がないけれど、汽車に乗つて大阪へ行つて来ようと思ふ」と唐突に思い立ち、お供に弟子で国鉄職員の「ヒマラヤ山系」氏を連れて出かける。というまさに『乗りテツ』な内容です。
・・なんですが、そこは百先生。第一話では9割がたを費やして、やれ「日本風の宿屋は気骨が折れる」だの、「山系氏は三等列車でいい理由」だの、旅費を借りる段で「一番いけないのは必要なお金を借りようとすることだ」だのと、旅と直接関係無いことを延々と語ります。
で、いざ旅が始まってもお供のヒマラヤ山系氏と「だから結局なんなんだ!」とつっこみたくなるようなとりとめも無い会話を繰り広げたり、些細なこと(?)をグチグチと自問自答してみたりと、旅行自体より百先生とヒマラヤ山系氏の人となりが面白いです。
旅の情報としてはアレですが、作品としてはかなり面白いので鉄道に興味が無くても楽しめるかと・・
それにしても駅のホームを『歩廊』というんですね。知りませんでした。
『阿房列車』原作:内田百 漫画:一條裕子
作家、内田百先生の有名な紀行文の漫画化です。
こんなのが出てたなんて知りませんでしたから、完全な衝動買いです・・
でも面白かったのでOKということで。
舞台は戦争の荒廃も復興しつつある昭和25年。「私」こと内田百は「なんにも用事がないけれど、汽車に乗つて大阪へ行つて来ようと思ふ」と唐突に思い立ち、お供に弟子で国鉄職員の「ヒマラヤ山系」氏を連れて出かける。というまさに『乗りテツ』な内容です。
・・なんですが、そこは百先生。第一話では9割がたを費やして、やれ「日本風の宿屋は気骨が折れる」だの、「山系氏は三等列車でいい理由」だの、旅費を借りる段で「一番いけないのは必要なお金を借りようとすることだ」だのと、旅と直接関係無いことを延々と語ります。
で、いざ旅が始まってもお供のヒマラヤ山系氏と「だから結局なんなんだ!」とつっこみたくなるようなとりとめも無い会話を繰り広げたり、些細なこと(?)をグチグチと自問自答してみたりと、旅行自体より百先生とヒマラヤ山系氏の人となりが面白いです。
旅の情報としてはアレですが、作品としてはかなり面白いので鉄道に興味が無くても楽しめるかと・・
それにしても駅のホームを『歩廊』というんですね。知りませんでした。