Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

リトルリーグのユニフォームと帽子に名前を入れる~ビジネス・マネージャーの仕事その1

2008-04-19 | リトルリーグ
今日は、上の息子のリトルリーグのチーム、パイレーツのユニフォームと帽子に名前を入れてもらう作業が終わり、まずは、ビジネス・マネージャーとしての仕事第一弾を無事終えた。試合が、今月27日から始まるため、どうしもその前に仕上げなくてはいけなかったので、ほっとした。しかし、こういう仕事も今まで監督が1人でやっていたチームも多く、実際にこの仕事をやってみて、「それを当然として受け取っていた私たちは、監督の大変さをわかっていなかったなあ。」と反省する。できるだけ、雑用は、私たちで補って、監督にはチームの采配に専念してもらわないといけないと思う。

昨日は、PTA総会のため、シカゴ日本人学校の学級委員と学級委員代表の仕事で忙しかったが、今日は一転、アメリカ人の母親としての仕事をアメリカ人と同じようにこなせて、うれしい!やっとこれで、本当に地域の親として根付いてきたような気がする。ハンサムなアメリカ人のお父さんたちから頼りにされ、よいしょされる快感も味わったわ。「もうどんどん何でもやるから言ってちょうだい!」と思わず言いたくなる。

今年は、みんなから集めたチーム・ファンドをマネージメントするにあたって、何に使って、どう収支したかみんなに最後メールで報告しようと思う。去年、ビジネス・マネージャーがいなくて、最後の方はおろおろして、お金がどう使われたか不透明で、不満を言っている人もいたからだ。そのことをチームの監督のティムに言ったら、驚いて、「そうか、そういう人もいるのか。今までBGRAでは、収支をみんなに知らせるチームはなかったけど、それもいいかも。君は、きっとBGRAのビジネス・マネージャー・オブ・ザ・イヤーになるだろう。」と冗談を言っていた。

BGRAは、2000人ぐらいの会員のいるとても大きな組織のリトルリーグで、毎年リーグごとにBGRAに貢献したコーチに贈られる「コーチ・オブ・ザ・イヤー」などという賞もある。それを文字って、ティムは言ったわけだ。

ところで、肝心のユニフォームへの名前と背番号だが、HIGH-5というプリント・ウエア・ショップに先週の土曜日に頼んだら、昨日できたという知らせが入った。背番号、名前、各選手のサイズを全部合わせてチェックする。子供たちが13、14歳とそれなりに体が大きく、横幅があるので、ゴールドで名前を山なりに流れた形にしたため、すごく自然でカッコいい。ティムのアイディアだ。とくに長い名前の子の形が決まっている。子供たちのサイズと背番号のリストと1つの間違いもなく、すべてマッチして、さすが長年BGRAの選手のユニフォームのプリントを受けているプロの仕事と思わせた。帽子も後に赤で名前、横に赤で番号が入り、粋な感じだ。両方の腕の部分に、2人のスポンサーの会社名が入ったパッチもきちんと張られて、(1人は、チームのメンバーのお父さん)私は1人でみんなのユニフォームと帽子を見ながら、悦に入っていた。

HIGH-5は、今がかきいれどきらしく、ひっきりなしに電話が入り、超忙しそうであった。すべての作業を小さなオフィスで行っているという。この時期に、いったい何百あるいは何千のユニフォームや帽子のプリントを行っているのだろうか。スポーツ好きのアメリカだから成り立つビジネスであろう。そのミニ工場のようなオフィスをじっくり眺めながら、感心していると・・・

しかし、しかし、ここで、1つ大きな問題が起こった。なんと、なんと、1人の選手のユニフォームのサイズがないのだ!信じられないのだが、アダルトの2XLでも小さいという。つまり3XLというサイズで注文しなければいけないのだが、どこにもそんな大きさのパイレーツのユニフォームがない!「そっそっそんなにデブな子なの?」と息子に聞いたら、「デブなんてもんじゃないよ!」「100キロ以上あるのかしら?」「そんなの俺に聞かれたって・・・」

さすがの、HIGH-5でも、そんなユニフォームは手に入らないという。「BGRAのユニフォーム担当のフィルが、オンラインかなにかで、なんとかするらしい。」と言う。去年までは、この選手は、2XLでなんとかなっていたのだろう。さすがに巨漢のアメリカ人の子供だ。まだ、14歳だというのに・・・うちの息子が、身長170センチぐらいで、細身の筋肉質だから、アダルトMのサイズ。この子は息子より少し背が高いだけというから、かなりのメタボ君だ。チームの他の選手たちは、みんなアダルトのSかMかLのどれかなので、アメリカ人の子供たちは、同じぐらいの年齢なのに、かなり体の大きさの違いがあるということだ。しかし、175センチの身長の主人でもアダルトのMで、他の大柄のコーチもアダルトのLを注文しているので、3XLというサイズがいったいどのくらいの大きさなのか、想像もつかない。

後、27日まで1週間しかない。ウーン、とても心配だ。


写真は、息子のチーム、パイレーツのメンバーのユニフォームを並べてみた。右下が、ユニフォームが間に合わなかったメンバーの帽子。なんだかさびしいし、かわいそう。なんとかなるといいのだが。







シカゴ・ホワイトソックスとカブスのCMが気になる!~Kuniのメジャーリーグ観察記その1

2008-04-19 | メジャーリーグ
昨日は、ホワイトソックスもカブスも負けてしまった。カブスの試合は昼間なので見れなかったけど、ホワイトソックスは、クリーディやクウエンティンたちのホームランの活躍にもかかわらず、でぶっちょのボビー・ジェンクスなどの2人のクローザーが打たれて、みじめ~なサヨナラ負けをオリオールズにくらってしまった。

9回裏2点リードで、力で打者をねじふせるだろう守護神、ジェンクスがでてきて、いつもなら勝ててた試合で、いとも簡単にそのジェンクスが打たれると、なんだかとても悲しい!!ジェンクスしっかりしろ!!そんなに手で顔を拭いている場合ではないぞ!ジェンクスは、見ていると、なぜかひっきりなしに顔を手でふきまくったり、顔を肩になすりつけたり、不思議な動きをするくせがある。その動きがめちゃくちゃおかしいので、今度皆さん観察してみてください。

試合中、全部を見ていないので、はっきりとはわからないのだが、試合の合間に流れるホワイトソックスのCMって、楽しめるんだよね。このところ気に入っているのが、私の大好きなポーリィーことチームの大黒柱、4番ポール・カネルコがでているCM。カネルコがバッターボックスに立つと、観客が「走れ!ポーリィー、走れ!」という大きなボードを見せ、それにポーリィーは、「俺は走らないぜ!」とさっとボードを見せる。そのときのポーリィーの雰囲気がたまらなくかわいい!そして、いつものように豪快な素晴らしいホームランを放つ。ダイアモンドをゆったり走りながら、「小走りするよ!」というボードを見せる。その間、ホワイトソックスのオジー・ギエン監督の苦みばしった表情も映し出すのが、憎い演出。そのほかのホワイトソックスの選手CMもめちゃくちゃ面白いので、ぜひ一度ごらんあれ!

カブスのCMの方は、最近一度だけちらっと見たことがあるが、これも笑える。こちらは、シカゴアンから絶大な支持のルー・ピネラ監督がでてくる。審判の判定に意義を唱えるためすごい形相ででてきた熱血漢のピネラ監督。「おれがこうやって言うのをみんな(ファン)期待しているんだよ!」などとわけのわからないことをいつものように審判の顔に自分の顔をつきつけてすごむ。勿論、お決まりのように、審判は手をかざして、「退場!」ピネラは、カッカしながら、一塁ペースを思いっきり投げて、出て行く。ああ、痛快!

おとどしのCMだったか、カブスとホワイトソックスが合体してできた爆笑CMもあった。はっきり覚えてないが、ソックスの熱血キャッチャー、ペルゼンスキーが寝ているカブスのピッチャーのエース、ゾンブラーノを起こして、ゾンブラーノが立った瞬間、その場にしかけておいた磁石がバチバチして驚かせる。その直後の次のCMでは、その仕返しに、今度はゾンブラーノが、寝ているペルちゃんの手にパイか何かを置かせて、顔をくすぐる。勿論、パイがペルちゃんの顔にべっちゃり。なんていうお茶目なCMで私たちはゲラゲラ笑い、楽しめた。

ソックスとカブスの中でも、血の気の多い2人、ペルゼンスキーとゾンブラーノのコンビがこのCMに見事にはまっていて、演技とは思えないほど。(昨日もゾンブラーノは、ベンチで他の選手を軽くなぐっていたよなあ、恐ろしい!)ペルちゃんは、去年、人気のシカゴ対決のホワイトソックス対カブスの試合で、相手が悪いとはいえ、カブスのキャッチャーとすごい殴り合いをしていたし。(これが原因で、そのキャッチャーはカブスを放出された。)でも、そのド迫力の熱血さが、ペルゼンスキーの魅力であり、彼は人気があるのだと思う。

今年もシカゴ対決はどういう展開になるのだろうか。このところ、年々メジャーリーグの人気はますます高まっているというから、CMもますます凝ったつくりになっていくだろうから、目が離せません!


写真は、2005年10月9日付シカゴ・トリビューン誌のスポーツセクションの特集、2005年アメリカン・リーグセントラル地区優勝。そのときのチームフォトより

左端下が、ギエン監督の息子で通訳のギエン・ジュニア、その上は我らが井口選手、(ずっとソックスにいてほしかった!)1人おいて、上段真ん中ジャーメイン・ダイ、その右隣がペルジェンスキー、そのななめ右下が、カネルコ、右端の上が、私が大好きで、トレードでいなくなったピッチャー、ガーランド。

シカゴ日本人学校全日校2008年度PTA総会無事終了!

2008-04-18 | シカゴ日本人学校全日校
今日は、春の暖かい日差しの中、シカゴ日本人学校全日校の今年度のPTA総会が、小体育館で行われた。予定通り、滞りなくすべての事項が会員の方に承認され、とてもスムーズな総会であった。新旧の執行部の方々、関係者の方々本当にお疲れ様でした。

昨年度の副会長のキンバラさんの引き締まった司会で始まり、議長を私たち中2の学級委員2人が勤め、新旧両PTA会長、校長先生、双葉会会長の方々の挨拶で、新しい年度を迎えたという意識を強くした。途中、保護者で成り立つコール双葉の歌も入り、なごやかな雰囲気の中、全員の先生方やオフィス、カストディアンの方々の紹介があり、いつもながら、全員そろうと圧巻であった。後半は、新しい副会長のヤマグチさんの和やかな司会で無事に終わった。

執行部の皆さんのプリゼンテーションは、昨日のリハーサルよりずっと落ち着いていて、とてもよかったです。私の相棒の高橋さんも落ち着いていて、中2の学級委員の貫禄でてました!みなさん、ご苦労さまでした。

昨年度のPTA会長の川村氏が、「世界一の日本人学校をめざそうと子供たちはよく話しているが、この異国の地シカゴで、日本一、あるいは世界一の日本人学校と言われるのは、奇跡のような感じです。それも毎日遅くまで努力されている先生方の教えがあってのこと。配布物を見ても、先生方の熱意がひしひしと伝わってくる。6月に行われる運動会で生徒たちが一生懸命する素直さに感動すら覚えます。先生方、生徒たち、双葉会、保護者によって、世界一の日本人学校がささえられているので、引き続き世界一の学校が発展していけるようお願いします。」というような素晴らしい励ましの言葉を私たちにくださった。

1月の終わりに行われた百人一首大会のことを書いた私の投稿http://blog.goo.ne.jp/kuniwindycity/e/960d007b55cafba362bc86fc7f4e0107の後に、「風吹く街の奇跡の学校」と書き込みをしてくださった方がいたが、まさにシカゴ日本人学校全日校は「奇跡の学校」だ。こう言われる根源は、子供たちの気持ちのいい挨拶から始まるという。今日のPTA総会でも、さまざまな場面で、きちっとしていて、今後もそれを守るのが大変かもしれない。しかし、みんながきちんとお辞儀をして来賓の方やPTAの方々に挨拶をする。アメリカの地で、これを実践していくのは、すごいことだと思うし、こういう日本の伝統や習慣を守り続けていくのが大事なのであろう。

PTA総会リハーサル/ シカゴ日本人学校全日校人気復活か!!

2008-04-17 | シカゴ日本人学校全日校
今日は明日行われるシカゴ日本人学校全日校、平成20年度PTA総会のリハーサルが、小体育館で、執行部の方たちの指示で行われた。私たちは、中2の学級委員なので、恐れ多くも議長を任される。台本通りに読み上げるだけだが、100人以上の人たちの前に立って、しゃべるのは、慣れていないのでちょっと気が重い。学級委員代表の仕事も重なって、ちょっと頭が混乱気味。来年度は、代表と議長は別の学級委員さんがやってもいいような気がする。

単に各担当の人の紹介をするだけなのだが、やってみると、間の取り方がむつかしい。1回通しのリハーサルを行った後、相棒の高橋さんとどちらがどの部分を受け持つかをはっきり決め、何回か練習する。私たち以上に執行部の人たちは、準備に余念がない。本当に時間を費やして手抜かりないように、細かいところまで打ち合わせして、大変なようだ。こういう部分をみんなが理解してほしいと強く思う。

さて、この際だ。多くの人の前でしゃべることに慣れるのにいい練習だといいように思って、望もう。私は、リサーチしたり、人に取材したり、それをまとめて書くことは得意なのだが、どうも人の前でしゃべるという行為は苦手だ。人の前で、論理的にうまくしゃべれる人がうらやましい。

このブログも2月から始めだして、早3ヶ月だが、順調に毎日読んでくださる読者がついてきた。他の人気ブログのように数は多くないのだが、全日校の関係者を中心に「毎日読んでます。」と言ってくださる方が多くなり、本当にうれしい。今年は、全日校の人数も増え、ますます学校の活動を広報(?)し甲斐があるもの。

驚いたことに、今年度は、中3が17人もいるという。毎年、中学部は、学年が上にいくにつれ、少なくなり、中3は10人前後ぐらいだったような感じだが、今年は妙に多い。中学部は、前年度39人から48人、小学部は、115人から128人と増えた。家庭科、美術担当の先生で、長年全日校のことを良く見ている先生とそのことを話していたのだが、「やはり、また日本語の重要性をみんな見直してきているのよ。」とその先生はおっしゃられていた。この何年かは、日本の文科省が、小学校で英語を取り入れるということで、駐在員の家族はこぞって現地校へと流れていた。その流れが急激だったような気がする。しかし、その流れが、少し変わっているのではないか。うちの学校に最も近いバスストップもこの2年ぐらいで、急に増えだし、今年は満杯になった。他もいっぱいになっていて、希望のバスストップに入れず、他の遠いバスストップに回っている人もいるという。

前任の校長先生の各メディアでの広報活動を推し進めたのもきいているだろうし、私が書いてきたウェッブ上の日本の読者数が圧倒的に多い人気サイト、US新聞やジャングルの記事ないしは、ささやかではあるが、このブログもも少しは、お役に立っているのかもしれない。インターネットの影響というのは、結構大きい。しかし、一番の理由は、全日校のプログラム内容の素晴らしさとなんといっても先生たちのやる気と熱意が実を結んでいるのであろう。では、皆さん明日よろしく!

シカゴ・ホワイトソックス強し!サード、ジョー・クリーディの攻守光る!

2008-04-16 | メジャーリーグ
今年は、日本では福留選手の加入でシカゴ・カブスが注目されているが、シカゴ・ホワイト・ソックスの勢いがすごい!今日時点で、8勝5敗で、アメリカン・リーグのセントラル地区で、1位。打線が爆発していると言う感じ。毎日試合を見ていないので、詳しくはリポートできないが、おとといの試合では、打順4番の私の大好きなポール・カネルコ(日本の新聞には、コネーコだっけ、なんでこんな表記になるのか?!カネルコと発音するのに・・・)と8番ジョー・クリーディ(日本語の表記はわからない)のアベック、グランド・スラム(満塁ホームラン)がとびだした。

クリーディは、今年は調子がよく、満塁ホームランはなんと2本目で、今日現在15打点で打点はチームトップ。4番のカネルコが11打点だから、いい所で打ちまくっているようだ。これで打順が8番だから、驚異としかいいようがない。9番がこれまた頼りになるいぶし銀のショートのユリーベ(かつてセカンドの井口選手とコンビだったね。井口選手も日本人学校の講演で言及していたソックス時代のダチ。ちょっと西田敏行を彷彿させる)ときているから、まさに破壊打線。今日は、クリーディは打順は5番に昇格していた。2000年からずっとホワイトソックスでプレーしている30歳。今まで打率3割を打った年がないから、今年こそ、その才能が開くか!

クリーディは、サードの守りでも華麗な動きを見せる。今日も完全に抜けていた鋭いあたりをすとっとびで捕り、ファーストへ確実なスロー。息を呑むような素晴らしい守備を見せ、「今年はゴールデングラブ賞確実か!」とアナウンサーが言っていたほど。他の選手も彼につられて守りがしまっているような気がする。今日は、今年ソックスに入った若きクウェンティンが3ランホームランで、アスレチックスに4対1で勝つ。クウェンティンは、守りでも大きなヒット性のあたりを見事にフェンス際で捕るファインプレーを見せる。もう1人の若い外野のプレーヤーも素晴らしい中継で、走者を2塁で余裕で刺す。誠に今年は守りが堅いホワイトソックス!!

上の息子の解説では、今年はクリーディは、このままこの調子が続けば、アメリカン・リーグで、ゴールデン・グラブ賞とシルバー・スラッガー賞、うまくすればMVPが取れるのではないかと言っている。それほどの勢いがある。たとえホワイト・ソックスがワールドチャンピオンやリーグ優勝、はたまた地区優勝しなくても、過去の記録では、個人でこういう賞が取れるのだという。(メジャーのデータをすべて頭に入れている息子談)ゴールデン・グラブ賞は確実として、シルバー・スラッガー賞(各ポジションでリーグの打者のベストを決める)もヤンキースのA-ロッドさえ抑えれば、取れるという。そして、この2つの賞をとれば、MVPも夢ではないらしい。クリーディは、なんというか、下からすくいあげるような独特の振りで、最後まできれいに振り切る。さわやかなルックスと態度。黒いソックスもイチローのようにひざ近くまでたくし上げ、いつでも動けるような機敏さがある。主人も今年ホワイトソックスは、クリーディを放出しなくて本当によかったと言っている。

やはり、2005年のワールドチャンピオンのときのメンバーが活躍してくれるのは、私たちにとってうれしい。クリーディは、そのときのワールドシリーズ初日でホームランを打ち、ソックスがアストロズをスウィープした(4勝で全勝)引き金となった。4月13日付けのシカゴ・トリビューンの分析によると、過去12年間の記録で、最初の10ゲームの成績がシーズンにかなり影響するらしい。ということは、今年連敗続きでスタートしたデトロイト・タイガースは、まったく望みがないということか。

去年、井口選手が電撃トレードでホワイト・ソックスを去ってから、ホワイト・ソックスも成績がイマイチだったし、私は嫌気がさし、そっぽを向いて、今年は福留選手の加入でにわかカブスファンになっていたのだ。毎年買っていたホワイト・ソックスのカレンダーも今年は買わず、井口選手以外の部分は捨てようとしていた。

しかし、やはりポーリィーことカネルコ、クリーディ、熱血漢のキャッチャー、ペルジェンスキー(お茶目なのよね)黒人のカッコいいジャーメイン・ダイなどの2005年のワールド・チャンピオンメンバーたちが活躍しだすと、根っからのホワイト・ソックスファンとしては、いてもたってもいられなくなる。あの2005年の興奮が今一度味わえるのだろうか?!カブスもリーグ優勝し、ワールド・シリーズで、シカゴ対決が見れるだろうか?!それが、私たちシカゴアンたちの永遠の夢ではないだろうか。


写真は、2005年ワールド・シリーズでのクリーディ(右)とカネルコ(左)の活躍を伝えるシカゴ・トリビューン誌より

シカゴ日本人学校全日校学級委員代表の仕事始め

2008-04-15 | シカゴ日本人学校全日校
今日は、シカゴ日本人学校全日校の学級委員代表の今年度の第1弾の仕事をもう1人の学級委員代表の人とやった。思ったほど大変ではなかったので、2人でやれやれ。一仕事終わって、ランチタイムだったので、2人で楽しくタイ料理までぱくつく。この際だ、腹をくくって楽しくやろうかって感じ。

まだよく仕事の全体像はつかめないのだけど、小学部、中学部両方の18人の学級委員のとりまとめと学級委員とパン係、及び執行部等の連絡係のような感じのようだ。引継ぎの昔からのファイルに目を通すと、本当に代表の仕事が年々楽になってきたのがわかる。4年ぐらい前までは、学級委員代表がパン係の方のとりまとめもやっていたと聞く。先輩たちの苦労があったからこそ、日本人学校のPTAが成り立っていたのだ。深く感謝しながら、もう何年も前の過去のファイルは役に立たないので、潔く捨てることにした。

まずは、学級委員とパン係の名簿、学級委員連絡網、常任委員会の準備係の当番表を作り、それらを今日2人でコピーしまくった。相棒のヤマリョウさんは、去年ボストンから引っ越してきて、シカゴ日本人学校に入ったばかり。わからないことだらけのようと言っていたが、こういう仕事を通して、学校のことをわかっていけそうなので、逆に彼女にとってもいいのではないかと思った。仕事の手際が良く、何か言うとすぐに動いてくれるので、私はとてもやりやすかった。この人となら、仕事もスムーズにいき、助かるという感じ。学級委員とか代表とかって、やる相手の人と価値観や気が合わないとうまくいかない。

しかし、コピー機があるPTA会議室にいると、ひっきりなしに、パン係さんや執行部の人たちが入ってきて、大量にコピーしたりしている。こういう人たちが日々さまざまな雑用をこなしてくださっているおかげで、全日校もうまく回っているのだとつくづく思う。中には、とても小さなお子さんを連れて、コピーしにきている方もいた。パン係さんだと思うが、本当にご苦労様です。執行部の会計のフジモリさんは、コピー機に関していろんな問い合わせがきて、それをいつもリコーに伝えるのに大変なようだ。そうか、執行部はそんなこともやるのかー!きっと私たちには言えないような苦労もあっただろうなあ。木曜日のPTA総会でフジモリさんたちは、お役ごめんだが、執行部の皆様、本当に1年間ご苦労様でした。

今回新しい執行部の方々もみんな積極的に動いてくれそうな感じなので、1年間きっとうまくいくだろう。と祈って、今日はタイレストランのアイアムサイアムで、たっぷりおいしいランチを食べて、帰った。






野球のピクチャーディで、バッファロー・グローブのカリスマ・コーチ、ジョーイに会う!

2008-04-12 | リトルリーグ
昨日の夜は、2人の息子たちの野球のチームのピクチャーディで、バッファロー・グロ-ブのツイン・グローブ・ジュニアハイスクールで、恒例のチームの記念撮影があった。毎年4月のこの時期は、この学校の体育館は、バッファロー・グローブのリトルリーグ、BGRAのメンバーたちが総出の写真撮影でごったがえす。いつも1年ぶりになつかしい仲間たちに会い、「やあ、元気?息子は背が高くなったね。」などという会話をかわしながら、お互いの子供たちの成長を喜び合う。6年以上もバッファロー・グローブで息子たちが野球のチームでプレーをしていると、いろんな人たちと知り合いになって、地域の顔になる。

昨日は、1年ぶりに下の息子がかつてとても仲良かった近所のスコットとカイル親子に会う。スコットは、ステイ・アト・ホームダディ(専業主夫)で、奥さんがバリバリの出世頭のキャリアウーマン。スコットもバイトをしているが、2人のやんちゃな息子たちの子育てを一手に引き受けている。スポーツは何でもござれで、2年前ぐらいから、野球やバスケットの監督も毎シーズンするようになった。セント・ルイス出身なので、シカゴではめずらしくカーディナルスの大ファンで、真っ赤なカーディナルスのユニフォームを着て、うれしそうだ。去年もカーディナルスだったので、本人の希望かも。ここ数年お互いの息子同士がゆっくり遊んでいないので、「また、お互い子供たちをぜひ遊ばせよう!」と約束。

BGRAのドン、大柄のプレジデントのキースとその奥さんに会う。「今年もこのシーズンがやってきたね!天候が良ければいいが・・・」とうれしそう。キースの一家は、子供たちが小さい頃から、ずっとBGRAでプレーしてきて、20代になった息子は今でもまだBGRAでプレーしているという。いつもコンセッション・スタンドという売店を2人で管理し、みんなのボランティア指導もしてくれている。ずっとBGRAをささえてきているらしいから、一家で野球を本当に心の底から愛しているのだろう。

そして、とてもなつかしい人に会った。現在中学2年の上の息子が小学3年生のときのファーム・リーグのチーム、レッズの監督、ジョーイだ。話をするのは、4、5年ぶりか。私の顔は覚えていなかったが、息子の名前を言ったら、すぐに思い出してくれて、とてもうれしそうに、「息子は元気か?」と大きな笑顔がこぼれた。

ジョーイは、その当時BGRAでは、とても切れ者の監督で有名だった。コンピュータのように各選手のデータを頭に入れていて、ポジションや打順を完全固定し、試合を絶対に勝ちにもっていくというアメリカ人にはめずらしいタイプの監督だった。どちらかというと、日本人のやり方に近いかもしれないとその当時主人は言っていた。アメリカ人の監督は、小さな頃は、ポジションも回し、公平に打順も回すタイプの監督が多い。

よって、ジョーイがドラフトでとった選手たちもみんなうまい子供たちばかり。とくに、ジョーイの息子のジャスティンの才能はすごく、ピッチャーとしては、剛速球を投げ、ジャスティンが投げると、誰も打てなかった。ジャスティンは、ちょっと太めで、そうあのホワイトソックスのぶっとい守護神、ボビー・ジェンクスを彷彿させるようなタイプ。バッターとしても良く打っていた。息子を引き抜いてくれた理由というのが、ジャスティンの投げた球をファールだったが、打ったとそれだけの理由で、「息子に(バッティングの)才能を見出した。」と電話で大げさに説明してくれたのを覚えている。それだけ、他の子供たちはジャスティンの球にかすりもしなかったわけだ。私は、とのとき「息子に才能があるのかしら?!」と単純にいたく感激したのだが、よく考えてみれば、自分の息子ジャスティンがそれだけすごいピッチャーだとジョーイが自分で言っているようなもんだ。

BGRAのファーム・リーグというのは、コーチではなく、子供たちがピッチャーをし、コンペティティブへの入り口という感じで、それまで楽しく野球を始めた子供たちにとって、初めての試練を味あうリーグともいえる。上の息子も子供たちが投げる速い球に翻弄され、最初の打席でいきなり3三振をくらって、大泣きしていた。打順もジョーイに下位打線に回され、このシーズンは、とても悔しかったようだ。それで、「なにくそ!」と奮起して、それ以降こつこつ練習を始めた。とにかく、チームのみんながうまいアメリカ人だらけだったので、その時の自分の実力を思い知ったようだった。

主人は、このときの息子の体験があるからこそ、今のような実力がついた息子の姿があると言う。おとどしは、打順5番、去年は、4番で固定されたほど、のしあがってきた。

ジョーイが率いたレッズは、なんと信じられないことだが、ディビジョンもトーナメントも両方で優勝した。そんなことって、なかなかないものだ。大きなトロフィーを2つかかえたうれしそうな子供たちの姿は忘れられない。このときのもう1人のがっちりしためちゃくちゃカッコいいお父さんコーチは、フットボールの元シカゴ・ベアーズで活躍した人らしい。

しかし、他のアメリカ人の親たちは、ジョーイの打順やポジション固定をして勝ちにもっていくようなやり方は、子供たちにとってアンフェアだという意見が多く、かなりの批判をあびたせいか、ジョーイは、その次の年には、さっさと自分でトラベルチームを編成して、BGRAから脱退してしまった。それ以降、ジョーイと話す機会がなく、やっと会えたというわけ。

ジョーイは、野球だけでなく、フットボールや他のスポーツでも自分のチームを優勝させてしまうということで有名なカリスマ・コーチだった。その何年か後、ジャスティンは、バッファロー・グローブのフットボールでは、タッチダウンの記録をつくったとジョーイの奥さんから聞いた。ジョーイは、バッファロー・グローブのフットボールの総元締めみたいな感じで、今も君臨しているようだ。昨日は、フットボールの勧誘で、学校にきていたようだ。

ジョーイがうちの息子が野球をまだやっているかどうか聞くので、「とても楽しんでいる。」というと、とてもうれしそうにうなずいていた。去年のシーズン打率が5割8分までいったことを言うと、信じられないような顔で、息子の成長にびっくりしていた。「ジョーイのチーム、レッズが息子の転機になって、感謝している。」と言うと、本当にうれしそうだった。

ジャスティンがどうなったか知りたかったので、聞くと、なんと今年からもう野球はいやになってやめたという。フットボールとレスリングにしぼったという。なんだか狐につつまれたような感じだった。あんなに野球の才能があったのに・・・もしかすると、小さな頃からトラベルチームでやり続けて、野球漬けになって、いやになったのかもしれない。

子供にとって、やりすぎもよくないのだろうか。主人が言うには、「要は、自分でやるか、やらされているか。やらされていると感じるとよくない。」トラベルチームでやるのも、自分で望んでやるならいいけれど、親にそのように仕向けられると、いつかいやになる子もでてくる。最近のアメリカ人の親たちは自分の子供たちに小さな頃から野球を仕込んで、熱心で、小さな頃からトラベルチームに入れてとどんどんエスカレートしていくが、それも考えものだ。

いろんなアメリカ人のコーチに出会い、いろんな選手を見ていると勉強になる。


写真は、2003年のBGRAのファーム・リーグの息子が所属したチーム、レッズのピクチャーディに撮ったチームフォト。後ろの列の真ん中が監督のジョーイ。右隣が、元ベアーズにいたノベロフスキー氏(ファーストネームは忘れた)

シカゴ日本人学校全日校中学部全体保護者会に出席して

2008-04-12 | シカゴ日本人学校全日校
今日は、シカゴ日本人学校全日校中学部の新年度の全体保護者会があった。去年の今頃中学部に上の息子が入学して、彼にとって先輩たちがずらりといて、いろんなことを教えてもらい、急に世界が広がり、小学部から中学部への大きな階段を上ったのを記憶している。

その息子も早中学2年生。来年は、いよいよ受験の年。そういう意味で、今年中2は、アメリカ生活の集大成というか、勉強以外の活動に思い切り打ち込める貴重な年でもある。今年は、今までの学力を維持し、のばしながら、大好きな野球で悔いのない成績を残すのが目標であろう。中1が入っていたので、後輩の面倒も見る立場となった。中3をサポートしながら、中学部を盛り立てていかなければならない。

保護者会の中の中学部の各教科の先生方の説明を聞きながら、「今年もよろしくお願いします!」と心の中で言った。全日校の中学部の勉強面は、先生方がさまざまに工夫してくださっているおかげで、日本の勉強を身につけながら、同時に世界にも目を向けるような素晴らしいプログラムが組まれている。

数学担当の先生によると、中2の数学は、週4時間で、年間140時間もあるという。日本の公立の中2よりも週1時間多いらしい。文系(だった?)の息子も先生の的確なご指導で、中1から数学が得意になり、すらすらと問題を解くようになった。他の教科も然り。音楽や美術、技術、家庭科も先生方の努力で、息子はとても楽しく授業を受け、熱心に作品に取り組んでいる。勿論、息子以外の生徒たちもみんないい作品を仕上げている。体育は、中学部全員の先生たちが、さまざまな運動に熱心に取り組んでくださっている。

今年度、東京の中学から新しく赴任された校長先生が、「子供をどう見るか、とらえるかで、180度教育の方向が変わっていく。子供の良さを見つけて、どうのばしていくかが教育にとって大事だ。」というようなお話を冒頭でしてくださった。「双葉だより」という校長先生からの教育方針にふれたお手紙も、今日保護者に届いた。月に1回ぐらいの割合で、私たちに手紙をくれるという。名前の下に校長先生のメール・アドレスも入れてくださっていて、保護者との意思疎通を積極的に図りたいという意志が感じとられた。また、この双葉にさわやかな春の新風が吹いてきたような気配を感じるうれしい日だった。

シカゴ日本人学校全日校PTA活動開始!学級委員代表になる!

2008-04-11 | シカゴ日本人学校全日校
今日は、シカゴ日本人学校全日校PTAの今年度初めての学級委員の顔合わせだった。会の大きな目的は、学級委員代表を決めるということなのだが、誰も立候補者がなく、くじで決めたところ、見事に当選!18人もいる中から2人選ぶのにあたったとは、くじ運がよほどいいのか。当たるとはまったく思っていなかったので、まさに青天の霹靂だ。喜んでいいんだか、悲しんでいいんだか・・・

昨年度の学級委員代表のサカイさんから、ざっと説明を受け、引継ぎを行う。来週の木曜日のPTA総会までに3種類の名簿を作って、かなりの数をコピーしなければいけないとのこと。エクセルで打たないといけないようだ。ウーン、エクセルって得意じゃないんだよねえ・・・まあ、なんとかなるかしら。しかし、もう1人の学級委員代表の人が日本に帰国していて連絡がつかない。ということは、私1人でやらなければならない。(後日その方と連絡がとれて、2人で仕事ができることになったので、ほっとした)中2の学級委員なので、PTA総会の司会もしなければならず、そのリハーサルも水曜日にある。こんなブログを書いている暇じゃないか。

サカイさんの話によると、中2で学級委員が私たちのようにすんなり決まることは、まれだそうだ。つまり、中2は、PTA総会で司会をしなくてはいけないため、みんなやりたがらない場合が多いそうだ。うちのクラスの中2の学級委員が立候補ですぐに決まったので、びっくりしたらしい。ふーん、そういうものか。みんな人前にでて、しゃべるのが苦手な人が多いらしい。勿論、私も得意なほうではないが、PTA総会の司会は、台本を読み上げるだけだと聞いていたので、「まあ、なんとかなるか。1日だけだし。」と思って、学級委員を簡単に引き受けたのだが。みんなさまざまだなあ、と思った。

昨日は、上の息子の担任の先生から電話があり、今月の学級懇談会のことの相談だった。担任の先生は、てきぱきしていて、とても感じがいい。学級委員は、少し大変だけど、この先生となら、クラスもうまくまとまっていくだろうとほっとする。まだ、学級委員活動のことなんて、考えてなかったので、しっかりしなければと思った。

今回学級委員をやるのは、上の息子が小学5年生のときに学級委員をやって以来だ。かなり忘れているとはいえ、なんとなく手順が頭に入っているので、楽だ。今日の学級委員の顔合わせで、基本的な質問もでて、全日校に入って間もない方が学級委員だとわからなくて大変なようだ。わからないことは、まわりの人にどんどん聞いて、慣れていってほしいと思う。

しかし、ここ数年の全日校のPTAのシステムの変化が大きい。3年前、私たちが学級委員をやったときに、数多くの長時間の話し合いを経て、(その時の担当者の方たち、本当にありがとう!)執行部や学級委員などの仕事の見直しと執行部の選出方法が大きく変わった。かつては、学級委員の仕事も今より大変で、たしか常任委員会のお茶だし係などもあった。コーヒーを入れるのが時間がかかるとかで、入れ方のマニュアルまでファイルにあって、はっきり言ってゾッとしたものだ。しかし、その年ぐらいから、そういうものがなくなり、学級懇談会でもお茶やスナックなどもださなくてもいいような雰囲気になった。執行部の選出方法も名簿順で、公平になった。それまでは、さまざまな根回し(?)などをして、選ぶ方が、大変だったと聞く。だんだん少しづつ仕事内容が簡素化され、みんな仕事がやりやすくなってきていると思う。

そう、全日校PTAは、とても変わりつつある。昔の駐在員の妻特有のみたいなノリはなくなってきている。駐在員自体が若くなり、お母さんたちも若い人が増えたせいだろう。6年前、うちの息子が日本人学校に入ったとき、学級懇談会では、新入りの私たちは、へたな質問はできなかった。古株の人たちがずらりといてこわくて、へたなことを聞けば、一喝された。新しい人たちにとって、あまりいい雰囲気ではなかったような気がする。しかし、今やみんな最初からお互いフレンドリーにしゃべれるいい雰囲気だ。小さなお子さんがいるお母さんも、大変だろうが、できるだけ何らかの形で学校のヘルプに参加して、学校のことを少しづつわかっていってほしいと思う。今年度は、例年立候補がでない執行部も何人もの人たちが積極的に立候補してくれている。すごいことだ。それだけやりやすくなってきたのだろう。

今年も執行部の方たち中心にみんなで協力して、全日校がますますいい学校になるよう努力していきたい。全日校は、日本人コミュニティの中心だし、日本を代表するみんなの学校だ。あくまでも子供たちと先生たちが作り上げている学校なので、私たちは、そこをささえていく立場だということをわきまえて、行動していかなければいけないと思う。ここのところはとても大事だ。

始動!リトルリーグ!~上の息子のリーグについて

2008-04-09 | リトルリーグ
今年もいよいよ息子たちの待ちに待ったリトルリーグの季節がやってきた。先週から2人の息子たちのチームは同時に練習が始まった。

今年は、上の息子は、13歳、14歳混合のパロミノ・リーグで、チームはパイレーツで、下の息子は8歳のファーム・リーグで、チームはインディアンズ。長男は、毎年同じ背番号で、31番(たしか阪神タイガースの掛布からとった)、次男は、インディアンズの日本人メジャーリーガー小林と同じ30番をもらった。

主人は、初めて長男のチーム、パイレーツのアシスタントコーチに就任、バッティングコーチを引き受け、はりきっている。私も初めてビジネス・マネージャーに就任。監督は、ティムという頭脳派の感じの人で、息子マイケルは、去年180人ぐらい参加した息子のサラブレット・リーグの打率No.1のスラッガー。なんと6割2分も打ちまくったらしい。ホームランもかなり打つ驚異的なプレイヤー。

マイケルとうちの息子は、小学5年生のときに同じチームだったから、お互い良く知っていて、同じ長距離バッターなので、意識し合っている。去年、お互いピッチャーもし、打ち合っているライバル同士の仲。息子は、マイケルからホームランを打たれ、息子はマイケルから3塁打を打った。

毎年、監督が去年の記録に基づいてドラフトで選手を引き抜いていき、チーム編成が行われる。ティムの話では、公式記録によると、息子は去年打率5割8分で、リーグ4位だったという。おとどしが、4割4分ぐらいだったと記憶しているから、毎年打率が上がってきている。息子は、小学4年生ぐらいから、ヒットを量産し出し、バッファロ・ーグローブのリトルリーグ、BGRAで、じょじょに頭角をあらわしてきた。

小学5年生ぐらいから、ピッチャーとしても少しづつ機会を与えられ、去年のシーズンは完全にローテーション入りし、波が激しかったけれど、秋のシーズンでは安定したピッチングだった。今年は、間違いなくチームのピッチャーの柱となるだろう。主人の話では、球のきれがよく、手元でグーンとのびてくる。(私も見ていてわかるほど)球のスピードも去年より速くなっているので、かなりの打者が翻弄されるかもしれない。親として、息子の投打の活躍がとても楽しみである。

昨日主人のソフトボールチームMJの野球のNo.1実力者、植田さんが、メールの中で、興味深い言葉をくれたので紹介したい。

「日本の野球は、短所を如何に克服するか。
米国の野球は、短所を補うために、更に長所を伸ばす。」

そして主人が植田さんに送った返信メールも面白いので、紹介したい。

全くその通りだと思います。特にこの地区のパーク・ディストリクト等が主催しているリトルリーグの多くは、毎年所属チームが変わる(監督も変わる)システムになってます。ある意味、毎年子供達に新たなチャンス/機会が与えられる。息子は今年でもう7シーズン目になりますが、最初の2年は、もう完全な”ごまめ”状態。それが余程悔しかったのか、こつこつ練習を重ねて、3年目あたりからまずは打撃でチャンスを与えられ、4年目以降はピッチャーの機会も与えられと。5年目にはチーム打点王となり、6年目だった昨年は殆ど不動の4番&ピッチャーでも20試合以上の登板機会を与えられといった具合に。息子だけでなく、他にも多くの子供が上手く長所(持ち味?)を、毎年毎年フレッシュな環境の中で伸ばして貰いながらステップ・アップしているような気がします。日本のやり方を完全否定することは出来ないと思いますが、短所を徹底的に突き、それを克服できた者のみが次のステップを与えられる(かな?)日本のシステムとは”育て方”が随分違うように思えます。今、親として出来ることは、本人が納得するまで徹底的にやらせてやることではないかと思ってます。

まさに、日本とアメリカの少年野球を知っている主人ならではのコメントである。息子のアメリカでのリトル体験が将来息子の野球キャリアにどのように影響していくか、本当に興味深い。


写真は、去年のバッファロー・グローブのパーク・ディストリクト主催の秋の13歳、14歳混合リーグより