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亀井大臣会見 故・新井将敬氏が事件の前日かけてきた電話の内容とは

2012-03-31 18:26:25 | 雑記録

亀井大臣会見 故・新井将敬氏が事件の前日かけてきた電話の内容とは

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※この記事は今年の1月に書いて未公開になっていた記事に、検事総長の退任に関して追記し公開したものです。

2010年6月21日追記

西松献金問題の指揮を執った検事総長が今月17日に退任した。報道に拠れば会見で以下のような発言をしている。

小沢氏・鳩山氏の捜査に関して

「どのような人であれ、疑いを持たれた以上、捜査をするのは当たり前だという感覚を国民に持ってもらいたい」(テレ朝)
法と証拠に基づいて捜査した」「検察は今後も伝統を守りながらやっていく」(毎日)
「故意犯の疑いがある以上捜査するのは当然。法と証拠に基づいて起訴すべきものは起訴し、証拠が足りないものは起訴しない。捜査においても推定無罪は原則であることを理解してほしい」(産経)
「検察は不偏不党、公平公正が伝統。(相手が)どのような人であれ、法に違反する疑いがある以上、捜査するのは当然だった」(日経)
「検察の伝統は、不偏不党と公平公正。法の支配とは法の下の平等であり、疑いがあればどんな人でも捜査するのは当然のこと」(朝日)

制度の成立に尽力したと言われる裁判員制度に関しては、

「ほとんどの人がいい経験だったと言ってくれたことが一番うれしい。より進歩することを望みたい」 (毎日その他)
日本人がまじめで能力がある国民だと実感した。今後も裁判員はよい結論を出してくれると思う」(産経)

西松献金事件における検察の動きは決して褒められたものではない。検察は今も説明責任を果たしておらず、責任者が最後に説明ではなく子供の言い訳のような発言に終始したのは残念である。
裁判員制度もしかり。裁判官より厳しい守秘義務が裁判員に課せられ、裁判員が参加できるのは一審のみで検察が控訴できるというふざけた制度は先進国では日本以外には無い。上の産経の報道「日本人がまじめで能力がある国民だと実感した」という発言ががもし事実なら、郷原氏が指摘した「裁判員制度は、ばかな国民に裁判というものを教えてやるために出来た」を端的に証明したことになる。

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※以下は今年の1月に書いて未公開になっていた記事です。

最初に、最近の検察の動きについて感想を書きたいと思う。

小沢氏に対する検察とマスコミの「祭り」が続いている。
大久保秘書の公判で「天の声」を乱発して以降、検察はタガが外れたかの様に迷走を続けている。
「天の声」の存在は西松側の裁判で既に否定されているにも関わらず、マスコミは烏合の衆となって「天の声」を連呼した。
検察がマスコミを使って世論誘導するのはいつものことだが、公判を利用したのは極めて異例だ。

説明責任は公判で果たす」とは、本来説明責任がある検察が使う常套句だが、世論誘導は説明責任の放棄に等しい。
何の疑問も持たずに天の声を報道し、検察のリークを垂れ流し、さらに自らも世論調査によって誘導を繰り返すマスコミ。
一方で、漆の発言通り、野党になった自民党側にも何ら捜査が行われていない。

検察は20年前までの小沢の預金通帳を調べると言う。
もう何でも良いから、どんな小さいことでもいいからと、ネタを探し求めているのだ。

検察は国会が開く直前に三人の関係者を逮捕した。
筋書きが崩れると関係者を逮捕し、あること無いことをリークしていく手法は、ライブドアや耐震偽装と同じである。

検察が行き詰まれば行き詰まるほど、リークの量は増えていく。
公判を使った世論操作といい、検察がここまで追い詰められた例は無いのではないか。

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彼らがここまで執拗に民主党に手を出してくる理由は一体何だろううか。

一つ言われているのは、退官する検事総長のために手柄を作るというものだ。
「ヒルズ黙示録」では「村上さんは検事総長の花道を作るために選ばれた」という証言があるとされているが、このように退任する検事総長のための手土産が必要だったという説もある。よく言われるように選挙で民主党の過半数を阻止するためだったという議論もある。

しかし、官僚組織にとっては政権政党が自民か民主かは重要ではないのだ。その代わり彼らは力を持ちすぎた危険な政治家をピンポイントで排除しているのだ。その動機は彼らの感じる恐怖感である。いわば密室に隠れて権力を行使している彼らは、白日の元に晒されるのを常に恐れているのである。

昨年の衆議院選挙によって、初めて有権者の手で政権交代が起こったと人は言う。
確かに、政権交代の障害となっていた自民党の排除には成功した。だが私たちはスタート地点に立ったに過ぎない。
これは小沢氏と検察の戦いではない。我々有権者と、政権(主権)の座から降りようとしない官僚組織との戦いである。
私たちが民主主義国の主権者たり得るのか、それが今、試されている。

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さて本題の、亀井大臣の記者会見。

亀井大臣は記者クラブに加えて、フリージャーナリスト向けのオープンな記者会見も開いており、 この動画は後者を岩上安身氏が撮影したものだ。
「新井将敬氏が事件の前の晩に、泣きじゃくりながら電話をしてきた」と語っている。

(動画を見るのが面倒な場合は、岩上安身オフィシャルホームページにの書き起こしを参照)

新井将敬氏は、1998年の予算委員会で質問をしている。

「検察が民主的な行政的な手続きを経ないで、直接的に、例えばマスコミに働きかけたりして、自分たちの目的を有効に持っていこう、そういう状態を検察ファッショというふうに理解していいのか」

そして亡くなる前日の最後の言葉は

最後の言葉だけは聞いてください。私は潔白です

彼の死をあざ笑うように、検察も官僚組織もマスコミも、そして国民も、何も変わっていない。

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参考記事

2010年1月15日 亀井大臣会見

http://www.youtube.com/watch?v=c09ZcRPw54Q

 

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