あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

いっぷく

2007-11-23 00:00:39 | つれづれ
このところ、夜遅く朝早い日々が続いていた。
そんなに気張らなくてもいいのに、何がそうさせているのか、せわしく動いていた。

暖房の聞いた室内での会議。ただでさえ眠いのに、食後でなくても安眠に誘われる。だが、何とかその悪魔のような暖かさを我慢し、一日を終える。

今日こそは早く寝ようかな・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生物として

2007-11-21 23:58:57 | つれづれ
以前参加した勉強会で、同席した方に紹介された一冊の本。福岡伸一さんの「生物の無生物のあいだ」を、ようやく読み終えた。といっても、読み始めてすぐ、土砂降りの雨の中、カバンの中でたっぷり水を吸ってしまったため、乾かすのにずいぶんと時間をとってしまったのが、読了が遅れた原因である。

生物学の歴史を彩る華やかな業績の影で、スポットライトを浴びることなく研究を続けた人たちのことや、自らが日々研究を進めていく様子が、美しい文章で綴られている。それは、「この人、本当に生物学者?」っていうくらいに、引き込まれる魅力的な文章である。おかげで、今まで開くことのなかった扉の内側に入り、その魅力の一端を知ることができた。

僕自身、たまに自分が「生かされている」ということを思う。
誰もが、それぞれの役割を演じるために生きているのだと…そう、『青い鳥』の天使たちのように…

あの時、再会を誓っただろう相手には、もう出会えたのだろうか?
生物学の神秘は、そんな出会いのように偶然であり、また必然でもある。

ここにいる僕は、誰とも違う僕であるということを噛み締めながら思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女神

2007-11-20 22:46:27 | つれづれ
日に日に増す寒さに抗うという訳でもないだろうが、街なかにはイルミネーションが溢れ始めている。そう、もうすぐクリスマスなんだなあ…

久しぶりに寄った自由が丘。駅前に立つ女神も青白い輝きに彩られている。冷たいイメージの青も、何となく暖かく感じられるのはなぜだろうか…

ふと、去年の暮れに何度か訪れた、有楽町西武のクリスマスツリーを思い出した。輝くツリーから流れるドリカムのメロディーと、ハートが浮かぶ暖かいラテに、恋への距離が近づいたような気がしていた。が、その時と同じく、今も一人イルミネーションの下に立っている。

恋への距離は縮まらないけど、多分立ち位置は去年とは違う。まあ、あまり欲を張らないほうがいいだろう…

そういえば、もうすぐドリカムの新しいアルバムが出る。悲しみの底から歩き始める彼女と、彼女を支える中村さんはじめ仲間の人たちが紡ぎ出す曲に夢を見させてもらおう。叶わない夢でもいいから…
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

涙の量

2007-11-18 20:13:39 | つれづれ
実は一週間前にパソコンが止まってしまった。

携帯でも代用できることもあるが、メールを打つのも女子高生のような腕前がないともどかしい。
結局、予定外の出費をしてしまうことになった…

さて、毎週楽しみにしている「ちりとてちん」だが、先週も涙あり、笑いありで楽しく見ていた。
小草若が枕で「寿限無」に拘る理由を話し、泣きじゃくりながら「じゅげむじゅげむ・・・」と本題で噺すシーンで、僕の眼からも止め処なく涙があふれてきた。
そしてその後、慌てる徒然亭一門の脇から高座に上がったのは・・・

そう、妹が来てあらすじを聞かれて話をし始めた途端、また涙が出てきてしまい、「どうしたの?」と言われてしまった。

もしかしたら、涙腺が壊れているのかもしれないと思う時がある。そして、人間が一生に流す涙の量を思ってみる。

実生活で涙を流すことがない分、まだまだ量はあるのだろうか…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

記憶

2007-11-13 07:04:28 | つれづれ
先日「星新一 一〇〇一話を作った人」を読み終え、彼の本を読み直してみようと思った。
書店で手に取った一冊は「きまぐれロボット」
ページを進めて行くにつれ、次の本を求め続けたあの頃を思い出した。ただ、少し毒が足りない?と思ったが、谷川俊太郎さんの解説で、子ども向けの作品であることを知り、納得した。

ただ、心に引っ掛かる何がが足りないように感じる…が、星さんが意図的にそれを排していたこと、そして、本来はまとめて読むものではなく、それぞれ独で発表されたことを考えてみると、また違った感じ方がある。

歩道脇のいちょうが、少しずつ色づきはじめている。僕らが「秋」を思い出すのは、その葉の一枚、木の一本ではなく、それらが集まって奏でる「彩り」なんだと思う。

そう、僕の記憶の中の「星新一」も、彼の作品全てが醸し出す彩りに包まれている…

さて、僕のこの秋を彩るのは、なんだろう…
それは色鉛筆でなく、自分自身が描いていくものだということは、わかっているけれど…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天高く

2007-11-05 23:47:13 | つれづれ
星新一氏の本を読んだのは、中学から高校にかけてだったと思う。
はじめは兄が読んでいたのを借り、自分で買ったものもあった。
けど、どんな話だったかが思い出せない…

先日の旅に持参した、最相葉月さんの「星新一 一〇〇一話を作った人」を、今日読み終えた。
人気作家が、その人気の影で苦しんでいるという話はよく聞く。だが、星さんの苦しみは、作家としてのものだけでなく、生い立ちから生涯続いた苦しみもあった。
最相さんは、星さんの足跡を遺族の方の了承を得ての遺品整理や、また星さんと関係のある130人以上の方々へのインタビューを通じ、彼の生涯を綴られた。
有名ではあるが、会った事もない人のことを、ここまで克明に描くことができるのは、彼女の才能…もあるだろうが、それよりも、描く対象に向けた、彼女なりの愛があってのことだろう。500ページを越える大作だが、おススメである。

人物を描くノンフィクションは、あまり読んだことがない。でも、この本は今までに読んだこうした本の中で、もう一冊と共に僕の心の中に残る作品となるだろう。
ちなみにその一冊は、映画監督の是枝裕和さんが書かれた「しかし…ある福祉高級官僚 死への軌跡」という本だ。今はタイトルを「官僚はなぜ死を選んだのか」と変え、文庫版として書店に並んでいる。
どちらの本にも共通しているのは、まるで眼の前にその対象がいるような錯覚に陥ることだ。発した言葉や様子など、ノンフィクションとはいえ、そうした想像部分は許されると思う。

星新一さんの人となりを知り、改めて彼の作品を読んでみたいと思う。
そう、今は「読書の秋」なんだから…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2007-11-04 23:45:25 | つれづれ
休みの日の夜は、何だかワクワクする。
まあ、日曜の夜は食べ物を喉に詰まらせてしまう(?)ので、
ちょっとブルーになるが…

寒さの訪れと共に、夜がやってくる時間も早くなる。
もう夕方も5時を過ぎると、すっかり暗くなってしまう。
でも、輝くイルミネーションや赤提灯に心が躍る・・・

そう、都会でなくても、家族の団らんに温もりを感じる。
えっ、「家族の団らん」って、嬉しいのだろうか、それとも鬱陶しいのか?
そんな団らんの場が、最近ないなあ~と思いつつ、夜空を見上げる。

ちょうど境目を写そうと思っていたら、移動中にすっかり日が落ちてしまった。
とりあえず、先日飛行機から撮った空を載せておこう!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2007-11-02 23:52:43 | つれづれ
人と人との関係は、鏡を見るようなものだと表現されることがある。

自分が近づけば相手も近づくし、その逆も真である。
だがその表現は単に表面的なことを言っているのではない。

「人と向き合うとき、相手の中に自分を見る」というのが、
その真意なのだろう…
そして、「鏡」という仕切りを越えたところに、
僕らの追い求めているものがあるのかもしれない・・・

そんな期待を胸に、鏡の前に近づこうとしてみた。
けれども、鏡の中に映る姿はどんどん遠ざかっていく。

現実の世界は、そんなに甘くないのだろう。

帰り道、乗換駅の反対側ホームから大声が聞こえてきた。
酔っ払ったおじさんが誰かに向かって怒鳴っていた。

「喧嘩はしたくない…」と、人との関わり合いを避けてきた
自分の姿が、その中に見えたような気がした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする