うなだれる

雨を受けうなだれたような花に、ふと自分を重ね合わせる。前を向いて歩いていても、気分は下向き傾向だ。それでも、そんな自分を変えようとし、そして、変わりつつある。

弱い自分はまだいるが、それは嫌いな自分ではない。多分、その「弱い」の奥にある核の部分が、僕が守りたいものなのかもしれない。

だから、俯きながらも前を見据えて歩く。

御一人様

昼食に温かいそばを食べてから少し歩こうと思った途端に、あまりの湿気に耐えられずに挫折した。
ただ、職場には帰らざるを得なかったので、とぼとぼと歩いた。

途中、道沿いのベンチで一休みしようと思ったが、気持ちよさそうに休む先客の邪魔をしてはいけないと思い、諦めた。

何だか今日は、挫折だの諦めだのが続いたが、そろそろ打ち止めにしよう。

応援

今日は朝から蒸し暑い。散歩には厚手のウェアを着ていったので、アンダーシャツはびっしょり濡れてしまった。まあ、その分「運動したなあ」という自己満足は高くなるが、そこに留まっていては目標を達成することはできない…

さて、散歩には脇目を振る楽しみがある。今日は、道端の鉢植えに赤ちゃんの手のような葉っぱを見つけた。その小さな、そしてかわいらしい姿を見て、少し心が和んだ。

目標は、自分の変えたくない部分を大切にするために、ここで変わっていかなければならないところを設定したので、今回は必ずこれを達成するという意気込みを持っている。でも、それだけでは物足りない。だから、沿道で無言で応援してくれるものたちに感謝しなきゃ。

１年経って

秋葉原で起きた凄惨な殺傷事件から１年が経った。街は賑わいを取り戻しつつあるようだが、歩行者天国が再会されるのはまだ先だと言う。何より、大切な家族を突然奪われた方々の悲しみと、命を絶たれ、また傷つけられた犠牲者の方々の無念さや苦しみを思うと、犯人に対する怒りがこみ上げてくる。

だが、僕らにできることは彼を断罪することではないように思う。その理由によって彼の犯したことの責任が軽減されることは一切ないが、彼を追い込んだ背景の一つである「労働環境」は、果たして変わったのだろうか。

秋以降の不況の中、僕自身もそのことを忘れてしまっていた。その間、個人の能力にかかわらず、「切りやすさ」で人が減らされてきた。そしてその状況を「百年に一度だから」と黙認してきた。

緊急避難的に仕方がなかったという言い訳もあるだろうが、景気に底打ち感も見られて来た中で、果たしてそれが「よりよい答えだったのか」を検証する必要があるのではないか。いや、回復への道筋で、彼らが忘れ去られることはないだろうか…

彼の言い訳に過ぎないのかもしれないが、それでも、苦しんでいる人は確実にいる。そして僕らは、その現実と向き合わないといけない。

小さな変化

昨日、今日と、朝から散歩はしてみたけど、おとといの疲れがないという訳でもなく、それは眠気につながっているようだ。
現に、昨晩も記事をアップしようと操作している間に眠りについてしまったようだし、今も電車の中で時々うとうとしてしまう。

それでも、先月までに比べて体のキレは良くなっている。昨日も自転車で買い物に行く途中の坂を、スイスイとまではいかないけど、息もあがらずに登った。こんな実感の積み重ねが、継続の糧となるんだな。

さて、本来の目的の方も準備を進めないと…

装飾

乗り換えた電車の吊革に、紫陽花の造花が添えられていた。目的地の八景島で、今日から28日まで「八景島あじさい祭」という催しがあるようで、それにあわせて広告類も紫陽花の写真に置き換わっている。

せっかくの雨だから、少し楽しんでいってみようか…と、そんな余裕があるかはわからないのだが。

余裕といえば、こんな電車に通勤で乗るとしたら、ちょっと考えてしまうかな。いや、そんなことも楽しんでしまえばいい。

意識

平日と休日では、かなりルールが異なる。考えるまでもなく、人の行動パターンの違いによるものなのだろう。

休日は女性専用車の運用はないが、それでもこれらの表示類の効果なのか、この場所で次の電車を待つのは女性の方が多い気がする。いや、むしろ効果は男性に現れているのかもしれない。ここで電車を待つのは、何ら問題がないとわかっていながら気が引ける。
まあ、後から乗ってくる人はお構いなしのようで、取り立ててどうこうということもないのかもしれない。

昨日朝から歩いた効果は、一晩たったら消えてしまった。そんな繰り返しがずっと続くのだろうが、諦めずに歩き続けよう。

純白

今朝は出勤前に１時間ほど散歩をしてきた。

運動らしいことは、休日の朝の散歩くらいしかしていないので、停滞期を脱するためには平日に何かしなければならないと思い、行き帰りのひと駅を歩いたりしているものの、「やらないよりはまし」程度なのだろう。

さて、この時期だからあちこちに咲く紫陽花に目がいく。そして、今更ながらその種類の多さを知る。
今朝も何種類かを見かけたが、中でもこの白いのが印象的だった。
白いウェディングドレスを着た花嫁さんに似合いそうだ。

そう、今月はジューンブライドの月だったか。僕には縁遠いものだが、いくつもの幸せが生まれたらいいな。

まいご

今朝、塀に置かれたぬいぐるみに目が止まった。

多分、道に落ちていたのを誰かが拾って置いていったのだろう。そこには、ほんの小さな、しかし確かな優しさがあった。

くりくりっとしたぬいぐるみの瞳に、早く持ち主が現れることを祈った。明日は雨のようだし…

目標

何でもいい、目標を持つと気持ちが続く。

今までも、運動のために歩くことはあったが、それで何をしたいかはなくて、ただ、だらだらと歩くだけだった。
今、２つの目標を心の中に掲げて歩いている。明確な数値目標にはなかなか届かないし、もう１つの方も漠然としている。

そんな中、もう１つ目標を追加した。「目標倒れ」も心配されるが、そちらの目標はすでに倒れているようなものなので、心配はない。

さて、そろそろ踊場を離れないといけない。