あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

垣間見られる

2015-02-04 22:54:36 | 憤る
今日の衆議院予算委員会での質疑応答を断片的にだが視た。

野党議員の質問に対する安倍首相の回答は、記者団を前にしての話とほぼ一緒な感じがした。それは、野党議員の質問が鈍いというよりも、ただひたすらそれだけを繰り返すことで突っぱねようとする思惑が垣間見られた。それは、時々質問の端々に反応し敵意をむき出しにして反論する際の表情や声の違いからも推察された。

また、細野豪志氏による「靖国神社には戦争指導者が合祀されているか」と、先の戦争で「国策を誤ったことを認めるか」という質問に対し、安倍氏はその質問を迂回するような言葉を延々と並べ、明確な答えを避けていた。まあ、だからかれを「歴史修正主義者」と決めつけるのも突飛だなと思いつつ、そこに彼が後ろめたさを感じているのだろうかと思われる質疑だった。

広告代理店などが安倍氏を支えているという話を目にしたことがあるが、相手の質問に対し真正面から答えずにはぐらかすという手法もそうした彼の側近が考えているのだろうけど、さすがにICレコーダーのようにはいかず、感情を逆撫でされた際には彼の人となりが現れる。そこは僕ら一般人も同じだけど、彼は首相だ。だから、とても淋しい。

安倍氏が考える「在外邦人を守る」というのは、自衛隊がハリウッド映画ばりに活躍する様子を指すのだろうか。自称イスラム国による殺人事件を機に、安倍氏と同様の考えを持つ人も出てきている。それでも、改めて日本の平和主義を立て直す必要があると考える人も多い。

「積極的平和主義」という言葉を、安倍氏が考えるものとは違う形で、草の根レベルで平和を積み上げていくような形で実現させることができたらと、改めて思う。
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