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2022.9.3 まないた様(熊野市)

2022年09月03日 13時02分20秒 | くまどこ(熊野)情報
7年ぶりでしょうか。熊野市池川にある「まないた」様に行ってきました。
ちなみに2015年に行った時の写真は、下のものです。

最初の写真(2022.9.3)は、昨日の雨の後ということもあって白石の周りに木々が落ちていました。

こちらが2022.9.3の祭壇の様子です。

上の写真が2015年のもの。このように木枠で祭壇が作らていて、まな板が3つほど置かれています。

雨の後なので岩が濡れていて、木漏れ日が反射して綺麗でした。
下の写真は、まないた様の横を流れる谷川。

そして、下が2015年のものです。

ちょうど木が挟まっていたようで、水の出が違います。
また水害の後なので、岩肌が露出していたり、崩れている箇所もありました。

下の写真からは時系列で
帰りに撮ったものですが、このような石段を降りていきます。

歩くこと5分ほどでまないた様のところに。
左におじぞうさん、道標の石があり、苔むした道の先にあります。



苔の美しいところでもあります。
最後にまないた様の謂れを
天の真名井戸
マナイタさんとよばれ婦人病に霊験ありとて地方婦女子の信仰を集めているのがマナイタ(真魚板)とこの信仰のつながりは理解出来がたい、マナイタとは恐らくマナイト(真名井戸)の転訛で古くそこに水神が祭られていた為にこの信仰が生まれたものであろう。
民族学の面から考察すれば水神は五穀の豊穣をもたらす神で人間界では多産を約束する神でもある。従って水神に対して子供を求め安産を願い婦人病の平癒を祈願するのは全国通じての習俗であるが、水神とよばれずマナイタの古語が残っている所に時代の古さが偲ばれる。
例えば古事記、日本書紀の天の真名井、紀北丹生津姫人じゃの真名井、熊野本宮山の真名井等いづれもその例で、祭祀に先立ってまず水ゴリをとり行を修する神聖な場所であった。
今この付近の字を「垢離掻場」と称しているのはその証拠で恐らくは産田神社に関する古い遺跡であろう。





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