クマゲラの鳥見日記   自然観察とバードウォッチングの記録

ブログ名は昔、白神山地で見たクマゲラに由来
2009年5月OCNブログ開設後、
2014年10月20日GOOに引越

ブタクサハムシの観察

2020年09月15日 | 古利根川
9月6日古利根橋近傍の大落古利根川沿いの道を歩いて観察を行った。

古利根川の土手はオオブタクサが繁茂しており、かき分けて歩くような状態になっている区間が
あった。
オオブタクサ
ブタクサハムシがいるのではないかと思い探すと、オオブタクサの葉に虫の食い跡があった。
葉をひっくり返したりして良く見ると、久しぶりに、ブタクサハムシの成虫と幼虫を見ることが
できた。
ブタクサハムシ幼虫

ブタクサハムシ成虫

ブタクサハムシ交尾
このハムシは、1996年に千葉県で最初に発見され,その直後から関東地方と近畿地方を中心に
急激に分布域を拡大した北米原産の外来昆虫といわれている。
この昆虫は、ブタクサを激しく食害することから、一時、生物的な有害雑草防除手段として注目
されていたようである。

この他、チビタマムシの仲間やアワダチソウグンバイらしい昆虫も多く見ることができた。
チビタマムシ

アワダチソウグンバイ
観察できた昆虫は、この他、イチモンジセセリ、キタキチョウ、コミスジ、ツマグロヒョウモン、
アオスジアゲハの卵、アゲハ、ナガサキアゲハ、ジャコウアゲハ、オオスカシバ、
ミンミンゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ウリハムシ、クロウリハムシ、ドウガネブイブイ?、
シオカラトンボ、コフキトンボ、ハグロトンボ、キオビツチバチ、クロアナバチ?、
スズメバチの仲間、コバネイナゴ、ショウリョウバッタ、オンブバッタ、トノサマバッタなどだった。
アオスジアゲハ卵
キボシカミキリ
鳥はスズメ、ハシブトガラスの他、カルガモ、イソシギ、対岸の電線にとまっていたモズ、
下流の香取神社の川岸にサギ類が20羽弱(うち1羽はアオサギ)いたのが観察できた程度だった。
イソシギ飛翔
サギたち
植物は、川岸に、ゴキヅルの群落があった。
ゴキヅル
この他、岸近くにヒシ、サンショウモ、ホテイアオイが浮いていた。ヒシ、ホテイアオイともに花を
咲かせていた。
ヒシの花
サンショウモ
ホテイアオイ花
クモは、ジョロウグモ、ドヨウオニグモ、カラスハエトリなどが見られた。
ドヨウオニグモ?
カラスハエトリ?
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観察の帰りに立ち寄った 8月22日

2020年08月24日 | 古利根川
他で観察した帰りに春日部市にある川久保公園に夕方、少しだけ立ち寄った。
川久保公園は古利根川に面している小さな公園である。
一角はビオトープとして、希少植物が移植されている。

アブゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシが鳴いていた。
アブラゼミ
地面にハグロトンボの翅だけが落ちていた。何に採餌されたのだろうか?
地面に落ちていたハグロトンボの翅
近くにいたハグロトンボ
この他クロウリハムシ、ウリハムシ、シロテンハナムグリ、ハグロトンボ、
シオカラトンボ、ギンヤンマ、ハネナガイナゴ?、ショウリョウバッタ、
イチモンジセセリ、ヒメジャノメ、サトキマダラヒカゲ、ゴマダラチョウ、
アカボシゴマダラ、セグロアシナガバチなどが見られた。
クロウリハムシ

ウリハムシ
シロテンハナムグリ
シオカラトンボ
ハネナガイナゴ?
ショウリョウバッタ

ガガイモの花で吸蜜するイチモンジセセリ

ヒメジャノメ
サトキマダラヒカゲ
ビークマークのあるサトキマダラヒカゲ
ゴマダラチョウ
アカボシゴマダラ
セグロアシナガバチ
サンショウモや花の終わったアサザが川に浮いていた。
サンショウモ
岸に近い場所の一部には、特定外来生物のミズヒマワリが白い花を咲かせていた。

ミズヒマワリにはイチモンジセセリが多数吸蜜に来ていた。

岸ではガガイモの花や、希少植物のゴキヅルの花などが見られた。
ガガイモの花
ゴキヅル
ビオトープではナガボノシロワレモコウ、タコノアシ、ハンゲショウなどの希少植物
が見られた。
ナガボノシロワレモコウ
タコノアシ
ハンゲショウ
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古利根川 昆虫も動きだした?

2020年02月26日 | 古利根川
2月25日午後遅く古利根川沿いの屋敷林の一角にある梅林を見に行った。
 梅林の中ではヒヨドリがウメを吸蜜していた。



 梅林を眺めていて、ふと上を見ると、オオタカ1羽がとまっていた。
 成鳥だった。写真を撮影している内に、嫌がって飛び立った。
 くつろいでいるオオタカに悪いことをしたなと思った。




 堤防の下の古利根川の湿った場所にはキタミソウの花が咲いていた。
 今年は、この場所では多く生育しているようだ。

 川にはダイサギやセグロセキレイなどがいた。

 また、堤防の日当たり音良い反対側のギシギシ?の葉を見ると
コガタルリハムシが10匹以上見られた。数組が交尾をしていた。


 こんなに早くにコガタルリハムシが活動し始めるとはと思い、
気温を測って見ると13.1℃あった(曇の夕方)。
 その後、コガタルリハムシが卵を産んでいるのではと思い葉の裏を
めくって見た。


 近くのホトケノザ、ヒメオドリコソウなども花を付けていた。
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平方近傍の古利根川を歩く

2019年08月13日 | 古利根川
またぞろ、ブログを書くのをサボっていた。
さて、8月8日平方近傍の古利根川沿いの屋敷林周辺を歩いた時のことを書く。
この場所で、今シーズン多かったコガネグモが草刈りで少なくなったが、その後どうなったかを、数度に
わたり確認に行っている。
コガネグモの数は、堤防の草刈りで約1/10に減り、その後、更に鳥などに捕食されたのか半分に減り、現在は
10匹以下になっていた。
コガネグモ


このほか、サツマノミダマシ、アシナガグモ、ナガコガネグモ、ゴミグモ、オニグモなどが確認できた。
ナガコガネグモ

オニグモ
アシナガグモ
鳥は、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、キジバト、アマサギ2羽、チュウサギ1羽、カイツブリ幼鳥1羽などが
見られた。
カイツブリ幼鳥
アマサギ
蝶は、アオスジアゲハ、アゲハ、キアゲハ、アカボシゴマダラ、クロアゲハ、イチモンジチョウ、
ツマグロヒョウモン、サトキマダラヒカゲ、ヒメアカタテハ、ウラギンシジミ、コミスジ、モンシロチョウ、
キタキチョウ、ベニシジミなどだった。
アゲハ
アオスジアゲハ
アオスジアゲハ卵
アカボシゴマダラ
ウラギンシジミ
ベニシジミ
コミスジ
モンシロチョウ
ツマグロヒョウモン
イチモンジチョウ
トンボは、シオカラトンボ、コフキトンボ、ハグロトンボ、ノシメトンボ、ナゴヤサナエなどが確認できた。
ハグロトンボ
ノシメトンボ
日差しを避けるノシメトンボ
ナゴヤサナエ
羽がボロボロ
その他、ナナホシテントウ、マメコガネ、タマムシ、ニイニイゼミ、ミンミンゼミ、アブラゼミ、ショウリョウバッタ、
トノサマバッタなどが見られた。
タマムシ
アブラゼミ
その他、アマガエルも確認できた。

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ノウルシ芽生えとコガタルリハムシ

2019年03月20日 | 古利根川
3月11日古利根川のノウルシの芽生えを確認に行った。
岩槻文化公園でノウルシの芽生えを観察していたので、ここでも確認しようと来た。
増林公園の前の河川敷である。

ノウルシノの芽生えの他、セイヨウアブラナの芽生えも見られた。今のうち手をう
たないと将来セイヨウアブラナに駆逐されノウルシは見られなくなるのではないか。
ノウルシ芽生え

ノウルシとホトケノザ
栄養アブラナ
この他、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリの花が見られた。
ヒメオドリコソウ
鳥は、カワラヒワ、ムクドリ、ツグミ、ハシブトガラス、オナガ、オオバン、カル
ガモ、カワセミなどが観察できた。
カワセミ
昆虫はナンホシテントウ、コガタルリハムシなどが観察できた。
ナナホシテントウ
ギシギシの葉の上にいるコガタルリハムシを多数確認した。
コガタルリハムシ
交尾

この虫について調べると成虫で地中で休眠するそうだ。岩手大学ほか(石黒ほか2015)
の研究では盛岡地方では6月中旬から4月上旬~中旬休眠し、休眠から覚めると交
尾産卵し、新成虫が6月上旬に羽化するというサイクルを繰り返しているようだ。
恥ずかしながらまったくこのような生活サイクルを持っていることを知らなかった。
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