『第40回日本アカデミー賞』の授賞式が3日、都内で開催され、宮沢りえ(43)が映画『湯を沸かすほどの熱い愛』(中野量太監督)で最優秀主演女優賞を受賞した。宮沢が最優秀主演女優賞を受賞するのは、『たそがれ清兵衛』、『紙の月』に続いて3度目となる。
同作では、末期がんで残り2カ月の命と宣告される双葉を熱演した。舞台出演のため発表の際には不在となり、事前に放送された映像では「近頃は役を演じるというより、一つひとつの役が自分を通過して爪痕をつけていく感じがして、双葉という役も大きな爪痕を残していきました」とコメント。「生きることの貴重さ、こうして皆さまの前で称えられることのありがたさ、いろんなことを教えてもらっている気がします」と話していた。
代理でブロンズを受け取った中野監督は、宮沢の出演作『ぼくらの七日間戦争』が自身の映画体験の原点だったと明かし、「僕に映画を教えてくれたりえさんと映画をやることになって、本当にうれしかったのを覚えています」と笑顔で宮沢の受賞を喜んだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170303-00000388-oric-ent
たけし「東スポ映画大賞は正直で、それだけ価値のある賞」
【第26回東京スポーツ映画大賞=ビートたけし審査委員長の総括】この東スポ映画大賞もついに26回となったね。今年はオレが関わっている映画が2本あったけど、ハリウッド映画の「ゴースト・イン・ザ・シェル」は4月公開だし、「アウトレイジ 最終章」は今年後半公開だし、残念ながら東スポ映画大賞には間に合わなかった。間に合っていたら、全部賞を取っていた。というか、来年は全部取っちゃうぜ。だから、今回はノミネート選考してくれた各映画祭の得票順に賞を決めたぜ。
一見、権威がありそうなアカデミー賞とか、ゴールデングローブ賞とかにだまされちゃあいけない。あれはBSの番組が、金儲けのために盛り上げているだけ。東スポ映画大賞というのは、何回も言うように、異常に偏っているけど、その分、正直な映画祭で、それだけ価値のある賞だと思う。大映画会社が持ち回りで賞を与え合っているような日本アカデミー賞とは違うんだ。
オレが言うのもなんだけど、東スポ映画大賞で表彰されることを誇りに思ってほしい。これが正直な日本の映画界の現状だし、役者さんたちへの評価だ。
スケジュールの都合で来られない受賞者もいたけど、遅れてでもスケジュールを何とか調整してくれて、三浦さんも宮沢さんもベッキーもじゃんじゃん来てくれて、オレの映画祭が大きくなっていることを実感したね。
もっと大きくするためには、たけしという名前をもっと高めていかないといけない。監督としてだけじゃなく、役者としても世界に出ていくことがないわけじゃないんで、そこで権威を上げて、役者さんや芸人が東スポ映画大賞にノミネートされたり、受賞できることが夢になるように頑張りたい。
たけしさんらしいね。