街中にあった家とは別に、生前ご主人が、自然に囲まれた良い環境で子育てをしたいと購入したセカンドハウス。
ご主人が亡くなってから、女手一つで商売をしながらそのローンを払い切り、娘さんを一人前に育て、そしてついに、
娘さんが県外に出られて、お一人で暮らすにはもったいないからと、長年暮らした思い出のセカンドハウスを手放す
ことにされました。
三木町の栗・家リノベーションハウスは、そんなオーナーさんから受け継いだ家です。
37年暮らしたとは思えないくらい、きれいに大切に使われていて、そのままでも十分住めるかと思えました。
ご主人のご家族への想いを、大切に受け継いで、愛情を持って住まわれていたことが家中から伝わってきました。
始めは仲介で、そのままの形で住んでいただける方を探しましたが、広いお庭が塀に囲まれていて駐車場が狭かった
元の状態では、車社会の現代のライフスタイルには合わず、たくさんのお問い合わせはありましたが成約には至りません
でした。
この家の物語の続きを、もっともっと長くつなげて、もう一度新しいご家族がこの家で子育てをしたり、リビングに笑いが溢れ、
静かな環境に癒されて暮らせるように、お手伝いできないか?
そんな想いから、栗・家で買い取り、リノベーションさせていただく提案をしました。
オーナーさんは、快く承諾してくださいました。
オーナーさんの想いを受け継ぎながら、素敵に生まれ変わった和モダンスタイルの家。
お庭の一部を駐車スペースにして、もともとの車庫も合わせると、車も4台止められるようになりました。
先日の内覧会では、たくさんのお客様がご来場され、リビングの造作や新しい水回り、トイレのデザイン等に驚きの声を
上げながら、興味深く見学されていました。
買っていただけたらいいなと思う気持ちももちろんありますが、それ以上に、物語をつないでくださる、素敵なご家族に
住んでいただきたいと、切に願います。
恋する不動産ショップ 担当 丸茂