TAKE IT EASY

~Don't think,feel.

#504.ねこ好きになった②

2024年01月18日 19時32分11秒 | 2024
緑茶 飲んでる。

-----

新しい急須、いい感じ。
こんばんわだふる。

#503.ねこ好きになった の続き。


家の中に人間以外の生き物が共に生活する、という未知の経験に、わたしは戸惑っていた。

リビングに設置したケージの中にひょこっと入れられたしろねこは、
譲渡会場で見たときよりも、さらに警戒していて、ケージの隅っこに身を寄せてじっとこちらをみていた。

不安なのはこちらだけじゃない。

そう思ったら、完全アウェーなこの環境でたったひとり、小さな体を震わせているこのこを不憫に思った。

更に。
我が家の家族はみんなねこを飼った経験がないので、こちらもみんな不安なのだ。

ごはんのあげかた、トイレの掃除、基本的なお世話は教えてもらったものの、
ねことの接し方は誰もわからない。

こどもたちも、この小さなしろねこが可愛くて可愛くて仕方がないのに、
どう接したらいいのかわからず、ただただ見守っていた。

あーなんだろう、この感覚。
出産して、生まれたてのムスコと病室で初めて二人っきりになったときの感覚に少し似てる。

自分も全然大丈夫じゃないし。不安だらけなんだけど。
それでも。
明らかに自分より小さくて。幼いそのこに。

「大丈夫だよ」

と。

そっと声をかけた。

その瞬間から。

わたしが動物を苦手、とか。
そういう次元を飛び越えて。

このこが。
うちへ来てよかったと思ってくれたらいいな、とか。
早く不安から解放されて、安心してくれたらいいな、とか。

そんなようなことを考えていた記憶がある。

あの日から、もうすぐ3年の月日が経つ。

ねこと接する中で学んだことはたくさんある。

コミュニケーションは言葉なくしては成り立たないと思っていたけれど。
言葉を喋るが故に、嘘をついたり、複雑なやりとりになったりする。

言葉のないコミュニケーションは、シンプルであたたかい。

それでも、このこが言葉を喋れたらいいのになと思うこともあるけれど。

言葉がなくても通じるものもあれば、
言葉がないほうが伝わるものもある、
ということを知ることができただけでも。

ずいぶん心が豊かになったように思う。

常に見守っているつもりでいたわたしを。

少し離れたところから。
こっそり見守ってくれていたり。

近くにいて欲しいときほどいてくれなかったり。

なにかしたいときほど邪魔してくれたり。

思った通りにならないことの方が多いのだけれど。

それは常にまっすぐで。

とても心地よい。


今、我が家には、茶とらねこも加わって2匹のねこがいる。

それぞれ性格も違って、どちらも可愛くて、大切な家族。

結果的に、わたしが動物を好きになったのか、愛猫家になったのか、それはよくわからない。

それでも、この目の前にいる2匹の家族が。
とても大切で。
だいすきです。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も猫好きになりました (えびす宮)
2024-01-19 10:16:39
若いころは犬好きだったのですが、50代のこと付き合ってた方がネコちゃんを6匹飼っていて、猫好きになりました。
ネコちゃんの少しつっけんどんなところが良いのかもしれません。
猫飼いたいけど、旅行好きなので飼ったら独りぼっちになりそうなので飼えません(´;ω;`)ウッ…
こうしてネットで見て癒されています。
ありがとうございます。
返信する

コメントを投稿