被告は午後2時34分に事故に遭い、午後3時4分に現場で逮捕されて所轄署に連行され、翌日に取調べをされています。
ところが高知県警が警察庁に出した報告書では、まだ裁判はおろか取り調べすらしていない事故当日にスクールバス運転手の一方的な過失により事故が起こったものとしているのです。
あまりにも手際の良すぎる処理に驚きます。
裁判で検察が主張した通りに状況を考えてみると、
1. 白バイが時速60kmで走行していて、
2. 55m向こうに道路へ進入してくるバスを発見し、
3. 3.3秒間、回避も停止もできず、まともにバスと衝突。
(警察の書いた筋書きを当事者であった警察官の目線で見たらこうなるのです)
当事者であった警察官は余所見をしていたのでしょうか?
まさか回避できない程度の技術レベルの隊員だったわけはないでしょう、
大型二輪免許持ちなら100%事故は起こらないレベルの状況ですからね。
警察の言い分が正しいとしたら常識的には「余所見あるいは身体に急変が起きて回避停止ができなかった」というのが正しい見解です。そうなると余所見の可能性もあるわけで一方的過失をバス運転手に問えなくなるのです。
それをスクールバスの運転手の過失だけを強調し、取り調べもせず(当然ながら調書もあるわけがない)勝手に警察の都合のいいように結論づけて合計10箇所へ報告書を提出しているのです。(日付に注目:事故当日です)
そして、別紙には・・・・・
というように御丁寧に書かれている。
実際には事故から約1時間後に残念ながら当事者の警察官はお亡くなりになっているのだが、その主因となる傷病名は書かれていない。
すなわち当日の外見からわかる負傷の状況からこの文章を書いたということになるので、事故が起きてまだ時間はさほど経過していない時であったのか?そして死亡せしめたではなく傷害を負わせたとしか書かれていないのは、よほど慌てていたのだろうか?(生存中の1時間以内に書いて提出したの?)
こうやって事故当日に描かれた警察のシナリオに従い内密に事は進められ、スクールバスの運転手が驚愕の捏造証拠を初めて見せられたのは事故から8ヶ月も経った日のことであった。
刑事裁判開始後、簡単に言いなりになると踏んでいた検察側は被告側から思わぬ抵抗を受け、慌てて公判中に怪しげな証拠を追加して作成している。これがずさんな合成写真や、時間が経って濃くなるおたまじゃくしスリップ痕などである。
そんなやっつけ仕事だから、誰が見ても違和感を感じるものでしかないし、証人尋問でも辻褄の合わない目撃証言になってしまったのである。
そんな検察のいいかげんな証拠や供述に被告側は無罪判決を確信していたのだが・・・・
あとは皆さん御承知の通りです。
奇しくも同じ高知県人の村木さんは見事に無罪を証明し、検察の犯罪を白日の下に晒してくださいました。しかしながら同じ高知県民でも検察犯罪によって刑務所へ放り込まれた人がここにいるのもまた事実なのです。
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<特捜検事逮捕>故意か過失か 謎多い「FD改ざん」
データ書き換えは故意か、過失か。厚生労働省の村木厚子元局長(54)の無罪が確定した郵便不正事件に絡む証拠品のフロッピーディスク(FD)のデータ改ざんを巡っては、いまなお不可解な点が多い。証拠隠滅の疑いで最高検に逮捕された大阪地検特捜部の主任検事、前田恒彦容疑者(43)は、取り調べに「誤って書き換えてしまった」と供述、意図的な改ざんを否定し続けているという。最高検の捜査で、謎を解くカギは見つかるのか。(毎日新聞)[記事全文]
・ 「激震特捜検事の犯罪」 不可解な行動 改竄の「意図」は? - 産経新聞(9月23日)
・ 重要な証拠なぜ返却 手段、目的…謎多く - 中国新聞(9月23日)
・ FD改竄、調査も公表もせず 「全面対決」背景 組織ぐるみと見られても… - 産経新聞(9月23日)
◇23日は大阪地検の前特捜部長らを聴取
・ 最高検・捜査チーム、前特捜部長らを聴取 - 読売新聞(9月23日)
・ <特捜検事逮捕>前部長聴取 厳しい表情のまま、東京へ - 毎日新聞(9月23日)
・ [動画ニュース]押収資料改ざん事件 当時の特捜部長と副部長を聴取 前田容疑者は故意の改ざんを否定 - フジテレビ系(FNN)(9月23日)
◇前田容疑者は過失と供述
・ 前田容疑者が否認、FD改ざん「過失だった」 - 読売新聞(9月23日)
・ 特捜検事逮捕 「改ざん意味ない」 前田容疑者、故意否定 - 毎日新聞(9月23日)
◇関連トピックス
・ 障害者郵便悪用事件 - Yahoo!トピックス