未知の強豪発掘&応援ブログ

世界中にいる、知られざる強豪格闘家を発掘&応援していくブログです。

!Fighteam特集第四弾!マウロ・ソーサ・ティメント!

2005-11-22 23:04:35 | 私事
年齢:24歳
身長:183cm
体重:72kg
アマ戦績:無
プロ戦績:6勝(1KO、2TKO、1一本、2失格)1敗
備考:

マウロ・ソーサ・ティメントはFighteamに所属するMMAファイターで最軽量で最年少の選手。
MMAキャリアはそこそこあるものの、Fighteam入りする前は、トゥリオ・パルハレス(CRでイギリスの未知強、ジェームス・ニコールに美しくKO負けしMMA戦績2勝12敗)一派であったため、
その時の情報がかなり不明確であるが、解る範囲でこのライト級の希望に満ちた選手を紹介していきたい。
マウロのMMAキャリアを表にして見てみると、これが面白く、
2001年に二試合、2003年に3試合、2005年に二試合とかなり戦うペースが不安定で、二度もブランクを空けている。
デビュー戦では、12分一本勝負という独特なルールで、何故か同門のジョセ・エリオと戦って9分の長丁場の末に腕十字で勝利。
二戦目では1999年からブラジルのMMA界で戦っている、ギルバート・ドス・サントスと対戦するが、
この試合では対戦相手のサントスの度重なるロープ掴みと、ヘッドバットにより、不満足な失格勝利に終わる。
この試合に失望してか、マウロはMMAの実戦から遠ざかるが、2003年に復帰。
復帰戦では、全く無名の選手と戦うが3Rまでもつれこみ、相手の棄権で辛くも失格勝利をもぎ取る。
そして次にマウロに用意されたのは四人制のワンデイトーナメント。
謎の日系レオポルド・ニカイドーVSヴァンダレイ・シウバを下した男の弟子フリオ・シーザー・アルベス(セフォーにやられた人じゃないよ)。
ダニーロ・サメントVSマウロのカードが組まれた。
一回戦、マウロは2R1分39秒、打撃でKO勝利を収めると、逆ブロックから上がってきたアルトゥール・マリアーノの弟子フリオ・シーザー・アルベスと激突。
試合は3Rフルに戦う激戦となり、判定も割れたが、試合の主導権を握っていたアルベスに軍配が上がり、マウロはプロ初の敗北を喫する。
この敗戦後、マウロは再びブランクを二年間空け、2005年チームをFighteamに変えて復帰。
復帰戦では同チームのマキュラと共にプレデターFCに参戦し、レオポルド・ペカーニャと対戦。
1RでTKO勝利を収め、見事復活。
更に、その僅か1ヵ月後にモンターニャ・シウバなんかも見に来たShowFightで、マカコ・ゴールド→BTTと異色の移籍歴を持つチアゴ・クルズと対戦し、この対戦でも相手のタックルを切りグラウンド打撃でTKO勝利を収める。
紹介した通り、マウロは初期の頃は試合内容も煮え切らなく、結果も完璧ではないことが多かったが、
2003年から2005年の間に、Fighteamとであった事で復帰時に飛躍的なレベルアップが見て取れたという。
ブラジルのトップチームの一つに入った事で、今後もストームサムライ等のメジャーイベントとコネクションを持つ大会への参戦も期待できる。
24歳という年齢で、ありとあらゆる戦いを知り、そして今最高の練習環境と出会ったマウロの躍進が日本で見れる日もいつか来ると信じたい。

!Fighteam特集第三弾!ルーベンス・マキュラ!

2005-11-22 22:59:30 | Fighteam特集!!!!!!
年齢:31歳
身長:188cm
体重:93kg
アマ戦績:無
プロ戦績:4勝(3KO、1一本)1敗
備考:

パラジーニョや、グラディエーターなど海外でも注目されるような実績を持つ選手のほかにも、
Fighteamには魅力的な選手がまだまだいる。
ルーベン・マキュラ・サビエルもその一人だ。
アブダビコンバットの99Kg以下級のブラジル予選(ホジャーが優勝)に一度は選抜されているものの、
理由は定かではないが、その座を同門のホドリゴ・ボッチに譲っている。
しかしながら、ホジャー等の強豪選手がいる99kg以下級で、選抜されるにはグラップリングのレベルが低い選手では到底無理な事から、ある程度のグラップリング技術は身につけている事が伺える。
そして2005年3月、MMAデビュー戦・・・。
いきなりシュートボクセ主催クリチバ開催のブラジル屈指の好イベント=ストームサムライという舞台で、地元選手、即ちシュートボクセ所属のエド・カーロス・モンストロに打撃を受けながらも僅か1R3分レッグロックで勝利。
試合後にはデビュー戦にも関わらず関係者やネットのメディアのファンからは、この日のベストファイターの一人と称賛される。
続くブラジルのローカルファイト、PFCでKOで二連勝を重ね、打撃スキルの高さも見せた。
そして、再びストームサムライに出場。
再び地元選手であるシュートボクセ門下生フェルナンド・レジェードから1R打撃でKO勝利をもぎ取る。
シュートボクセと言えば総合格闘技の打撃技術の先駆団体であり、所属選手は寝ても立ってもアグレッシヴに打撃を打ち込む事で有名だが、
そのシュートボクセの選手を打撃で下した事でブラジリアンファンの注目度は一気に高まる。
そして遂に、小さなイベントながらセミファイナルに抜擢される(メインイベントは柔術王者で来日経験もあるガブリエル・ベラ)ことに。
対戦相手はペケーニョ一派のチアゴ・シウバ。
アマチュアの判定負け以外は無敗のブラジル内トップチームの新星同士の戦いになる。
試合はルーベンス自身初めての2Rにもつれ込み、TKO負けで撃沈。
プロレコード初の敗北となるが、互いに将来有望な選手であり、決して悲観的な負けではない事は保証できる。
紹介してきたように、マキュラは無敗でもなく、凄く若くもない。
しかし、シュートボクセを下す打撃スキル、ブラジル予選に選出される寝技スキルを持ち、
何より最高の練習環境にいる。
まだMMAキャリアは5戦だが、ブラジル最強チームの選手を二人も下した彼の躍進に期待したい。