ちゃこ花房~本日も波瀾万丈~

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健康で楽しく生活できたらそれが一番
周りの人たちを、元気にできる自分でいたい。

「西大和6自治会連絡会」 自主防犯・防災対策懇談会記念講演(結成10周年記念)

2011年05月23日 | 地域

昨日は、最寄の自治会のコミュニティセンターで、
『自主防犯・防災対策懇談会記念講演』があり
セッティングの手伝いがてら、講演を聴いてきました。

主催は「西大和6自治会連絡会」で
結成10年になるこの会に主人も
発足からずっと活動に関わってきた人間で、組織の事務局員の一人です。

構成員は定年退職者や現サラリーマン等
住宅街で高齢化も進み、地域の連帯感も希薄化している中、
危機意識を高め諸活動に参加を促すためには
各自治会の活動が基本であると考え
各自治会長を運営の主体としての活動をしており、
事務局を置いてその活動をカバーしています。

「向こう三軒両隣り」精神で、
6つの自治会が協力し自主防犯・防災の活動を
若い世代に活動を繋げていけるようにと
地元で、学校、警察、町役場など地域との連携を図り
一年を通して、様々な行事・活動を継続して行っています。

地元の活動だけでなく、奈良県のいろんなところで講演を頼まれたり
他県の自治体が見学に来られることもあり
防犯協会や警察庁、いろんな団体から数多く表彰されています。

『継続は力なり』です。


昨日の講演のテーマは
・薬物乱用は「ダメ・ゼッタイ」(講師:奈良県薬物乱用防止推進委員 医学博士:樋口豊治氏)
・南海・東南海地震は必ず来る!その準備と心得
(講師:災害ジャーナリスト堺市南区自治連合協議会理事 防災士:瀬尾 理氏)

の二つでした。

どれだけ備えていてもやってくる災害
2ヶ月前には、東北であの大津波地震が起きたところで、
二つ目の災害ジャーナリストの瀬尾さんの話は、
皆身を乗り出して講師の話を聞いていました。

防災士、瀬尾さんの言葉

『3,3,3,3を覚えておくとよい』


3分:地震は長くても3分 。

3時間:3時間は頭が真っ白な状態。家族の安全の確認をするのがやっと


3日間:インフラの打撃を受けた大きな災害の後は、
    3日間は行政などの応援・支援は来ないと思ったほうがいい
   
3ヶ月間:やっと仮設住宅などが建ち始めるが、大きな災害地では、
     住む家を失った人たちが違う土地に引っ越したりで、
     地域のコミュニティ自体が大きく変化してしまう。
    
3分の地震の間にできること:とにかく身を守れ

3時間の間にできること:地震がおさまった後に、おそらく家族の安否を確認するだろうが、
            まず携帯は使えなくなる。固定電話も回線がパンクして使えない。
            遠方なら繋がる可能性がある(被害地から離れているから)
            そこを家族など緊急連絡先にしておくと良い。 
            常日頃から緊急事態の際の連絡場所、避難場所を話し合っておくこと



その後は、隣り近所声をかけて安否を確認、とにかく備えておいた備品や食料などで3日間をしのげ。



水は一人1日1リットル :ペットボトルに水を常に準備しておく。古くなれば取り替える
食料:二日分のインスタント食品を準備しておく
ガスコンロ、ガスボンベ(最低2本)を準備しておく
乳児がいる場合は、二日分の粉ミルク・水の準備
女性の場合は生理用品の準備。

災害後は、水、こなみるく、生理用品はなかなか手に入らなくなる。
ガスコンロ、ガスボンベなども、災害直後は手に入らないだろうから備えておくこと。

火:真っ暗では何もできない。不安で眠れない。小さな火でいいから、火が必要

ジャムなどの空き瓶でサラダ油(廃油でかまわない)、ティッシュ、アルミ箔を使って
簡易のろうそくの作り方を教えてもらいました。
今度作って、日記にも画像をアップしてみます。

ほかに、トイレのタンクの水は飲料水として使える(トイレは頻繁に水を流すのでタンクの水は新鮮)
水が使えなくなったトイレでは、ビニール袋を便器の中にセットし、その中で用を足す。


メモするためのボールペンをもっていくのを忘れたため
頭に残ってることを書いてみたため
箇条書きのようになってしまいましたが。

6自治会連絡会では、
これをまとめて住民向けの配布資料を作って頂きたいです。

またの機会に、簡易ろうそくの作り方など
ちょっとしたサバイバルをやってくれるよう提案したいです。
(火のおこし方とか良いですよね。
火打石ってどうなんでしょうか?


東日本大震災:仮設用地、住民が確保 「地域守りたい
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110523k0000m040051000c.html

密にコミュニケーションを取って生活してきた地域住民の底力ですね。








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2 コメント

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備え (おやっさん)
2011-05-24 08:11:57
すごく参考になった。
イザという時、心構えがあるのとないのとでは、パニックの度合いが変わってくる。

うちの場合は猫がいるので、猫をどうするかとシミュレーションしてる。
でも猫は予想外の動きをするので^^;思った通りにはならないだろうから、何通りか考えてるよ。

簡易ろうそくはTVで作り方を見た。
覚えてないけど(ダメじゃないか)、すごいなと思いながらも「しかし、ちょっと揺れた時にぶわああ!て燃えそうだが、大丈夫なのか」と思った記憶が。
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おやっさんへ (ちゃこ)
2011-05-24 23:38:25
すごくためになる講演でした。
説得力があるし、話し方って大事だなって
思いましたね。

友達も犬を飼っていて
こういう災害時の避難の仕方というか
考えるって言ってましたね。
家の中がぐしゃぐしゃになってしまった場合のこと考えて、人間の靴だけじゃなくて
犬の靴も用意しておかなくちゃと。

人間てとっさの時、一番必要なものが
出てこないらしいです。
たとえば、救急車を呼ぶ事態になったとき
119が出てこないとか、
火事の初期消火のとき、消火器が使えなくて
消火器を火に投げ入れるとか
消火器の場所がわからないとか。
気が動転して頭が真っ白になるんでしょうね。
日ごろから、訓練しておく必要があるんだと
思います。
家族で防災の日みたいなのを決めて
話し合ったりすることが大事だと
言います。

最寄で、こういう形の講習会などがあれば
積極的に参加した方がいいと
参加した後は思います。

災害は忘れたころにやってくる


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