来年3月開催の第2回ワールドベースボール・クラシック(WBC)の監督選定問題を巡り、代表候補選手間に不気味な動きが広がっている。誕生間近の星野ジャパンに“物言い”をつけたイチロー(マリナーズ)の発した一言がきっかけだが、これを支持する選手が日増しに急増中。早ければ27日の第2回WBC体制検討会議で明らかになる新体制だが、いきなり嵐の船出を強いられそうだ。
第1回WBCで王ジャパンを世界一に導いた中心戦力の一人、イチローの発した台詞は、やはり強烈な影響力を持っていた。
星野仙一氏の就任が見え見えの次期監督選定問題について、現役監督の除外方針に苦言を呈し、さらに北京惨敗のリベンジとするムードにストップをかけたのはわずか3日前のこと(米国時間18日)。翌19日にはエース格と目される松坂大輔投手(レッドソックス)も即座に反応。「僕らは前回勝っているから、(王座を)守る立場にある」とした上で、「(メダルを逃した)北京五輪のリベンジの場にしてほしくない」と、はっきり同調したのだ。
このイチロー発言は、米国内にとどまらず、当然のように日本国内の候補選手にも“伝染”。
一部報道によると、第1回WBCのメンバーで、北京五輪では星野ジャパンの主軸に座ったヤクルト・青木が、前日21日に「WBCは五輪のリベンジとは思わない。別の大会という気持ちが強い」と発言したというのだ。
星野ジャパン再結成なら北京の屈辱はWBCで晴らす…となるのは自然な流れ。星野監督自身はもちろん、プロ野球ファンもその筋書きを期待するはずだ。だが、グラウンドで実際に戦う選手たちにとってみれば「とんでもない話」。星野氏就任ならば確実に起こりうる、避けようがない難問となるのは確実だろう。イチローを尊敬する選手は他にも数多い。青木同様、第1回WBC、北京五輪の両大会に選ばれているソフトバンク・川崎は、イチローの信奉者なのは周知の事実。国際大会を経験しているという強みから、次回WBCでも候補選手に挙がるのは確実で、今後も不満分子拡大に拍車がかかる可能性は否定できない。
イチロー発言を震源にしたこの問題以外にも、北京五輪でエース剥奪の屈辱にまみれ、不完全燃焼に終わった日本ハム・ダルビッシュとの“関係修復”など、他にも課題・問題点は幾つもわき上がってくるはず。前日、星野氏の監督就任に反対する抗議メールなどがNPBに殺到していることが明らかになったが、ファンの沈静化はある程度時間が解決してくれる話。最大の問題点は主力選手に蔓延する不満、不安をいかに解決・解消できるかだろう。
▼イチローの発言とは 19日にシアトルで来春のWBCについて初めて発言。「最強のチームを作るという一方で、『現役監督から選ぶのは難しい』では、本気で最強のチームを作ろうとしているとは思えない」と15日に行われた第1回WBC体制検討会議で出た意見に反論した。また「もう1度、本気で世界一を奪いに行く」と強い決意を示した上で「大切なのは足並みをそろえること。(惨敗した)北京の流れから(WBCを)リベンジの場ととらえている空気があるとしたら、チームが足並みをそろえることなど不可能でしょう」と釘をさした。
―――イチロー、松坂に続き青木も…広がるアンチ星野の波(夕刊フジ)
私も、オリンピックとWBCは別モノだと思うなぁ。。
今日の天気
第1回WBCで王ジャパンを世界一に導いた中心戦力の一人、イチローの発した台詞は、やはり強烈な影響力を持っていた。
星野仙一氏の就任が見え見えの次期監督選定問題について、現役監督の除外方針に苦言を呈し、さらに北京惨敗のリベンジとするムードにストップをかけたのはわずか3日前のこと(米国時間18日)。翌19日にはエース格と目される松坂大輔投手(レッドソックス)も即座に反応。「僕らは前回勝っているから、(王座を)守る立場にある」とした上で、「(メダルを逃した)北京五輪のリベンジの場にしてほしくない」と、はっきり同調したのだ。
このイチロー発言は、米国内にとどまらず、当然のように日本国内の候補選手にも“伝染”。
一部報道によると、第1回WBCのメンバーで、北京五輪では星野ジャパンの主軸に座ったヤクルト・青木が、前日21日に「WBCは五輪のリベンジとは思わない。別の大会という気持ちが強い」と発言したというのだ。
星野ジャパン再結成なら北京の屈辱はWBCで晴らす…となるのは自然な流れ。星野監督自身はもちろん、プロ野球ファンもその筋書きを期待するはずだ。だが、グラウンドで実際に戦う選手たちにとってみれば「とんでもない話」。星野氏就任ならば確実に起こりうる、避けようがない難問となるのは確実だろう。イチローを尊敬する選手は他にも数多い。青木同様、第1回WBC、北京五輪の両大会に選ばれているソフトバンク・川崎は、イチローの信奉者なのは周知の事実。国際大会を経験しているという強みから、次回WBCでも候補選手に挙がるのは確実で、今後も不満分子拡大に拍車がかかる可能性は否定できない。
イチロー発言を震源にしたこの問題以外にも、北京五輪でエース剥奪の屈辱にまみれ、不完全燃焼に終わった日本ハム・ダルビッシュとの“関係修復”など、他にも課題・問題点は幾つもわき上がってくるはず。前日、星野氏の監督就任に反対する抗議メールなどがNPBに殺到していることが明らかになったが、ファンの沈静化はある程度時間が解決してくれる話。最大の問題点は主力選手に蔓延する不満、不安をいかに解決・解消できるかだろう。
▼イチローの発言とは 19日にシアトルで来春のWBCについて初めて発言。「最強のチームを作るという一方で、『現役監督から選ぶのは難しい』では、本気で最強のチームを作ろうとしているとは思えない」と15日に行われた第1回WBC体制検討会議で出た意見に反論した。また「もう1度、本気で世界一を奪いに行く」と強い決意を示した上で「大切なのは足並みをそろえること。(惨敗した)北京の流れから(WBCを)リベンジの場ととらえている空気があるとしたら、チームが足並みをそろえることなど不可能でしょう」と釘をさした。
―――イチロー、松坂に続き青木も…広がるアンチ星野の波(夕刊フジ)
私も、オリンピックとWBCは別モノだと思うなぁ。。
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