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備忘録

日本のODAで建設中 -ベトナムの橋が崩落の謎

2011-02-01 20:38:32 | 雑記録

日本のODAで建設中 -ベトナムの橋が崩落の謎

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UPDATE 2008/9/24 ニュース記事を追加

UPDATE 2008/7/27 調査結果が出ていたので末尾に記事を追加。同日、調査結果の仮訳が外務省のサイトに掲載されました。原文(100ページ+資料1000ページ)が無いので、この仮訳が信頼できる内容かどうかは不明です。印刷して画像データのPDFにわざわざしてあります。

古いニュースの話になりますが、備忘録としておいておきます。

昨年9月26日に起こった、ベトナムのカントー橋崩落事件についてです。ビデオは2007年10月の報道ステーションの録画です。埋め込みがうまくいきませんのでリンク先でご覧下さい
http://www.dailymotion.com/video/x3d11z_oda_politics (別ウインドウで開きます)

この事故に関しては、自民党の河野太郎議員がブログで報告していました。

河野氏のブログを検索すると、最後の報告がこの文章です。

カントー橋の件、外務省はベトナム側の結論案を入手し、小野寺副大臣が、それを河野太郎他に配布するようにと指示したにもかかわらず、外務省は副大臣の指示を無視。上司の命令に部下が公然と反旗を翻すというのは、この組織、どうなってるんだ。(2008年1月8日)


つまり外務省がベトナムの結論案(調査報告書の結論案)を出してこないと書いています。

少しさかのぼって、2007年12月8日のブログにはこう書かれています。

9月26日に事故が起きて、委員会が立ち上がったのは10月6日。そして、ベトナム側で11月14日までに結論を出すからというのを外務省が真に受けて、 日本からは専門家の派遣を一名だけ、第三国からもなし、途中の経過は一切報告しないといういい加減なことで了解してしまった。もちろん11月14日までに結論は出ず、さらに数ヶ月はかかるという事態になり、なおかつ、日本側に内容は一切報告されないことになっている。しかし、責任はどこにあるのか、補償はどうするのかという問題にこれでは対応できない。

ぶりぶり追求されて、とうとう木村副大臣がベトナムに中間報告を求め、その内容を精査し、それがだめなものならば日本も入ってきちんとやるとの答弁。最初からそうやるべきだった。


2007年12月12日

カントー橋の調査をしているときに、カンボジアで同じような橋をかけるODA案件があることがわかった。その橋の話をすると害務省は、間髪入れず、そちらは無償ですというので、それを鵜呑みにしてきた。が、ちょっと待った。もともとはその第二メコン橋は有償のODA案件だ。90億円程度の借款でという話だったのだが、交通量も少なく、フェリーで充分な場所で、なぜそんな大金を投じて相手国がやらなければならないのかという指摘がだされ、フォローアップが行われていたはずだ。それがいきなり、無償案件に切り替わっている。しかも、JICAの環境社会配慮ガイドラインのステップを踏まずに、いきなりGOサインを出そうとしている。
明らかに害務省、なにかおかしい。

しかも昨日のJICAの審査会、四時半からということでうちの政策秘書も出かけていくと、なぜか四時半からのはずの会議は一時から開かれていた。
害務省とJICAはこっちでは何を隠しているのだろうか。

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国会でも、突っ込んだ話は出てきていないようです。以下は報道の経緯です。

カントー橋崩落事故:原因は設計ミスか (2007年12月19日 ベトナムニュース)
設計上のミスが原因?カントー橋事故 (2007年12月21日 日経ケン・プラッツ)
カントー橋崩落事故:結論出ないまま工事再開へ (2008年1月9日 ベトナムニュース)
カントー橋崩落事故:調査結果は7月に発表か (2008年5月19日 ベトナムニュース)
カントー橋崩落事故:原因調査報告書を提出 (2008年7月4日 ベトナムニュース)
カントー橋崩落事故に関するベトナム国家事故調査委員会最終報告について (2008年7月4日 外務省)(親ページ
国際協力銀行、カントー橋の工事再開に同意(2008年8月22日 ベトナムニュース)
カントー橋、11カ月ぶりに工事再開(2008年8月27日 ベトナムニュース)

 


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