高知地裁裁判官、片多康は判決理由文の中でスリップ痕の正当性について次のように述べている。
スリップ痕とともにスクールバスに乗っていた生徒らが降車する様子や、スリップ痕とともに被告人がスクールバス運転席に乗車している様子などが撮影されている写真がある。
加えて被告人が本件犯行によって逮捕され警察署に引致された後に本件現場に戻ってきた際には、バスは路上から撤去されていたのは前述の通りであるから、これらの写真が撮影されたのは本件事故の直後であり、被告人が逮捕される前であるのは明らかである。
そうすると、スリップ痕は本件事故直後から存在していたのであって、本件事故の際に被告人の運転操作によって形成されたと見るのが極めて自然である。
■ バス運転手は隊員を搬送する救急車を見送った後、バスの外で実況見分の始まるのを待っていたことを記憶していた。しかし、のちに弁護士から自分自身が運転席に座る証拠写真の存在を告げられ、記憶に混乱をきたし、実際に運転席で待機していたと思いこむようになったようである。運転席に座った記憶がないにもかかわらず、現実に運転席に座っていたかのように偽装された数枚の写真の存在が運転手の当時の記憶を錯乱させ裁判の証言にも影響を及ぼすことになる。
[左写真]別人を運転席に座らせ顔の部分のみバス運転手の顔を貼り付けた「コラージュ疑惑」写真
運転席に座る人物の顔と体のバランスや頭部と胴体を貫く骨格に注目していただきたい。頭部を支える頸椎が大きくずれていることがわかるだろう。また運転席の窓ガラスにも他の窓にない不自然さを感じるのではないだろうか。
支援者の一人は画像処理ソフトを使いコラージュの証明を試みている。より細かい画像パラメーターの差異は今後の鑑定にまかせるとして、別の条件で撮影された運転手の顔が私服警察官に合成されていることが分かっていただけるだろう。 検証動画(jbh氏)-->>
http://www.youtube.com/v/_WpeQ_ySwiI&autoplay=1
■ 二人のバス運転手
支援者が写真の検証を進めるうちに「コラージュ疑惑」とされた写真の背景に撮影時間を推定させる「思わぬもの」を発見する。写真が撮影されたまさにその時、バスの座席に座っているはずの運転手はすでに土佐署に引致され署内の一室で待機させられていたのである。 動画(瀬戸内海放送)-->>
鉄と政 第二夜
鉄と政の話は面白い。しかしtwitterでは、下から読まないといけないので、上から読めるように並び゛変えた。
作者はLM氏。
#鉄と政 第二夜。 前回は再審三者協議の内容を伝えることができない状況について、「このままでいいのかと」鉄と政が旦那に詰め寄っているところまでの話。今夜はそれにどう旦那が答えるのか、ご関心のある方はほんの少しの時間と耳ならぬ目ん玉を拝借。次回投稿は18時頃か・・・な 旦那は鉄からの盃を手にして答えた「このままでいいわけはないだろう。」そういうとさらに話を続けた。 #鉄と政 は少し拍子抜けの顔をした。「三者協議の内容は非公開と法で決まっているんだが、これは法曹界の都合だ。つまり、請求人の叔父貴のことを考慮した上でのことと思うかい?」
#鉄と政 は黙って首を横に振った。「叔父貴が公開を望めばいつだって洗いざらい出すことは簡単なことだよ。」そう言うと、旦那は手にした盃を空けて鉄に返盃した。それに酒を注ぎながら話を続けた 。「この先、情報を出すか出さないかは叔父貴の心ひとつなんだが、出すとした場合は覚悟がいるよな」
政「その覚悟ってのは・・」 鉄「政、皆まで聞くまでもないだろう。それくらい察しろ」政の言葉を遮り、鉄が尋ねた。「てことは、旦那、三者協議の情報を公開するかしないかは踏絵のようなものなんですね」 旦那が自前の盃を空けながらそれに軽く頷いた。話の見えない政がさらに尋ねる。
愛媛白バイ裁判長交代劇とは、裁判長が自らが事故現場に出向き異例の現場検証を行った結果、原告の山本さん側に有利な証拠が確認された。その後、被告の愛媛県警側は有効な反論を提出できないまま結審を迎えようとした10月に突然、裁判長が異動した。ちなみに左右陪審は4月に異動していた
「遅かれ、早かれやばい流れってのは上のに伝わったんでしょうから、新証拠発見の情報を流したことは異動には関係なかったとも言えるんですがねぇ・・」と政が言った。「そう通りだな、あっしらが情報を流そうがどうしようが、裁判官交代はあり得たってことだな。」と鉄が頷いた。
「私も #鉄と政 と同じ考えだ。三者協議の内容を抑えて心証に配慮したところで、向こうさんがその気になりゃどうにでもできるってことがはっきりした。」旦那はそう言うと鉄の肩越しに店の奥に目をやった。その視線に気が付いた鉄が振り返った。「また、来てますねぇ」 今宵これまで。第3夜に続く
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http://blogs.yahoo.co.jp/jbh024470000/37653409.html
※運転手・教員・生徒などバス側の証言を元に作成した時系列表です。(現時点で公開可能な範囲のみ掲載 2011/7/12更新)
片岡氏は高知市春野町弘岡中の変型四差路交差点に面したレストラン・グローバルバイキングの駐車場から、車道に侵入前、自歩道の境界付近で一時停止した後 、交差点内を横断する形でバスを進行させた。中央分離帯付近で下り車線に合流のため停止、右折のタイミングを計っていたところへ突然、何かがぶつかってきた。驚いて窓の下を見ると白バイだった。
衝突の衝撃でバスの警報装置が作動した。止めるのに少し手間取ったが、バスから降り、すぐに隊員のところに駆けつけ声を掛けたが返事がなかった。隊員の体は外観はキレイだった。
その時、下り車線に同僚隊員が現れ白バイを東側路側帯に停め車道を走って横断してきた。片岡氏は救急車の手配を頼んだ。片岡氏は横たわっている隊員のそばにいた。
救急車とパトカーが到着する。救急処置を見守り、隊員を担架で救急車に乗せるのを手伝う。隊員搬送。片岡氏は救急車を見送る。到着した警官らは現場にコーンを立て交通整理と実況見分の準備を始める。
実況見分開始。生徒・教職員はバスを降り、東側のレストラン、グローリーに移動を始める。
この時すでに一部の報道関係者が到着しておりバスの窓に向けてマイクを突き出すなどした。運転手が土佐署に引致されてから、バスに乗り込んできた警官が生徒や引率の教員に事故を目撃したかどうかを尋ねた。数名の生徒と校長が手を挙げる。特に校長は自家用車に乗りバスの後方で停止していたので衝突の瞬間を目撃していた。手を挙げた生徒はバスの中から白バイが走ってくるところを目撃していた。残りの生徒達を、レストランの店長と通りがかった一般の方の誘導でバスから降ろし、レストラン・グローリー2階に移動させた。生徒達は『爆発の恐れがあるからバスから降りろ』と警官に言われている。
午後3時丁度に校長はマスコミ7社の取材を受ける。真っ先に現場に到着していたのが高知新聞であった。
片岡氏はこれから実況見分が始まるのだと考えてそのまま外で待機していると、土佐署から別のパトカーが現れる。
※裁判では「警官にバス内で待機するよう伝えられた片岡氏は運転席に座った。その時数枚の写真を撮られた」ことになっていた。この時撮られた運転席に座る片岡氏とスリップ痕が一緒に写っている写真が有罪判決の決め手の一つとなっている。>>もっと詳しく
事故直後、白バイ隊員が救急車で搬送された後、運転手は「今から現場検証が始るか」と思ったそうだ。 ところが、T署所属のパトカーがやってきて、そのパトカーから一人の警官が走り寄ってきた。そのときの警官の表情を運転手は今でも覚えているそうだ。ずいぶんと険しい顔つきだったそうです。 そして、いきなり「15時04分、業務上傷害致傷で緊急逮捕する」と通告すると、運転手に手錠をかけ土佐署に連行した。 土佐署に連行された運転手は、事故の状況等の取り調べを受けるでもなく、15時40分頃、隊員が死亡したのを受けて容疑は「業務上過失致死」に切り替えられた。
※支援者ブログより
険しい表情をした警官に業務上過失傷害の容疑で緊急逮捕を告げられ、手錠を掛けられたうえ、パトカーで土佐署に引致される。(険しい表情と「緊急逮捕」という恫喝、そして生徒らの面前で手錠をかけるという屈辱的な行為で運転手に重大犯罪を犯したと錯誤させ、冷静な判断力を奪い、社会から隔絶されたと思いこませる意図があったと推測される。「緊急逮捕」は運転手の恐怖心を煽るために利用されたが実際は現行犯逮捕)
一部の生徒は二階の窓から現場の様子を見ていた。
緊急逮捕の要件
刑訴法210条
死刑・無期又は長期3年以上の懲役もしくは禁固の罪にあたること
罪を犯したことを疑うに足りる充分な理由がある場合
急速を要し、裁判官の逮捕状を求めることができないとき
そして、逮捕状が直ちに出ない場合は、被疑者を釈放しなければならない。
手錠の使用
犯罪捜査規範127条
逮捕した被疑者が逃亡し、自殺し、又は暴行する等のおそれがある場合において必要があるときは、確実に手錠を使用しなければならない。
2 前項の規定により、手錠を使用する場合においても、苛酷にわたらないように注意するとともに、衆目に触れないように努めなければならない。
<証拠改ざん>元特捜部長、改めて無罪主張 初の被告人質問
大阪地検特捜部の証拠改ざん・隠蔽(いんぺい)事件で犯人隠避罪に問われた元特捜部長の大坪弘道被告(58)と元副部長の佐賀元明被告(50)の公判が30日、大阪地裁=岩倉広修(ひろみち)裁判長=であった。大坪被告の被告人質問が初めて行われ、元検事の前田恒彦受刑者(44)の証拠改ざんについて「佐賀被告から証拠のデータが変わった可能性があるが意図的ではないと聞いた。検察側の主張は事実無根だ」と改めて無罪を主張した。(毎日新聞)
[記事全文]
・ [映像ニュース]大阪地検特捜部隠ぺい事件 元部長、被告人質問で「事実無根」とあらためて無罪主張 - フジテレビ系(FNN)(11月30日)
・ [映像ニュース]元特捜部長「事実無根」、無罪を主張 - TBS系(JNN)(11月30日)
◇検察側証人として出廷した前田元検事の証言
・ 証拠改ざん:前田元検事が証人に 「事前に故意と伝達」 - 毎日新聞(10月18日)
◇初公判などの記事
・ 元特捜部長ら無罪主張 犯人隠避 初公判 - 「視点」も。産経関西(9月12日)
・ 大阪地検の前特捜部長らを逮捕 犯人隠避の疑いで最高検 - 「FD改ざんをめぐる大阪地検での報告の流れ」の図解など。朝日新聞(2010年10月2日)
・ 最高検が描くFD改ざん・犯人隠避事件の構図とは - kotobank
◇大坪被告の被告人質問が初めて行われた
・ 刑事裁判「知るべき基礎知識」 - 東京弁護士法律事務所
・ 被告人質問とは - kotobank