北朝鮮外務省は3日、「今後、安全性が徹底的に保証された核実験を行うことになる」との声明を出した。国営朝鮮中央通信が同日午後6時前に伝えた。05年2月に北朝鮮が核保有を宣言して以来、核実験の実施に言及したのは初めて。時期や場所、方法には触れていない。一方で対話によって問題を解決する姿勢に変化がないことも強調した。声明を受け、国連安全保障理事会は3日、この問題に関する協議に入った。日米などは週内にも議長声明採択など厳しい措置を目指す方針だ。
北朝鮮のねらいは脅威のレベルを一段と上げて米国を直接対話に引き出すことにある。今後、6者協議の議長国中国などによる説得工作が活発化するとみられるが、声明は北朝鮮国内でも報道されており、米国の対応次第では実験に踏み切る可能性がある。
北朝鮮の核問題をめぐる6者協議は昨年11月以来、開かれていない。北朝鮮は米国による金融制裁の解除を協議復帰の条件としているが、米政府は6者協議の場で直接対話も可能だとしているものの、制裁解除には応じる気配をみせていない。長距離弾道ミサイル「テポドン2」など7月のミサイル発射に続く「核実験宣言」は、北朝鮮がそれほどまでに追いつめられている現状を反映しているともいえる。また、安倍首相が近く中国と韓国を訪問して首脳会談を予定していることや今月13日の中韓首脳会談も意識したとみられる。
声明は米国批判に終始している。また、「自衛的戦争抑止力を強化する新たな措置」として3点を列挙。最初に核実験の実施を宣言した後、核兵器の先制使用や核の移転を否定し、3項目で「対話を通した朝鮮半島の非核化実現へ、我々の原則的立場は変わらない」と述べ、対米交渉への余地を印象づけている。
ラヂオプレスによると、朝鮮中央放送と平壌放送も午後6時からの臨時ニュースで国内に報道している。
北朝鮮の核実験について8月中旬、米ABCテレビが「準備を進めている可能性がある」と報じ、韓国当局は不審な動きがあることを認めて24時間で監視。日本も情報収集衛星2基で集中的に監視している。
米国が5000キロワット原子炉がある寧辺で80年代から起爆実験が繰り返された痕跡を衛星で撮影したことがあり、日米などの研究機関や政府関係者は、少なくとも原爆数個分のプルトニウムが製造されている、とみている。「核実験のための施設は常に準備状態にある」(韓国国家情報院・金昇圭院長)との見方が一般的だ。
北朝鮮は米国の経済制裁に反発して7月5日にテポドン2のほか、中短距離ミサイル「ノドン」「スカッド」を計7発発射した。国連安保理は直後に、常任理事国5カ国を含む全会一致で非難決議を採択し、9月には、日豪が経済制裁を強化していた。
―――北朝鮮、「核実験行う」と声明 米と直接対話狙い(朝日新聞)
「核」は魅力的なものなのでしょうか。。。
広島・長崎と「核」の被害がまだ残るなか、
まだなおその魅力に取り付かれた国がある現実。
国家の威信を示すのに、本当に適当なのでしょうか。。。
北朝鮮のねらいは脅威のレベルを一段と上げて米国を直接対話に引き出すことにある。今後、6者協議の議長国中国などによる説得工作が活発化するとみられるが、声明は北朝鮮国内でも報道されており、米国の対応次第では実験に踏み切る可能性がある。
北朝鮮の核問題をめぐる6者協議は昨年11月以来、開かれていない。北朝鮮は米国による金融制裁の解除を協議復帰の条件としているが、米政府は6者協議の場で直接対話も可能だとしているものの、制裁解除には応じる気配をみせていない。長距離弾道ミサイル「テポドン2」など7月のミサイル発射に続く「核実験宣言」は、北朝鮮がそれほどまでに追いつめられている現状を反映しているともいえる。また、安倍首相が近く中国と韓国を訪問して首脳会談を予定していることや今月13日の中韓首脳会談も意識したとみられる。
声明は米国批判に終始している。また、「自衛的戦争抑止力を強化する新たな措置」として3点を列挙。最初に核実験の実施を宣言した後、核兵器の先制使用や核の移転を否定し、3項目で「対話を通した朝鮮半島の非核化実現へ、我々の原則的立場は変わらない」と述べ、対米交渉への余地を印象づけている。
ラヂオプレスによると、朝鮮中央放送と平壌放送も午後6時からの臨時ニュースで国内に報道している。
北朝鮮の核実験について8月中旬、米ABCテレビが「準備を進めている可能性がある」と報じ、韓国当局は不審な動きがあることを認めて24時間で監視。日本も情報収集衛星2基で集中的に監視している。
米国が5000キロワット原子炉がある寧辺で80年代から起爆実験が繰り返された痕跡を衛星で撮影したことがあり、日米などの研究機関や政府関係者は、少なくとも原爆数個分のプルトニウムが製造されている、とみている。「核実験のための施設は常に準備状態にある」(韓国国家情報院・金昇圭院長)との見方が一般的だ。
北朝鮮は米国の経済制裁に反発して7月5日にテポドン2のほか、中短距離ミサイル「ノドン」「スカッド」を計7発発射した。国連安保理は直後に、常任理事国5カ国を含む全会一致で非難決議を採択し、9月には、日豪が経済制裁を強化していた。
―――北朝鮮、「核実験行う」と声明 米と直接対話狙い(朝日新聞)
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広島・長崎と「核」の被害がまだ残るなか、
まだなおその魅力に取り付かれた国がある現実。
国家の威信を示すのに、本当に適当なのでしょうか。。。