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じゃすみんの雑記帳

高野切

2008-01-07 | 書道
仮名臨書の中で、初心者も耳にしたことがある(はず!)の高野切。

仮名の表現が確立していった平安時代を
代表する書のひとつで、1種、2種、3種とあります。

高野→和歌山の高野山(=金剛峰寺)に伝来したもの
切 →完本ではなく、一部
○種→筆跡が違う。3人の能書家?1種=藤原行経、2種=源兼行、3種=藤原公経という説がある。 

内容は、古今和歌集。

1種
直筆でくせがなく読みやすい。
私はこの系統の臨書が好きです。

2種
側筆を多用。ゴツゴツした男っぽい感じがするなぁ。

3種
スマートな印象。地頭が良い、って感じ。
こんな字書けたらいいなーって思うんだけど
全然書けない。
私がスマートじゃないからか?

テキスト
私の周りで人気のある臨書本は、二玄社の
日本名筆選(1)・・・1種
日本名筆選(3)・・・2種
日本名筆選(5)・・・3種
ですね。
カラー写真で訳文以外の細々とした解説はありません。独学ではなければこれがいいんじゃないかなぁ。

先生によってお好みもあると思いますので、
購入前に伺ったほうがいいでしょう。

料紙
臨書用の料紙は他の古筆同様に、練習用と清書用とあります。



私の経験上、たとえば練習用で同じような包装がされていても、紙質が全然違うって時がありましたので、念のため注意したほうがよいのかもしれないです。


筆も「高野切用」と銘打ったものが出ていますね。

高野切はそれほど連綿が延々と続くものではないので、通常使用している臨書向けの小筆で対応可能かなと個人的には思いますが、使ってみるのもいいかもしれません。

筆を変えたとたんに書きやすくなるって事ありますよね。
自分のクセや、紙や墨との相性もあるだろうし。

倣書できる位まで臨書に励まないとねー。
いつになることやら。。

紙のサイズ

2007-12-08 | 書道
半紙
約33.4×24.3cm

懐紙のサイズを基にしたもの
(短冊、色紙など)

短冊・・・懐紙を懐に入れる為に折りたたんだサイズ
約36.5×6cm

半懐紙・・・全懐紙の半分
約36.5×24.5cm

全懐紙
約36.5×49cm

全紙のサイズを基にしたもの

聯(れん)
約17.5×136cm・・・全紙の1/4、半切の1/2

半切(条幅)・・・全紙の半分
約35×136cm

聯落(れんおち)・・・全紙から聯を引いた分(全紙の3/4)
約52.5×136cm

全紙
約70×136cm

展覧会向け
(ニ六、ニ八など)

二六
約60×182cm