甲斐氏側が上告せず土屋側の勝訴が確定！！！
歌手の土屋アンナ（３２）が主演舞台の稽古に参加せず公演が中止になったとして、舞台監督の甲斐智陽氏（６５）が約３０００万円の損害賠償を求めた訴訟は、上告期限の９日までに甲斐氏側が上告せず土屋側の勝訴が確定した。１３年１０月に東京地裁で裁判が始まって約３年半、泥沼訴訟がようやく決着した。
東京高裁は２月２２日、土屋側を勝訴とした一審判決を支持し、甲斐氏側の控訴を棄却。一審は、甲斐氏がユーチューブに公開した歌「ＡＮＮＡ」で名誉を傷つけられたとして損害賠償を求めた訴訟でも名誉毀損（きそん）を認め、土屋側のダブル勝訴となった。
甲斐氏は控訴審判決の直後、上告する構えを見せていたが、代理人と判決文を精査し、上告を見送った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170310-00000085-spnannex-ent
土屋アンナは涙を浮かべ、演出家は怒声をあげた…
アンナ完全勝訴の法廷で繰り広げられた泥沼裁判の一部始終
女優で歌手の土屋アンナさん（３１）が稽古に参加せず舞台が公演中止に追い込まれたとして、演出家の甲斐智陽氏（６４）が土屋さんと所属事務所に約３千万円の損害賠償を求めていた訴訟の判決で、東京地裁は「土屋さん側に非はなかった」として甲斐氏の訴えを退けた。一方、「甲斐氏の楽曲で名誉を傷つけられた」として土屋さんが甲斐氏を訴えていた訴訟では甲斐氏に３３万円の支払いが命じられ、土屋さんの全面勝訴となった。２人が法廷で“不規則発言”を繰り返し、劇場型裁判となったこの訴訟。いったんは幕が引かれた形だが、甲斐氏は控訴する考えで、終幕はまだ先のようだ。（小野田雄一）
この訴訟の発端は平成２４年４月、身体障害を持つ歌手、浜田朝美さん（３４）の著書『日本一ヘタな歌手』を題材とした舞台化を、出版元の光文社が甲斐氏に持ちかけたことに遡（さかのぼ）る。
判決などによると、甲斐氏は浜田さんの著書を基に「誓い～奇跡のシンガー」と題した脚本を書き上げ、主演女優選びに着手。２５年５月に土屋さんを主演とする出演契約を土屋さん側と結んだ。８月の初演に向け、土屋さんら役者は７月から稽古を開始。しかし、土屋さんは３回目の稽古日だった７月１８日、浜田さんから受け取った手紙に「舞台のことを知ったのはまだ最近で、舞台の内容もよく聞いていない」と書いてあったとして甲斐氏に不満を伝え、その後の稽古を欠席した。結局舞台は中止となり、甲斐氏側は３千万円の損害が出たとして８月、土屋さん側を提訴した。
甲斐氏側は「浜田さんは当初から舞台化を喜んでおり、承諾していた。しかし土屋さんはセリフを覚えておらず、稽古不足のまま出演して評判を落とす前に舞台を降板したいと考えていた。そんな土屋さんに言いくるめられ、浜田さんは『承諾していない』と嘘をついた」などと主張。
一方、土屋さん側は「舞台には主役女性の死を暗示するシーンがあり、当初から戸惑っていた。そうした中、浜田さんが舞台の内容を承諾していないと知り、このまま進めても舞台は公演不可能になると考え、稽古に参加しなかった。改めて承諾が取れたと確認できれば稽古に再び参加し、完璧な演技はできた。公演中止は承諾を得られなかった甲斐氏側の問題だ」と反論していた。
この裁判では、平成２６年１２月に東京地裁が「土屋さん側が甲斐氏に２００万円支払う」とした和解案を双方に提示したものの、甲斐氏側が拒否し、継続した経緯がある。
この和解不成立後に、甲斐氏と土屋さんが証人として初めて“直接対決”した昨年１１月９日の法廷は、傍聴券も配布されるなど注目を集めた。
この日は甲斐氏が土屋さんの代理人から「承諾」について繰り返し尋ねられヒートアップし、
「（承諾はあったと）何度言わせるんだ！」
と怒声を上げるシーンもあった。
一方、上下とも純白の服装で出廷した土屋さんも負けておらず、「『浜田さんの承諾を取ってないじゃないですか。話が違う』と甲斐氏に言ったら、甲斐氏は浜田さんを侮蔑しました」と、甲斐氏が言ったとされる“浜田さんへの暴言”を巻き舌でモノマネ。これには甲斐氏も「言ってない、言ってない」と苦笑したが、傍聴席からは押し殺した笑いが起きた。
また、甲斐氏がこのトラブルが起きた後に作詞作曲した一人の女性を非難する楽曲「ＡＮＮＡ」をインターネットの動画サイトにアップしたことについて、土屋さんが「私を連想させるが、（歌詞にある）ドラッグ漬けや毎晩男あさりなんてあり得ない」と声を詰まらせ、瞳に涙を浮かべる場面も。甲斐氏は「楽曲は想像上の女性を歌ったもの。土屋さんとは無関係だ」などと反論していた。
今年１月２５日の判決で、東京地裁の原克也裁判長は「甲斐氏の（舞台装置の手配の遅れなどの）準備不足や、（浜田さんとの）権利関係のずさんな管理が原因で、出演契約の基礎となる信頼関係が破綻していた。仮に土屋さんが稽古に参加していても、舞台が上演されることは法律上、事実上とも困難だった」と認定。
「土屋さんが稽古に参加しなかったのは土屋さん側の責任ではない」として甲斐氏の訴えを棄却した。
一方、「おまえのぶざまな歌と演技じゃ仕事がなくても自業自得」や「おまえの根拠のない嘘っぱちにどんなにオレらが傷ついたか分かるかい」などと歌った楽曲「ＡＮＮＡ」について原裁判長は、「土屋さんとのトラブルが社会的注目を集める中で、甲斐氏自身が演奏し歌った動画を公開した以上、一般視聴者は通常、ＡＮＮＡは土屋さんを指すと理解する」として名誉毀損（きそん）を認定、甲斐氏に３３万円の支払いを命じた。
判決後、報道陣の取材に応じた甲斐氏は「浜田さんは舞台化を承諾していたし、土屋さんが稽古に参加していれば舞台はできた。（地裁は）何をもって準備不足と言うのか」と怒気を含んだ口調で話し、「納得できないし、控訴する」と述べた。
一方、土屋さんは自宅近くで取材に応じ、「ド素直に言うと、争いごとが嫌いな８７歳のおばあちゃんに『終わったよ』と報告したい」とした上で、ファンや家族に迷惑を掛けて、ごめんねという気持ちが強い」と話し「（控訴は）ないといいな」と期待したが、泥沼訴訟は収まる気配を見せていない。
http://www.sankei.com/premium/news/160130/prm1601300030-n4.html
最高裁まで争ったとしても「棄却」が落ち。それに甲斐氏側の「ふところ事情」も。最高裁までの弁護士費用も莫大になるしね。
アンナさん、おめでとうね。名誉毀損も認められたし。
野球選手の奥様として頑張ってね。叩かれちゃうから・・・
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