若者のすべて
★★★★★
(1960・イタリア・フランス)
監督・脚本:
ルキノ・ヴィスコンティ
出演: アラン・ドロン、
アニー・ジラルド、
レナート・サルヴァトーリ
クラウディア・カルディナーレ
音楽: ニーノ・ロータ
撮影: ジュゼッペ・ロトゥンノ
製作国: イタリア フランス
成功を夢見てミラノにやって来たイタリア南部の貧しい家族と
都会での残酷な現実を叙情的に描いた作品。
南北イタリアの経済格差を鋭く追及した。
イタリア語とフランス語の原題は「ロッコと彼の兄弟たち」の意味。
ヴェネチェア映画祭審査員特別賞
【あらすじ】
イタリアの南部移民問題を鋭く突き、
家族の崩壊をドラマティックに描いたヴィスコンティの傑作品。
南部のパロンディ一家は、北部の大都市ミラノに希望を託して移住してくる。
次男のシモーネはボクサーで頭角をあらわすが、娼婦のナディアにのめり込んでしまう。
しかし、ナディアは三男のロッコと愛し合うようになるが
ロッコは、兄のためにナディアを諦め、家族の犠牲となってボクサーになり成功を収め
シモーネは、ナディアを殺してしまう。
【感想】
この映画は、私がまだ学生だった時に大阪は難波の「南街シネマ」で友人3人で観た作品。
強烈に印象に残った作品であり、映画を好んで観るようになったキッカケとなる。
当時、大阪道頓堀の近所に住んでいて幾つも映画館があり、
学校の帰り道に梅田で、休みの日は難波で映画館をはしごして観に行っていた。
私のホームページのトップ画像はこの映画のパンフレットの表紙だった。
未だに手元に置いてる映画のパンフレット ホームページを作成したのは1999年
映画の感想の記録は今も続いている。
同僚に、同じく映画を見ること、絵画が好きで美術館巡りをしている同僚がいて
彼の実家に置いてあるという映画のパンフレット、図録を貰い受けている。
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