60年も生きているといろんな事があって当たり前ですが、ジェットコースターに乗っているような人生を送ってきました。
辛かった出来事は忘れることはできませんが、先日ある友人に
『忘れる必要はない、辛い思いをした分、残りの人生自分のやりたいことをやって楽しむことで埋めていくといい』と言われました。
心にストンと落ちた言葉でした。
私は東北大震災の翌年49歳の時、母、弟、妹の3人の身内を失いました。
最愛の弟が自殺、後を追って母が入水自殺
4ヶ月後に2人を後追いして妹が自殺。
生きてきた中で一番辛い出来事でした。
長男だった弟は独り身で子供はおらず、
弟の代わりを全て長女の私が引き継ぎました。
気持ちの整理をつけられず
母と弟名義の土地、山、畑、荒野などの名義変更を12年そのままにしてきましたが
私が元気な今のうちにと、今その作業中です。
来月は、亡くなった妹の墓参りに、主人と2人の妹と一緒に行ってきます。
私たちが精一杯生きることが亡くなった3人への供養だと思っています。
『生きることは泳ぐこと。人生は続く。 生きてる内が華なのよ』
と言った友人がいます。
この「泳ぐ」という言葉が私は好きです。
がむしゃらにクロールで、
スイスイと平泳で、
疲れた時は背泳ぎでゆっくりと、
沈みそうな時はそれでも踏ん張って立ち泳ぎ
疲れて前に進めなくて 波に身を委ねてる時だってあるけど
どうせ生きるなら 「楽しく生きたい」
私に強さがあるとしたら、どんなに辛い思いをしても一度も自分を不幸だと思ったことがないこと、でしょうか。
日々を大事に生きています。
お母さん、私は大丈夫です。
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