kumaの「それなりにやってみようかな…」

子宮体癌経過観察中です。

どうするつもり?

2010-07-16 | 記事等
子宮頸がんの入院・手術費用に対する、募金の件。

それに対して、詐欺だと追及する人々が相変わらず、

患者さんの詮索に手間をかけておられる。


論点は

・元々、頸がんで入院なんかしていない=詐欺だ!

・たとえ、がんだとしても、「子宮頸がん」の入院手術で、募金などがあったら、世の中募金だらけになる。

・費用をまかなえるだけの、保険あるいは貯蓄がないのは自分のせい。

・治療費の目途が判っていないのはおかしい。


その他、
・術前に、自己貯血するのはおかしい。
・同じく、術前に胃カメラなんて必要ない。
・病室内に携帯なんて持ち込めないはず。

等々、

自分の常識を振りかざして、述べられています。



胃カメラは、「がん」だと、宣告された人がストレスで胃腸を壊していたら(下血便や胃の不快感が続く等)検査したところで、別におかしくないと思うのですが。

携帯の持ち込みは、昔は一律禁止のようでしたが、今では、条件付きでOKの病院もあります。

両親の介護と子育てと自分の仕事=一家の生計を担う立場からすれば、
必要かどうか判らない、生命保険に加入するお金が捻出できるかは微妙でしょう。


しかも、離婚されているとのことなので、妻は単独でなく、夫の生命保険で疾病をカバーしていることが多いので、離婚すれば、生命保険はかけ直しになるはずです。



肝心なのは、この人が、がん患者だったら、

疑惑として追及している人々は、精神的苦痛や治療に与える様々な悪影響をどうするつもりなのでしょうか?


それこそ、お金では返せない、取り返しのつかないことだと気がつかないのでしょうか?


犯罪性があれば、当然、警察が捜査してくれます。日本は、法治国家なのです。

個人が勝手に、個人を裁くことなど許されてはいません。



しかも追及している側の方は、見ている限り、
子供を産んで育てたり、親の介護をしている風でもありません。

家賃、食費、学費、介護にどれくらいのお金がかかるか、ご存じなのでしょうか?

それに自分の治療費も加算されるのですよ。


「がん」だと宣告され、検査費は1万円札単位で飛んでいくのが現実。





正義感を振りかざして、記事を書かれていますが、

自分が一家の生計を担っているのに「がん」になってしまったら?




しかも「がん」の治療は明確な金額など始めから判らないのに…

治療費が最初から判る=いつ完治するか最初から判っているってことです。

そんなことなら、皆さん、元々「がん保険」等の保険には入りませんよね。



オレオレ詐欺なら証拠も残さず、一度に多額のお金を手に入れられますが、

個人名の口座=わざわざ、自分から犯罪の証拠となりうるものを開示しながら、詐欺をはたらく人がいるほうが不思議です。





ちょっと、ブログ社会の暗渠に疑問をぶつけてみました。







しきゅうのお知らせ

2010-07-15 | 記事等
昨日、久しぶりにテレビを見ていたら、
「しきゅうのお知らせ」っていうタイトルのCM。


印象は、なじみやすくてカワイイ感じがするコマーシャル。


実は、子宮頸がんワクチンの宣伝はどういう風にされるのか、すごく気になっていたので、

最初の一歩が、明るいコマーシャルで安心しました。


テレビをCMのために眺めていても、いつ流れるか判りませんので、
早速、ネットで検索。


「allwomen.jp」という、頸がんワクチン代理店?のグラクソ・スミスクライン(株)のサイトと
一緒でした。

ブログパーツを貼ろうと試みましたが、gooブログではムリのようです
(私の操作方法が未熟なせいかもしれませんが)

子宮頸がんについてはもちろん、
ワクチンの接種方法や副作用の症状、接種できる病院の検索も付いていますので、


もちろん、ワクチンに関連する会社なので…いろいろご意見はあると思いますが、
一度、覗いてみるのもいいかなと感じました。


先日、引越前のママ友から手紙がきて、
「自分の更年期障害?と思われる症状と、娘の初潮の心配」が綴られていました。

私の病気について知っているママ友二人のうちの一人なので、
卵巣摘出し、急激な更年期に悩まされた私には打ち明けやすい内容だったのだろうと思います。

頸がんワクチンについて、どうするつもりなのか…

ちょっと聞いてみたい気もしましたが、体調が悪そうなので、次の機会にでも尋ねてみようと思います。


体癌経過観察中の人間に聞かれたら、結構焦るかもしれませんね。

うちは息子でしたので、始まって間もないワクチンをうつかどうかを
早急に決断することもない立場で幸いでした。


あくまでも、「頸がん予防のワクチン」であることを認識して、
体癌や卵巣がんといった別の原因で起こる、婦人科系のがんに対して
注意がおろそかになることのないように、行政も将来にわたって広報活動を
行って欲しいと思います。



※余談ですが、アンケートに答えると簡単な自分のアバターが作成できて、
アクセスすると自分のアバターが中心に出てきます(髪型、目、口だけの簡単なアバターですが、親近感が持てます)


最近の募金疑惑

2010-07-01 | 記事等
前には、友人ブログが「ある名医の疑惑追及」のため、

彼女の闘病ブログ自体が、たたき台にされて、炎上し、大切なブログが消滅してしまいました。

あの件は、一体その後、どうなったのでしょう?

弁護士に相談して、裁判や報道もされると書かれていましたが…


グーグルでみるところ、個人病院を開業されて、勤務医も続けておられるようなのですが、
友人ブログが消滅したため、後を追っていなかったので、全然経過が判りませんが…



また、近頃「子宮頸がん」を騙って募金を集めていると言われるブログが、出てきました。

しかし、その疑惑を書いておられる方も、医師や医療従事者の話として、


「頸がんの広汎摘出手術」は「帝王切開と大して変わらない」とか

「事前の自己血の貯血」を「献血」と同じような観点で書かれて、

手術による出血量はたいしたことないから、手術前に400ccを2回も採血するなんて根本的におかしいとか、献血では女子は400ccなんてしないし、次に献血できるのは8週間後だ。などと述べられています。




個人的な募金疑惑を、追求されるのは結構ですが、

献血と自己血貯血を混同したり、リンパ節まで取るような手術を帝王切開と変わらないなどと書かれるのは、

頸がんの早期発見や、手術に関する認識を不要に歪めそうで、
見過ごせません。

子宮ガン(体癌・頸癌)ともに、「癌」であることに変わりはないので、
「放っておいても進行は早くないから大丈夫」等、無責任な記載はやめていただきたいと
思います。


この件に関しても、募金が詐欺に当たるかどうかでは無く、

医療情報の記載について、見守りたいと思います。




術後丸2年経過いたしました。

2010-07-01 | 退院後
2年前の今日、私の子宮全摘手術でした

あの頃は、今日が来ることに、非常に懐疑的な気分で毎日を送っていました。


でも、やっぱり生きてましたね。

人間の生命力は、そこそこあるものです…


主治医も「こんな状態では、まだまだ死ねません」とか

いつも直球で投げ返してくれました。


執刀医である主治医の先生と引越のため、遠く離れてしまい、

「先生、ありがとうございました。この頃やっと、働いてますよ」って、
感謝の気持ちを伝えることが出来なくなってしまい、非常に残念です


5年を経過すれば「治癒」と見なされて、手術を受けた病院の

「5年生存率」にプラスになりますので、次は5年後を目途に頑張ります。


主治医の先生も栄転で、部長先生になられたので、日々忙しい毎日を送られているでしょう。




あの頃から、「産む」ことに予約が必要でしたが、
「切る」ことにも、やっぱり、予約待ちがありました。


転居して、地域が違っても、大病院の予約は「あって、ないようなもの」で、
相変わらずの、患者さんの人数の多さに、「産婦人科医」の人数の増加は、
ないのかなあと思う次第です。


頸がんの予防ワクチンの接種が始まったのは、非常に画期的で、感動しましたが、
費用の面で、補助のある自治体と、そうでない自治体があるようです。



これからも、年数の経過とともに、いろいろな治療や予防法が見つかるといいのになあ、
と、産婦人科の先生達の激務を思いつつも、期待してしまいます。



重要なことは、
「定期的に検診を受ける」
「気になる症状があれば、仕事を休んででも、しっかり病院で検査してもらう」

これが、大切だといつも思います。



入院中に七夕が重なり、病院の用意された笹に、いっぱいお願い事を書いて
いっぱい結びました


今年、七夕を病院で迎える方もいっぱいお願い事を書いてみて下さいね。

きっと、いいことがあると思います